タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金9~10 講義 1.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021101202 心理学統計法[Statistics for Psychological Research] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
長谷 和久[NAGAYA Kazuhisa]
担当教員[ローマ字表記]
長谷 和久 [NAGAYA Kazuhisa]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
心理学は目に見えない「心」を実験や調査を通じて科学的に研究する学問である。こうした研究や調査で得られたデータの分析には統計学的分析が欠かせない。本科目では,講義だけでなく,実際に電卓を用いて統計学的分析について理解することを目的とする。
授業の到達目標
・基礎的な用語について説明することができる。統計的仮説検定の考え方を理解する。
・データに基づいた思考法を身につける。
・学んだことを自身の興味関心と結びつけて考えることができる。
・不明な点は積極的に質問,自習などで理解しようとする。
・収集されたデータを可視化し,その特徴を記述できる。統計的仮説検定について理解し,適切に使用できる。
授業計画
【全体】
この講義では,人間の心を対象とした研究に用いられる統計的分析手法のうち,基礎的な用語や分析方法について概説する。
具体的には,基礎的な用語を学んだ上で,記述統計,χ二乗検定,t検定,分散分析について,テストデータを用いて自分で実際に分析を実施しながら学ぶ。
担当形態:単独
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション 心理学になぜ統計が必要になるかについて説明する。 事前にテキストを読み,不明な点をリストアップしておく(目安 10時間)。
第2回 代表値と散布度 得られたデータの特徴を要約する代表値と散布度について学ぶ。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(目安 4時間以上)。
第3回 データの標準化 平均や分散が異なるデータの比較を可能にする標準化について学ぶ。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(目安 4時間以上)。
第4回 連関と相関 2つの変数の関連性の強さを表す共分散,相関係数,ファイ係数について学ぶ。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(目安 4時間以上)。
第5回 記述統計から推測統計へ 標本から母集団の性質を推測する推測統計の枠組みを理解する。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(目安 4時間以上)。
第6回 統計的仮説検定1 統計的仮説検定の考え方を知り,帰無仮説と対立仮説の概念について知る。また,仮説検定における2種類のエラーについて理解する。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(目安 4時間以上)。
第7回 統計的仮説検定2 統計的仮説検定に必要とされる正規分布の特徴および区間推定について学ぶ。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(目安 4時間以上)。
第8回 第1回小テスト 第1回から第7回までの授業内容の理解度をはかる小テストを実施する。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(小テストに向けた復習(目安 10時間))。
第9回 2変数の関連性の検定 χ二乗検定と相関係数の検定に基づいて質的変数と量的変数の関連性の有無に関する有意性検定を理解する。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(目安 4時間以上)。
第10回 2つの平均を比べる:独立な2群のt検定 独立した標本の平均を比較するt検定について学ぶ。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(目安 4時間以上)。
第11回 2つの平均を比べる:対応のあるt検定 対応のあるデータに対するt検定について学ぶ。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(目安 4時間以上)。
第12回 分散分析1 1要因参加者間計画の分散分析を通して,3条件以上の平均値の比較について理解する。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(目安 4時間以上)。
第13回 分散分析2 2要因参加者間計画・参加者内計画の分散分析について理解する。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(目安 4時間以上)。
第14回 分散分析3 2要因混合計画の分散分析について理解する。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(目安 4時間以上)。
第15回 第2回小テストと授業の振り返り 第9回から第14回までの授業内容の理解度をはかる小テストを実施し,授業の内容を振り返る。 授業計画に沿って,準備学
習及び復習を行う(小テストに向けた復習(目安 10時間))。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 5% B: 5% C: --% D: --%
成績評価法
授業への積極的参加(能動的な議論,挙手など):40%,小テスト:60%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 よくわかる心理統計 ISBN 9784623039999
著者名 山田剛史, 村井潤一郎著 出版社 ミネルヴァ書房 出版年 2004
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 ウォームアップ心理統計 ISBN 9784130121149
著者名 村井潤一郎, 柏木惠子著 出版社 東京大学出版会 出版年 2018
参考書 書名 心理統計学の基礎 ISBN 9784641121607
著者名 南風原朝和著 出版社 有斐閣 出版年 2002
備考
メッセージ
一部の授業では,デモデータや実際の回答データに対して分析を実施しますので,パソコンが必要になります。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 人や国の不平等をなくそう
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
関連科目
情報処理演習
履修条件
連絡先
メールアドレス:nagaya.k@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜日の9・10時限目
ご相談がある場合は前もって以下のアドレス宛に連絡をいただけますと幸いです。
nagaya.k@yamaguchi-u.ac.jp

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