タイトル

開講年度 開講学部等
2025 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 火9~10 講読 9.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1012314011 日本文学基礎講読(近世)[Basic Readings in Japanese Literature (Early-Modern)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
尾崎 千佳[OZAKI Chika]
担当教員[ローマ字表記]
尾崎 千佳 [OZAKI Chika]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
上田秋成作の読本『雨月物語』を精読する。学生が『雨月物語』および近世小説史をめぐる文学史的知識を習得するとともに、古典を原文で正しく解釈できる能力を養成する。
授業の到達目標
古典文学作品中の語意について、頭注を手がかりとして注釈できるようになり、文脈の大意を解釈できるようになる。近世の日本文学が、古典・故事の摂取の上に成り立ち、近現代の小説とは異なる世界観を備えていることを理解する。テキストの「読みの手引き」や発表者の意見をふまえて、自分なりの意見を持ち、積極的な意見交換ができるようになる。
授業計画
【全体】
冒頭3回は、授業の進め方について説明したうえで、『雨月物語』とそれをとりまく文学的環境に関して講述する。4回目以降は、受講者が一場面ずつ担当し、テキストを手がかりに、語注・通釈を口頭発表する。発表者の発表内容をふまえつつ、各場面の問題点について、受講者全員で討議する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 導入・講義(1) 授業の到達目標及び概要の説明 配布プリント復習(2時間)
第2回 講義(2) 上田秋成と『雨月物語』 テキスト「解説」予習(4時間)
第3回 講義(3) 近世小説史の展開と『雨月物語』 テキスト「解説」予習(4時間)
第4回 発表(1)
「浅茅が宿」〔一〕講読―勝四郎の人物造型― 担当者は発表レジュメを用意し(12時間)、それ以外の受講生は当該箇所を読んでくること(4時間)
第5回 発表(2) 「浅茅が宿」〔二〕講読―宮木の人物造型― 担当者は発表レジュメを用意し(12時間)、それ以外の受講生は当該箇所を読んでくること(4時間)
第6回 発表(3) 「浅茅が宿」〔三〕講読―「浅茅が宿」の舞台設定― 担当者は発表レジュメを用意し(12時間)、それ以外の受講生は当該箇所を読んでくること(4時間)
第7回 発表(4) 「浅茅が宿」〔四〕講読―「浅茅が宿」の時間軸― 担当者は発表レジュメを用意し(12時間)、それ以外の受講生は当該箇所を読んでくること(4時間)
第8回 発表(5) 「浅茅が宿」〔五〕講読―「浅茅が宿」の文体― 担当者は発表レジュメを用意し(12時間)、それ以外の受講生は当該箇所を読んでくること(4時間)
第9回 発表(6) 「浅茅が宿」〔六〕講読―「浅茅が宿」の表現― 担当者は発表レジュメを用意し(12時間)、それ以外の受講生は当該箇所を読んでくること(4時間)
第10回 発表(7) 「浅茅が宿」〔七〕講読―「浅茅が宿」と『源氏物語』― 担当者は発表レジュメを用意し(12時間)、それ以外の受講生は当該箇所を読んでくること(4時間)
第11回 発表(8) 「浅茅が宿」〔八〕講読―「浅茅が宿」と『剪灯新話』― 担当者は発表レジュメを用意し(12時間)、それ以外の受講生は当該箇所を読んでくること(4時間)
第12回 発表(9) 「浅茅が宿」〔九〕講読―「浅茅が宿」の構成― 担当者は発表レジュメを用意し(12時間)、それ以外の受講生は当該箇所を読んでくること(4時間)
第13回 発表(10) 「浅茅が宿」〔九〕講読―「浅茅が宿」と手児女伝説― 担当者は発表レジュメを用意し(12時間)、それ以外の受講生は当該箇所を読んでくること(4時間)
第14回 発表(11) 「浅茅が宿」〔十〕講読―「浅茅が宿」と『万葉集』― 担当者は発表レジュメを用意し(12時間)、それ以外の受講生は当該箇所を読んでくること(4時間)
第15回 まとめ 「浅茅が宿」の主題―男性文学としての「浅茅が宿」― 発表レジュメを修正すること(8時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: --% D: 70%
成績評価法
授業内発表の資料、授業内発表のプレゼンテーション、学期末のレポートで評価します。
授業内発表の資料50% 授業内発表のプレゼンテーション30% 学期末のレポート20%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用せず、プリントを配布する。
参考書にかかわる情報
備考
授業時に随時紹介する。
メッセージ
キーワード
上田秋成 雨月物語
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
日本文学史(近世)
履修条件
連絡先
研究室:人文506 電話:083-933-5257 E-mail:ozaki@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
火曜14:20-16:00

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