開講年度
開講学部等
2024
教育学部
開講学期
曜日時限
授業区分
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
YFL育成プログラム
前期
月3~4
講義
5.3
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021102305
環境生物学[Environmental Biology]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
柴田 勝[SHIBATA Masaru]
ー
担当教員[ローマ字表記]
柴田 勝 [SHIBATA Masaru]
区分
STEAM関連科目
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
開設科目名(英訳)
Physiology and Ecology
概要
生態学の基礎的な概念や知識を学習する。生物個体、個体群、生物群集、生態系の各レベルにおける生態学的知識や法則性について学ぶ。また、環境変化による生物個体,生物群集への影響を通じて、環境と生物とのかかわり合いについて理解する。
一般目標
人間が地球という生態系の中で生きていくために必要な知識を学ぶ。小中学校の校庭や里山などの観察を行うための基礎知識や生物間の結びつきを理解するための論理的な思考や身近な生物の疑問を生態学や生理学から分かりやすく説明できる力を養う。
授業の到達目標
知識・理解の観点
生態学の基礎的知識、生態系の基本的概念を捉えることができる。
思考・判断の観点
生態系の成り立ちを理解することにより、環境の保全、保護、修復、復元等を自ら判断思考する能力を養うことができる。
関心・意欲の観点
生態学の基礎的な知識や概念を身近な現象に当てはめて考察する能力を得ることができ、身近な生物に関心をもち、それぞれの繋がりを感じ取りながら身近な自然に関心を向けたいと思うことができる。
態度の観点
主体的に考え、行動することができる。
技能・表現の観点
個々の知識や教科書だけでの知識では、野外の生物観察を十分に説明することができず、将来、児童生徒にも説明ができないことから、野外観察を含めた目で見た生物を論理的に考え関連付けられる技能やそれを表現し伝える能力を得ることができる。
授業計画
【全体】
講義の終わりに当日行った講義の内容理解を深めるために、小テストを行う。
項目
内容
授業外指示
授業記録
※
A
B
C
D
E
F
第1回
序論
1-1. 生態学とは何か?
1-2. 生態学が近年注目される理由
1-3. 生態学が扱う範囲
復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
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第2回
生態系
2-1. 生態系の概念
2-2. 生態系の基本単位
2-3. 生態系のモデル
予習として、配布資料を読むと共に簡単な生態系にモデルについて調べる(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第3回
生物と環境
3-1. 環境の概念
3-2. 環境と生物の関係
3-3. 環境要素の分類
予習として、配布資料を読み、環境因子と生物とのかかわりあいについて調べる(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
授業内小テスト
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第4回
生物と環境
3-4. 主要な物理化学的環境要素(光、温度、水、ガス)
3-5. 環境要素の作用
予習として、配布資料を読むと共に簡単な生態系にモデルについて調べる(3時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
授業内小テスト
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第5回
生物と環境
3-6. 微気候と生態的気候
3-7. 食物連鎖
3-8. 生態的ピラミッド
予習として、配布資料を読むと小学校から高校で習ってきた食物連鎖について調べる(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
授業内小テスト
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第6回
生物と環境
3-9. 生物地化学環(炭素、窒素、リンの循環)
予習として、配布資料を読む(2時間程度)。復習として、地球の閉鎖空間での物質循環と環境についてまとめる(2時間程度)。
授業内小テスト
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第7回
行動
4-1. 行動とは?
4-2. 行動の意味および仕組みと行動の研究方法
4-3. 行動と進化
予習として、配布資料を読むと共に簡単な生態系にモデルについて調べる(3時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第8回
行動
4-4. 本能的行動
4-5. 学習行動
予習として、配布資料を読む(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
授業内小テスト
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第9回
生活様式
5-1. 生息環境
5-2. 運動様式
5-3. 食性
5-4. 生殖様式
予習として、生活様式の配布資料を読む(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第10回
個体群生態学
6-1. 個体群生態学とは?
6-2. 生息密度
6-3. 出生率、死亡率、生存率
6-4. 個体群の年齢分布
6-5. 分布の型
予習として、個体の増殖と制限についての配布資料を読む(3時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
授業内小テスト
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第11回
個体群生態学
6-6. 個体群の成長と変動
6-7. 減少と絶滅
6-8. 個体群の分散
予習として、個体の増殖と制限についての配布資料を読む(3時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第12回
生物の分布
7-1. 動物地理区と代表的動物
7-2. 世界の植物分布区系
7-3. 日本の動物分布と植物分布
予習として、動物と食鬱の分布様式の違いなどの配布資料を読む(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
授業内小テスト
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第13回
個体間生態学
8-1. 個体間生態学とは?
8-2. 個体間の関係
8-3. 行動圏と縄張り制
予習として、個体間の配布資料を読む(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第14回
個体間生態学
8-4. グループ効果
8-5. 家族とそれに関する問題
8-6. 動物の社会と順位制
予習として、個体間の配布資料を読む(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
授業内小テスト
【少】(授業時間の15%未満)
【少】(授業時間の15%未満)
【中】(授業時間の15%〜50%)
【少】(授業時間の15%未満)
【あり】
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第15回
期末試験
筆記試験
できなった部分を見直し、復習を行う(2時間)
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※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
レポート、小テスト、期末試験を総合的に評価する。
【観点別】
知識・理解
思考・判断
関心・意欲
態度
技能・表現
その他
評価割合(%)
JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験)
◎
◎
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60%
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小テスト・授業内レポート
◎
◎
◎
◎
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30%
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宿題・授業外レポート
○
○
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○
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10%
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授業態度・授業への参加度
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評価に加えず
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受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品
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評価に加えず
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演習
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評価に加えず
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出席
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欠格条件
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その他
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評価に加えず
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教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
備考
教科書なし。講義は配布プリントを参照しながら進める。必要に応じて、野外での生態観察を行い、児童生徒が疑問に思う点をピックアップしながら講義中に解説していく。
メッセージ
身近な生物との関わりについて学びます。また、環境科学ともリンクしていますので、自分の周りの環境に注目しながら深く考えを巡らしてください。
講義内での小テストか、8回行う。
キーワード
生態系,生物相互作用,作用,反作用,適応
持続可能な開発目標(SDGs)
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
生化学
連絡先
shibata@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日:13:30-14:30
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