開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木7~8
その他
5.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021101303
異文化学習論[Theory for Learning Cultures]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
石井 由理[ISHII Yuri]
ー
担当教員[ローマ字表記]
石井 由理 [ISHII Yuri]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
英語圏を含む異文化理解および異文化間コミュニケーションに関する理論や事象についての講義を行う。エクササイズ、討議、海外の大学生とのオンライン交流、留学生との交流などを適宜とり入れ、受講生による各事項に関する理解を深める。
授業の到達目標
授業への積極的な参加をとおして、英語が使われている地域を含んだ異文化理解に関する用語、概念、理論を理解し、それらを社会問題や日常生活に当てはめて考え、維持分の意見を理論的に述べることができる。
授業計画
【全体】
学習指導要領「外国語」に書かれている言語の背景にある文化を理解するために、異文化理解にかかわる様々な用語や概念、理論について、文献や新聞記事、ビデオを用いて解説する。適宜学生によるエクササイズや討議をとり入れ、学生が学んだ内容の理解を深め、外国の文化や社会背景と比較しながら自分自身を客観的に見つめることができるように、手ががりを与える。また、台湾の大学生(インドネシアが加わる可能性あり)と異文化化間理解の協働学習を実施する。
この授業は対面で実施する。(授業形態:単独)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
授業紹介
なぜ異文化理解か
中央教育審議会答申、学習指導要領に見る異文化理解の位置づけ
海外の大学生とのプロジェクトの説明
4時間程度の授業外課題
第2回
なぜ異文化理解か
異なる文化間で起きるミスコミュニケーションと学校(フランスの事例)
海外の大学生とのプロジェクトグループ分およびグループワーク
4時間程度の英文資料講読課題
海外の大学生への自己紹介を用意してくる
グループワークを進める
第3回
文化とは
前週の事例から文化とは何かを討議を通して考える
資料を読んでくる
海外の大学生とのプロジェクトを進める(4時間程度の学外学習)
第4回
文化とは
「文化」の意味をアメリカのIntercultural Communication教科書から学ぶ
英文資料を読んでくる
海外の大学生とのプロジェクト
を含む4時間以上の課題
第5回
アイデンティティー
英国社会とナショナルカリキュラムに見るアイデンティティの扱い
英文資料を読んでくる
海外の大学生とのプロジェクトを含む4時間以上の課題
第6回
クレオール文化
パプアニューギニア、カボベルデの事例文献講読。
資料を読んでくる
海外の大学生とのプロジェクトを含む4時間以上の課題
第7回
多文化社会
アメリカ合衆国の社会、文化的背景
資料を読んでくる
海外の大学生とのプロジェクトを含む4時間以上の課題
第8回
海外の大学生とのプロジェクト発表
グループごとに行ったプロジェクトの内容をスライドもしくはポスターにまとめて発表する
海外の大学生とのプロジェクトを含む4時間以上の課題。プレゼン資料の作成
第9回
多文化社会
中間試験、
学習した内容に関する復習を4時間以上かけてしてくる
第10回
多文化社会
アメリカの高校の他民族共生ビデオ
グループワークに関する振り返りを書いてくる。
4時間以上
第11回
多文化社会、エスノセントリズムとステレオタイプ
オーストラリアの社会、文化的背景
エスノセントリズムとステレオタイプ
資料を読んで予習してくるなど、4時間以上の学習をしてくる
身近にあるエスノセントリズムとステレオタイプを探してくる
第12回
エスノセントリズムとステレオタイプ、マスメディアの役割
マスメディアとインターカルチュラル・コミュニケーション
エスノセントリズムとステレオタイプに関するマスメディアの影響を考えてくる
資料を読んでくる
(4時間以上)
第13回
多文化共生社会の課題
コソボの小学校の事例
旧ユーゴスラヴィアやコソボに関する授業の資料を4時間以上読んでくる
第14回
多文化共生について留学生との意見交換
留学生との多文化共生についての意見交換
授業内容に関する4時間以上の課題
留学生の国について学んだことをレポートする
第15回
多文化共生の課題
学校における日本語支援が必要な子どもたち
やさしい日本語を考える
4時間以上をかけて授業の資料を読んでくる
第16回
学期末レポート
15週までに学んだことを用いて与えられた事例の分析をし、自らの考えを論じる
学習した内容と自分で調査したこと、考察したことをレポートに記述してくる(5時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 10% C: --% D: 10%
成績評価法
海外の大学生とのグループワークと発表5%、中間試験45%、学期末レポート50%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用せず、中央教育審議会答申(2016;1996)、National Curriculum in England(2008;2013)、Jandt, F.(2013) An
Introduction to Intercultural Communication, Thousand Oaks, SAGE.新聞記事などから適宜資料を配布する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
多文化・多言語主義の現在
ISBN
4409230263
著者名
西川長夫
出版社
人文書院
出版年
2000
参考書
書名
異文化コミュニケーション教育
ISBN
4874405584
著者名
青木順子
出版社
渓水社
出版年
1999
参考書
書名
マルチカルチュラル・オーストラリア
ISBN
4792330750
著者名
関根政美
出版社
成文堂
出版年
1996
参考書
書名
やさしい日本語
ISBN
9784004316176
著者名
庵功雄
出版社
岩波新書
出版年
2016
参考書
書名
異文化間教育とは何か
ISBN
9784874246733
著者名
西山教行・細川英雄・大木充
出版社
くろしお出版
出版年
2015
備考
メッセージ
国際理解教育はカリキュラム横断型で学ぶ教育であり、各教科にも関連しています。この授業では、学習指導要領にある、多様な角度から物事を見る力や多様な文化的背景をもった人々とコミュニケーションができる能力を伸ばせるように、取り組んでください。
キーワード
異文化間理解
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
国際理解教育論I、国際理解教育概説
履修条件
連絡先
教育学部C-336研究室,yuri@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
初回授業時に指示
ページの先頭へ