開講年度
開講学部等
2025
人文学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
火7~8
講義
2.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1012510010
図書館基礎特論[Advanced Lecture in Library and Information Science]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
伊東 達也[ITOH Tatsuya]
ー
担当教員[ローマ字表記]
伊東 達也 [ITOH Tatsuya]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
必修の各科目で学んだ内容を発展的に学習し、理解を深める観点から、図書館情報資源および図書・図書館史に関する領域の課題を選択し、講義や演習を行う。
学術的な資料や郷土資料を扱う図書館では、日本の古典籍(和本)についての知識(和本リテラシー)が不可欠である。書物そのものの成立過程やその流通・普及についての知識とともに、メディアの変遷史を軸に図書館や出版流通の歴史にも言及しつつ講義する。
公立図書館で司書として勤務経験のある教員が、図書館の現状を交えて解説する。
授業の到達目標
司書の専門知識としての「和本リテラシー」を獲得する。
古典籍を中心とした情報メディアの発達・普及過程について理解し、そこから現代の図書館サービスについての自身の見解を得られる。
授業計画
【全体】
司書の専門知識である「和本リテラシー」を身につけるために必要な講義と演習を行います。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
書誌学概論(1)
総説および授業の概要・到達目標の解説
書誌学の目的と対象
和本リテラシーと変体仮名
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第2回
書誌学概論(2)
古典籍を見る
大きさと装丁
外題と内題
版式・写式・文字・絵
刊記・奥書・書入・蔵書印等
書誌データベース、参考文献
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第3回
書誌学概論(3)
古典籍を知る
紙その他の原材料
中国・朝鮮の書物と日本
古代・中世の写本と蔵書:寺院
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第4回
書誌学概論(4)
古典籍を知る
古代・中世の写本と蔵書:公家・武家
古代・中世の出版
古活字版
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第5回
書誌学概論(5)
古典籍を知る
近世初期・前期の出版
近世中期の出版
近世後期・幕末明治期の出版
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第6回
書誌学概論(6)
古典籍を知る
近世の写本と蔵書
近代の蔵書
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第7回
書誌学概論(7)
古典籍を知る
非書物形態の資料
図書館資料のなかの古典籍
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第8回
東アジア読書史(1)
(中国の図書の歴史)
紙の発明以前の図書と図書館
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第9回
東アジア読書史(2)
(中国の図書の歴史)
紙に書写した時代の図書と図書館
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第10回
東アジア読書史(3)
(中国の図書の歴史)
印刷時代の図書と図書館
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第11回
東アジア読書史(4)
(東アジア読書史)
図書の移動と読書の広がり
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第12回
日本読書史(1)
古代・中世の図書と読書
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第13回
日本読書史(2)
近世の図書と読書
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第14回
日本読書史(3)
都市の読書ネットワーク
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
第15回
総括
第1‐14回の内容の補足・総括
授業の進捗に合わせて参考文献や配布資料を読み、理解しておく。(事前学習2時間)
授業後、解説した資料を再度読み、内容についての理解を深める。(事後学習2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: --% D: --%
成績評価法
授業内課題(30%)、定期試験(70%)で評価します。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
書誌学入門 : 古典籍を見る・知る・読む
ISBN
9784585200017
著者名
堀川貴司著
出版社
勉誠出版
出版年
2010
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
和本のすすめ : 江戸を読み解くために
ISBN
9784004313366
著者名
中野三敏著
出版社
岩波書店
出版年
2011
参考書
書名
江戸の板本 : 書誌学談義
ISBN
9784006003395
著者名
中野三敏著
出版社
岩波書店
出版年
2015
参考書
書名
千年生きる書物の世界
ISBN
9784582767445
著者名
橋口侯之介著
出版社
平凡社
出版年
2011
参考書
書名
図書館ハンドブック = JLA librarian's handbook
ISBN
9784820416098
著者名
日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編
出版社
日本図書館協会
出版年
2016
備考
メッセージ
キーワード
書誌学、読書史、出版、印刷、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
図書・図書館史、図書館概論
履修条件
連絡先
人文学部507研究室(t.ito@yamaguchi-u.ac.jp)
オフィスアワー
【月曜日】9:00‐10:00
【火曜日】9:00‐12:00
【木曜日】9:00‐12:00
※いずれも事前連絡のこと
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