開講年度
開講学部等
2025
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
火3~4
講読
9.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1012314012
日本文学基礎講読(近代)[Basic Readings in Japanese Literature (Modern)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
野坂 昭雄[NOSAKA Akio]
ー
担当教員[ローマ字表記]
野坂 昭雄 [NOSAKA Akio]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
時間をかけて一つの作品を読み、その理解を深める経験を通して、文学研究の面白さに触れることを目的とします。
授業では、近代の代表的な文学者である夏目漱石の『三四郎』を精読します。
授業の到達目標
・作品を読む上で必要な知識、語彙力があり、作品の内容をきちんと理解できる。
・文脈や登場人物の関係、心情などを考えることができる。
・自ら疑問を見つけ、資料等を探して調査することにより、疑問を解決することができる。
授業計画
【全体】
最初に教員が夏目漱石について紹介し、読解の方法や参考となる文献を説明します。第三回以降は、受講者の中から担当を決め、各回に一章ずつ担当者がプリントを作成し、語釈をしながら、物語の状況や登場人物などについて説明を加えていきます。その後、受講生全員で発表内容および担当箇所について検討を加え、質疑応答を行います。また教員は、適宜内容について説明を加え、受講生の読解の手助けをします。
なお受講生は必ず事前に担当箇所を精読し、わからない語句・気になる箇所などについて調べ、Moodle を使って疑問点や気づいた点をコメントしなければなりません。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
概説(1) 授業の進め方について
授業の進め方を説明し、担当者を決める
受講者は、開講前にできるだけ『三四郎』を読んでおいてください。「青空文庫」(Web)でも読めます。(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第2回
概説(2) 夏目漱石と『三四郎』について
漱石の略歴などを説明する
夏目漱石について国語便覧等を読んで調べておくこと(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第3回
『三四郎』第一章――東京に出るまで
第一章についての発表とディスカッション
第一章を精読し、不明な語彙等を調べておくこと。Moodleの課題提出、受講生のコメントのチェック(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第4回
『三四郎』第二章――美禰子との出会い
第二章についての発表とディスカッション
第二章を精読し、不明な語彙等を調べておくこと。Moodleの課題提出、受講生のコメントのチェック(準備学修に必要な学修時間の目安:4時間)
第5回
『三四郎』第三章――大学生活の始まり
第三章についての発表とディスカッション
第三章を精読し、不明な語彙等を調べておくこと。Moodleの課題提出、受講生のコメントのチェック(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第6回
『三四郎』第四章――広田先生
第四章についての発表とディスカッション
第四章を精読し、不明な語彙等を調べておくこと。Moodleの課題提出、受講生のコメントのチェック(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第7回
『三四郎』第五章――迷える子
第五章についての発表とディスカッション
第五章を精読し、不明な語彙等を調べておくこと。Moodleの課題提出、受講生のコメントのチェック(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第8回
『三四郎』第六章――イブセンの女
第六章についての発表とディスカッション
第六章を精読し、不明な語彙等を調べておくこと。Moodleの課題提出、受講生のコメントのチェック(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第9回
『三四郎』第七章――露悪家
第七章についての発表とディスカッション
第七章を精読し、不明な語彙等を調べておくこと。Moodleの課題提出、受講生のコメントのチェック(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第10回
『三四郎』第八章――丹青会の展覧会
第八章についての発表とディスカッション
第八章を精読し、不明な語彙等を調べておくこと。Moodleの課題提出、受講生のコメントのチェック(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第11回
『三四郎』第九章――ヘリオトロープ
第九章についての発表とディスカッション
第九章を精読し、不明な語彙等を調べておくこと。Moodleの課題提出、受講生のコメントのチェック(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第12回
『三四郎』第十章――美禰子の画
第十章についての発表とディスカッション
第十章を精読し、不明な語彙等を調べておくこと。Moodleの課題提出、受講生のコメントのチェック(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第13回
『三四郎』第十一章――夢の中の女
第十一章についての発表とディスカッション
第十一章を精読し、不明な語彙等を調べておくこと。Moodleの課題提出、受講生のコメントのチェック(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第14回
『三四郎』第十二章――演芸会
第十二章についての発表とディスカッション
第十二章を精読し、不明な語彙等を調べておくこと。Moodleの課題提出、受講生のコメントのチェック(準備学修に必要な時間の目安:4時間)
第15回
『三四郎』第十三章――画の完成
最終章についての発表とディスカッション
第十三章を精読し、不明な語彙等を調べておくこと。Moodleの課題提出、振り返り、レポートの準備等(学修に必要な時間の目安:4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 50% C: --% D: 40%
成績評価法
授業内の発表(未発表者は期末レポート)と授業への参加度により評価します。
授業内の発表(期末レポート) 60%、授業への参加度 40%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
三四郎(新潮文庫)
ISBN
9784101010045
著者名
夏目漱石
出版社
新潮社
出版年
1948
備考
テキストは、ページ数や注の内容が同じとなるよう、新潮文庫版『三四郎』(374円)を購入してください。古い版、また他の出版社のものを持っている学生も、購入する必要があります。文栄堂山大前店に発注しています。
参考書にかかわる情報
備考
授業内で適宜指示します。
メッセージ
Moodleを使っての課題提出が必須です。また積極的に授業に取り組むことが求められます。毎回、質問を考えておくこと。どんな質問が良い質問なのか、考えながら授業に取り組んでみて下さい。
また、毎回授業終わりに書いてもらうリアクション・ペーパーは、ペンネームで書いてもらい、受講者で共有します。
キーワード
近代文学、夏目漱石、三四郎
持続可能な開発目標(SDGs)
関連科目
履修条件
連絡先
anosaka●yamaguchi-u.ac.jp
(メール送信の際は●を@に変えて下さい)
オフィスアワー
オフィスアワーは特に設けませんが、研究室にて、適宜授業の質問・相談などに応じます。
授業の後、あるいはメールにてアポイントメントを取ってください。
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