タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中 集中 実験・実習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021102016 書道Ⅰ[Calligraphy I] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
鈴木 慶子
担当教員[ローマ字表記]
鈴木 慶子, 中野 伸彦 [NAKANO Nobuhiko], 坂東 智子 [BANDOH Tomoko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
(1)中学校国語科書写の授業を行うために必要な知識及び技能を獲得する。 主として、楷書と楷書に調和した仮名を題材とする。                                                                                   (2)中学校国語科書写の授業を行うために必要な教材研究法及び評価法を理解して、実際に行うことができる。                                                                (3)上項(1)(2)の基礎となる小学校国語科書写の知識及び技能を点検する。
授業の到達目標
漢字五体(篆書,隷書,草書,行書,楷書)の基礎的知識、技能を修得し、特に書写指導の要点である楷書については「文字の組み立て方」を詳しく分析し理解を深め、楷書の基本的な指導の仕方を身につけることができる。
授業計画
【全体】
現行の中学校学習指導要領に準拠して編集されている中学校書写用検定教科書によって、中学校国語科書写の学習内容、並びに具現化されている教材内容を理解する。その上で、指導に必要な実技力を獲得する。さらには、多様な文字表現に関心を持つことができるように、アンテナを広げる。
授業形態:単独
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ①オリエンテーション                                                                                 ②受講基礎調査Ⅲ            [対面・集中講義(1)] ①シラバスの説明           ②日本語文字並びにそれらを書字する上での知識に関する実態調査 漢字ノート(B5判、12マス×8行。100円程度)を用意してください。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
他の用具は、貸与します。次回から、同じ条件の品を用意する
第2回 ③教材研究ー書字の姿勢とフォーム            [対面・集中講義(1)]          携帯電話のカメラで自分の書字姿勢と書字フォームを撮影する。写真を印刷して、客観的に分析する。 教科書収載の姿勢とフォームについては、要点を理解して、できるようにする。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第3回 ④平仮名書字の自己分析                [対面・集中講義(1)] 平仮名詩を素材にして、自分の平仮名字形及び配置配列を自己分析する。 板書で指定の平仮名詩を試し書きし、写真を撮影する。次回は、その写真を印刷して持参する。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示) 第15週と関連
第4回 ⑤学習指導要領に記載されている指導事項を理解する           [対面・集中講義(1)] 中学校書写学習の前提となる小学校書写の、毛筆を使用した楷書の学習指導事項を理解した上で、書くことができる。 受講基礎調査Ⅱは、書写学習並びに書写体験の回想を文章化する内容です。それを行い、次の機会に提出します。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第5回 ⑥受講基礎調査Ⅰをふまえてー平仮名の字源と書字            [対面・集中講義(2)] 小学校国語科教科書教材及び中学校書写教科書教材となっている平仮名字源を理解する。 平仮名字源に関する知識を復習する。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示) 集中講義
第6回 ⑦受講基礎調査Ⅰをふまえてー片仮名の字源と書字                      [対面・集中講義(2)] 小学校国語科教科書教材及び中学校書写教科書教材となっている片仮名字源を理解する。 片仮名字源に関する知識を復習する。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第7回 ⑧受講基礎調査Ⅰをふまえてー標準的な筆順と書字           [対面・集中講義(2)] 文部省著『筆順指導の手びき』の成立の経緯を知り、筆順指導の考え方を理解する。 標準の筆順に関する知識を復習する。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第8回 ⑨小学校1年生の学習指導の事例研究                    [対面・集中講義(2)] NHK「あいうえおの秘密みつけた!」を視聴して、識字と書写指導の関連を理解する。 次回以降に、毛筆を使用した書写の演習が可能となうよう、鈴木が指定する条件を満たした資材を用意する。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第9回 ⑩毛筆を使用した書写の基本           [対面・集中講義(3)]    筆記具としての毛筆の特徴を知る。その上で、毛筆書写の導入教材2種を比較して、相違点を分析する。その上で、指導者としての実技的な教材研究を行う。 確実に習得できるまで、自己研鑽を行う。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第10回 ⑪小学校書写教科書教材の演習         [対面・集中講義(3)] 中学校国語科書写の前提となる小学校国語科書写の、楷書の総点検を行う。定番教材「ビル」 中学校書写教科書中の楷書教材を書いてみる。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第11回 ⑫小学校書写教科書教材の演習         [対面・集中講義(3)] 定番教材「秋」「進む」 授業中に制作した制作物を学生証大に縮小コピーして持参する。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第12回 ⑬書写実技の評価法ポートフォリオを制作する               [対面・集中講義(3)] DVDによって、硬筆と毛筆を関連させた楷書の授業を視聴し、授業方法を理解する。 本授業科目の他の学習についても、ポートフォリオとして制作し、最終提出物として準備を進める。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示) 第15週と関連
第13回 ⑭硬筆と毛筆を関連して扱う授業方法を理解し、そのための教材研究                [対面・集中講義(4)] DVDによって、硬筆と毛筆を関連させた楷書の授業を視聴し、授業方法を理解する。 展開を学習指導案の形式で記録する。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第14回 ⑮硬筆による平仮名字形の総点検から板書へ                 [対面・集中講義(4)] 楷書に調和する平仮名字形の整え方の要点を理解して書くことができる。 楷書に調和する平仮名の字形を獲得するよう、自己研鑽を行う。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第15回 ⑯授業中の教師の板書とノート指導          [対面・集中講義(4)] DVDによって、楷書に調和する平仮名を板書する動画を視聴する。 最終提出物(ポートフォリオ)の準備を行う。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示) 第3週と関連
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 20% C: 50% D: 10%
成績評価法
実技伸長度(硬筆+毛筆)、学習記録、ポートフォリオで評価します。
実技伸長度(硬筆+毛筆):30%
        学習記録:20%
        ポートフォリオ:50%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 文部科学省検定教科書 中学校書写 一・二・三年 ISBN
著者名 宮澤正明 ほか 出版社 光村図書 出版年
教科書 書名 文字を手書きさせる教育 ー「書写」に何ができるのかー ISBN 9784798913094
著者名 鈴木 慶子 出版社 東信堂 出版年
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 小学校学習指導要領(平成29年告示) 解説 国語編 ISBN 9784491034621
著者名 文部科学省 出版社 東洋館出版 出版年
参考書 書名 中学校学習指導要領(平成29年告示) 解説 国語編 ISBN 9784491034706
著者名 文部科学省 出版社 東洋館出版 出版年
参考書 書名 常用漢字表の字体・字形に関する指針 ISBN 9784385362335
著者名 文化庁 出版社 三省堂 出版年
備考
メッセージ
手書きは、アイディア産出、思考と親密性が高い。タイピングと手書きを適宜使い分けることができる知的発信者になろう。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
小学校免許科目「初等科国語」「教科教育法国語」                                                                                                                           中学校国語免許科目「国語科教育法Ⅰ」「国語科教育法Ⅲ」「書道Ⅱ」
連絡先
keiko-s@nagasaki-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日午前中

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