タイトル

開講年度 開講学部等
2025 人文学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金9~10 講義 2.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1012510002 自然地理学[Physical Geography] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
楮原 京子[KAGOHARA Kyoko]
担当教員[ローマ字表記]
楮原 京子 [KAGOHARA Kyoko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
授業では地形の成り立ちを通じて,その地域の地形形成環境を理解する.さらに,地形形成環境の復元から,諸地域に起こりうる自然災害や環境問題,生活基盤としての土地とそこで暮らす人々との関わりについて触れる.
授業の到達目標
地形の形成プロセスに関して系統的に理解し,特に日本の地形環境については他者に説明できる.自然環境としての地形とその形成に関わる基本的なプロセスを理解し,諸地域の地形特徴や発達を類推できる応用力を持てるようにする.自然環境から,諸地域に起こりうる自然災害や環境問題,土地とそこで暮らす人々との関わりについて関心,意欲を持てるようにする.
授業計画
【全体】
第四紀における地球環境の変遷を概説し,地形とその形成に関わる基本的なプロセスについて事例を交えて紹介する.地理にかかわる事象の意味や意義,特色や相互の関連を,位置や分布,相互依存関係,地域などに着目して考察する力を養うことに資する.
担当形態:単独
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス 授業のねらい,進め方,成績評価について シラバスを読んで授業の流れを掴む。配付資料を読み返し,復習する
(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 地球の姿と成り立ち 地形とはなにか
地形の空間的規模と時間規模
配付した講義資料やテキスト・参考書を参照し予習・復習を行う(学修時間の目安:4時間以上)。
小テストを行います
第3回 大地形とプレートテクトニクス 大地形の特徴と形成プロセス 配付した講義資料やテキスト・参考書を参照し予習・復習を行う(学修時間の目安:4時間以上)。 小テストを行います
第4回 世界の気候 大地形の特徴と形成プロセス
配付した講義資料やテキスト・参考書を参照して予習・復習し,WebGISを用いてこの回で学んだ地形を調べてまとめる.
(学修時間の目安:4時間以上)
小テストを行います
第5回 第四紀における気候変動 第四紀の気候変動の特徴とそれが生じた背景 配付した講義資料やテキスト・参考書を参照して予習・復習し,WebGISを用いてこの回で学んだ地形を調べてまとめる.
(学修時間の目安:4時間以上)
小テストを行います
第6回 風化と土壌 風化作用・気候・土壌の関連性 配付した講義資料やテキスト・参考書を参照して予習・復習し,WebGISを用いてこの回で学んだ地形を調べてまとめる.
(学修時間の目安:4時間以上)
小テストを行います
第7回 流水が作る地形 侵食(流水)の特徴と形成プロセス 配付した講義資料やテキスト・参考書を参照して予習・復習し,WebGISを用いてこの回で学んだ地形を調べてまとめる.
(学修時間の目安:4時間以上)
小テストを行います
第8回 河川が作る地形1 河成段丘の特徴と形成プロセス 配付した講義資料やテキスト・参考書を参照して予習・復習し,WebGISを用いてこの回で学んだ地形を調べてまとめる.
(学修時間の目安:4時間以上)
小テストを行います
第9回 河川が作る地形2 沖積平野の特徴と形成プロセス 配付した講義資料やテキスト・参考書を参照して予習・復習し,WebGISを用いてこの回で学んだ地形を調べてまとめる.
(学修時間の目安:4時間以上)
小テストを行います
第10回 海岸の地形 岩石海岸・砂浜海岸にみられる地形とその形成プロセス 配付した講義資料やテキスト・参考書を参照して予習・復習し,WebGISを用いてこの回で学んだ地形を調べてまとめる.
(学修時間の目安:4時間以上)
小テストを行います
第11回 地震活動がつくる地形 地震活動の様式と変動地形との関係 配付した講義資料やテキスト・参考書を参照して予習・復習し,WebGISを用いてこの回で学んだ地形を調べてまとめる.
(学修時間の目安:4時間以上)
小テストを行います
第12回 火山活動がつくる地形 火山活動の様式と火山地形との関連性 配付した講義資料やテキスト・参考書を参照して予習・復習し,WebGISを用いてこの回で学んだ地形を調べてまとめる.
(学修時間の目安:4時間以上)
小テストを行います
第13回 乾燥〜半乾燥地域の地形 風による地形の特徴と形成プロセス 配付した講義資料やテキスト・参考書を参照して予習・復習し,WebGISを用いてこの回で学んだ地形を調べてまとめる.
(学修時間の目安:4時間以上)
小テストを行います
第14回 寒冷地域の地形 氷河および周氷河作用による地形の特徴と形成プロセス 配付した講義資料やテキスト・参考書を参照して予習・復習し,WebGISを用いてこの回で学んだ地形を調べてまとめる.
(学修時間の目安:4時間以上)
小テストを行います
第15回 総括 地形からみた自然環境と人間との関わり方 配付した講義資料やテキスト・参考書を参照して予習・復習し,WebGISを用いてこの回で学んだ地形を調べてまとめる.
(学修時間の目安:4時間以上)
小テストを行います
第16回 定期試験 授業の到達目標に対する、到達度を問う. 授業の到達目標を参考に、講義資料やテキスト・参考書を用いて、授業内容を整理しておくこと.
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: --% C: 15% D: --%
成績評価法
小テスト、授業内のレポート、学期末の筆記テストで評価します。
小テスト 30%、授業内のレポート 20%、学期末の筆記テスト 50%
教科書にかかわる情報
備考
内容に応じて,適宜,資料を配布します.
参考書にかかわる情報
参考書 書名 写真と図でみる地形学 ISBN 9784130627306
著者名 貝塚爽平 [ほか] 編 出版社 東京大学出版会 出版年 2019
参考書 書名 みわたす・つなげる自然地理学 ISBN 9784772281201
著者名 小野映介, 吉田圭一郎編 出版社 古今書院 出版年 2021
参考書 書名 はじめての自然地理学 ISBN 9784772271486
著者名 吉田英嗣著 出版社 古今書院 出版年 2019
備考
メッセージ
聞き慣れない言葉の意味を分からないままにしないこと.説明を聞くときは想像力を働かせること.
キーワード
地形,日本列島,地殻変動,海面変化,環境変遷
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 住み続けられるまちづくりを
  • 気候変動に具体的な対策を
  • Life on land
(持続可能な都市)包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
履修条件
連絡先
k-kago@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜13時〜15時
事前にメール等にて連絡を下さい。

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