開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
金9~10
講義
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021102011
国文学基礎講読[Basic Readings in Japanese Literature]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
坂東 智子[BANDOH Tomoko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
坂東 智子 [BANDOH Tomoko]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
万葉集から新古今和歌集、さらには、近代短歌、現代短歌にいたる和歌史の流れを理解する。また、テキストを用いて和歌の技法や作品についての理解を深める。中でも、藤原俊成の歌論『古来風体抄』および俊成の残した和歌を適宜採り上げる。『古来風体抄』は日本最初の和歌史論といわれ、『古来風体抄』を読むことで、万葉集から新古今集までの和歌史を概観できる。俊成は新古今集の代表的な技法である「本歌取り」を本格的に実作し始めた最初の歌人である。俊成の「本歌取り」「本説取り」歌を読むことで、古典の受容から新しい和歌の創造への過程を追体験し、基本的な古典文学研究の技法を学んでいく。その過程で、学校教育における古典指導、古典和歌指導のあり方について自分なりの考えをもつことができる。
授業の到達目標
和歌史の流れや和歌の技法について理解した上で、作品について自己の見解を口頭や文章で表現することを通して日本の古典文学への理解と関心を持つことができる。
授業計画
【全体】
教科書『和歌のルール』にそいながら、和歌の技法10を理解することで、和歌史の流れを把握し、古典の授業から新しい和歌の創造への過程を追体験する。また、学校教育における古典指導、古典和歌指導のあり方について自分なりの考えを持つ。
授業形態:単独、<備考>グループワークを実施する場合がある。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
講義の目標と進め方、シラバスの説明、成績評価の方法
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第2回
和歌とは何か
日常語と和歌の違いについて考える
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第3回
技法にみる和歌史1
枕詞
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第4回
技法にみる和歌史2
序詞
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第5回
技法にみる和歌史3
見立て
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第6回
技法にみる和歌史4
掛詞
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第7回
技法にみる和歌史5
縁語
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第8回
「楽しみは」で始まる短歌を作ってみよう
橘曙覧「独楽吟」を真似て短歌を作る、ワークシートを用いて
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第9回
自作短歌を紹介し合い、推敲する
自作短歌を紹介し合い、他者からのアドバイスを参考にしながら、推敲を行う
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第10回
技法にみる和歌史6
本歌取り、「長秋詠藻」下巻冒頭歌
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第11回
技法にみる和歌史7
物名
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第12回
技法にみる和歌史8
折句・沓冠
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第13回
技法にみる和歌史9
長歌
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第14回
技法にみる和歌史10
題詠
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第15回
まとめ
藤原俊成の和歌観を通して和歌史の流れを概観する
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 25% C: 30% D: 35%
成績評価法
授業内アンケート、中間レポート、学期末の期末テスト(もしくは期末レポート)で評価します。
授業内アンケート 45パーセント、中間レポート 10パーセント、期末テスト(期末レポート)45パーセント
教科書にかかわる情報
教科書
書名
和歌のルール
ISBN
9784305707529
著者名
渡部泰明
出版社
笠間書院
出版年
2014
備考
プリント等を適宜配布する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
和歌文学大系22『長秋詠藻・俊忠集』
ISBN
4625513227
著者名
川村晃生他校注
出版社
明治書院
出版年
1998
参考書
書名
和歌とは何か
ISBN
9784004311980
著者名
渡部泰明
出版社
岩波新書
出版年
2009
参考書
書名
和歌史を学ぶ人のために
ISBN
9784790715337
著者名
鈴木健一他
出版社
世界思想社
出版年
2011
参考書
書名
歌枕歌ことば辞典増訂版
ISBN
4305701863
著者名
片桐洋一
出版社
笠間書院
出版年
1999
参考書
書名
和歌の解釈と鑑賞事典
ISBN
4305701901
著者名
井上宗雄他編
出版社
笠間書院
出版年
1999
備考
授業の中で、随時紹介する。
メッセージ
キーワード
日本古典文学 和歌 和歌史 歌論
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
坂東智子:t.bando@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
木曜日12:00~12;40(事前に相談内容をメールにてお知らせください。)t.bando@yamaguchi-u.ac.jp
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