タイトル

開講年度 開講学部等
2025 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金5~6 講義 1.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1012315004 比較文化概説[Introduction to Comparative Culture] 英語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
KATERYNA OLHA[KATERYNA Olha]
担当教員[ローマ字表記]
KATERYNA OLHA [KATERYNA Olha]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
日本と他の国々の文化の具体的な事例に則って、比較文化の方法について講義する。又は文化の深層にある宗教と信念、言語と世界観の関係、個人と他者の概念について講義する。
授業の到達目標
文化についての現代の基本概念を学び、主に欧米の文学作品を比較することで多様な文化について理解する。講義で学んだ概念や実例を応用して自分なりに文学作品や文化事象を比較し考えることができる。文学などに描き出される欧米文化の多様性への関心を高める。
授業計画
【全体】
講義を中心とした授業を行う。毎回授業の前に配布するコメントカードによる授業内容に対する質問に答え、授業計画に沿って講義を進める。
最初の授業ではレポートのテーマリストを配る。受講生が興味のあるテーマを4つ選び、それらについてミニレポートを3つ(Q3に2つ、Q4に1つ)と期末レポートを1つ書く。参考書を授業で紹介する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 第1回:紹介 Class introduction and overview. The definition of culture. 授業の紹介と概要。文化の定義。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。ミニレポートを書く。(4時間程度)
第2回 第2回:アイデンティティ Sources of identity: religion, class, gender, race/skin color and identity, national identity. Culture as a context for communication. アイデンティティの源泉:宗教、階級、ジェンダー、人種・肌の色とアイデンティティ、国民的アイデンティティ。コミュニケーションの文脈としての文化。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。ミニレポートを書く。(4時間程度)
第3回 第3回:異文化コミュニケーション Barriers to intercultural communication: assuming similarity instead of difference, stereotypes, prejudice. 異文化間コミュニケーションの障壁:類似性の想定、固定概念、偏見。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。ミニレポートを書く。(4時間程度)
第4回 第4回:認識 Context and perception: high vs. low context, differences in perception. 文脈と認識:高・低文脈の文化、認識による違い。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。ミニレポートを書く。(4時間程度)
第5回 第5回:非言語コミュニケーション Nonverbal communication. Functions and types of nonverbal communication. 非言語コミュニケーション。機能と種類。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。ミニレポートを書く。(4時間程度)
第6回 第6回:言語① Language: Sapir-Whorf hypothesis and its criticism. 言語①:サピア=ウォーフの仮説とその批判。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。ミニレポートを書く。(4時間程度)
第7回 第7回:言語② Language: Translation problems. Different types of equivalence. 言語②:翻訳の問題。等価の様々な種類。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。ミニレポートを書く。(4時間程度)
第8回 第8回:言語③ Language as nationalism. The spread of English. 言語③:言語とナショナリズム。英語の普及。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。ミニレポートを書く。(4時間程度)
第9回 第9回:次元 Dimensions of nation-state countries. The Hofstede dimensions. 国民国家の「次元」。ホフステードの6次元モデル。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。ミニレポートを書く。(4時間程度)
第10回 第10回:宗教① Religion and identity. Christianity and its impact on the western world. Religion and self. 宗教とアイデンティティ。キリスト教と西洋世界への影響。宗教と自己。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。ミニレポートを書く。(4時間程度)
第11回 第11回:宗教② Islamic and Christian art. Impact of christianity on art and literature. イスラム教とキリスト教の違い。美術と文学への影響。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。期末レポートを書く。(4時間程度)
第12回 第12回:ジェンダー① Culture and gender. Status of women: timeline and comparison of individual countries. 文化とジェンダー。女性の社会的な地位:歴史と各国の比較。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。期末レポートを書く。(4時間程度)
第13回 第13回:ジェンダー② Culture and gender. Marriage, gender expression and communication. Gender-sensitive language. 文化とジェンダー。結婚、ジェンダー表現とコミュニケーション。ジェンダーに敏感な言語。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。期末レポートを書く。(4時間程度)
第14回 第14回:文化の中の文化 Cultures within cultures: immigration and national identity, multiculturalism, indigenous cultures. 文化の中の文化:移民と国民的アイデンティティ、多文化主義、先住民の文化。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。期末レポートを書く。(4時間程度)
第15回 第15回:文化間の接触 Contact between cultures. Cultural hegemony and cultural appropriation. Challenges to cross-cultural communication. 文化間の接触。文化ヘゲモニーと文化の盗用。異文化コミュニケーションへの挑戦。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。期末レポートを書く。(4時間程度)
第16回 復習 Review. Future challenges. 復習。将来の挑戦。 配布した講義資料や参考書を参照し復習をする。期末レポートを書く。(4時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 10% D: --%
成績評価法
授業外のレポートと期末レポートで評価します。
授業外のレポート(3回):60% 期末レポート:40%
教科書にかかわる情報
備考
プリントを配布する
参考書にかかわる情報
備考
授業で紹介する
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
履修条件
連絡先
kateryna@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日 13:00-14:00
金曜日 12:00-13:00

ページの先頭へ