タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月9~10 実験・実習 7.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021102306 生物学実験[Biology with Laboratory] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
柴田 勝[SHIBATA Masaru]
担当教員[ローマ字表記]
柴田 勝 [SHIBATA Masaru], 北沢 千里 [KITAZAWA Chisato]
特定科目区分   対象学生 (2024年度以降入学者対象) 対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
様々な生物の機能や構造に関する基礎的な観察や実験をする。
授業の到達目標
生物の特徴を正しく理解するとともに、生物学分野の実験で使用する器具を適切かつ安全に使用し、実験を遂行できる技術を習得することができる。また、自主的に実験を進める中で新たな課題を見出し、生物に対して科学的な態度で取り組む姿勢を養う。さらに、実験内容を客観的かつ論理的にまとめ、レポートとして表現する力を身につけることができる。
授業計画
【全体】
様々な方面から、生命現象を理解し、生物を用いて科学的に解析する姿勢を養い、基本的な知識を習得する。生物学の各分野の実験を行い、毎回レポートを作成する。
実施内容は以下を予定しているが、進度や実験材料の状況に合わせて変更することもある。
資料は随時授業の際に配布する。なお、野外実習を学期中の土日を用いて実施する予定である。日程に関しては、後日連絡する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス・レポートの作成法・スケッチの仕方・ レポートの書き方とスケッチの仕方についての修得。草本植物の分類。大学構内の野外調査。(北沢担当) 予習として、下記の参考書全般を読む(2時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)。
第2回 大学構内の野外調査と分類学 草本植物の分類。大学構内の野外調査。(北沢担当) 予習として、これまで使用した顕微鏡の使い方を考える(2時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)。
第3回 顕微鏡観察法・安全教育 顕微鏡の使い方と観察試料の作成法の修得および安全教育について。(北沢担当) 予習として、下記の参考書の細胞分裂の章を読む(2時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)。
第4回 ニンニクの細胞学 細胞分裂の観察およびその手法の修得。統計処理法の修得。(北沢担当) 予習として、下記の参考書の発生の章を読む(2時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)。
第5回 ウニの発生学・山口県における海洋生物学 山口県に生息するウニ類などの受精から幼生までの観察と発生に対する薬剤などの影響の分析法の修得。(北沢担当) 予習として、下記の参考書の生理学分野の章を読む(2時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)。
第6回 ネギの生理学 生物学における試薬の調整法の修得および浸透圧に関する実験。(北沢担当) 予習として、下記の参考書の生理学分野の章を読む(2時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)。また、統計処理の手法を復習する。
第7回 植物と植物ホルモン 生物学における実験計画と実証法の習得と植物の生理作用に関する実験。(北沢担当) 予習として、下記の参考書の体の構造に関する章を読む(2時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)。
第8回 ミミズの解剖学・昆虫の体のつくりと発生 解剖技術の習得と内部形態の観察。場合によっては、アサリの解剖を行う。また、生物の継続飼育法の修得とその生態的特徴の観察。(北沢担当) 予習として、下記の参考書の発生および生態の章を読む(2時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)。
第9回 生物間の生育戦略1 身近な生物により産生される抗菌物質(柴田担当)
(PCによるデータ処理)
予習として、配布資料の抗菌物質について読み、webで調べる(3時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)
第10回 生物間の生育戦略2 アレロケミカルによる生長抑制(柴田担当) 予習として、配布資料のアレロケミカル類について読み、webで調べる(1時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)
第11回 生物間の生育戦略3 空き地の植生調査による植物間の競争
空き地・グランドの植生を調べ、群生している植物について調べる(柴田担当)
予習として、グランドの植生、基本的は初夏の雑草について調べる(1時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)
第12回 植物の生態学1 樹形の規則性(PCによるデータ処理)
植物の形を理解するために、学内の樹木の太さなどを調べることで、その規則性を明らかにし、理解する(柴田担当)
予習として、アロメトリについて、webで調べる(1時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)
第13回 植物の生態学2 植生と環境
植物のデータ収集とデータ解析の方法(柴田担当)
予習として、テキストの統計について予習(1時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)
第14回 酵素科学 酵素活性の検出,計算,変性(PCによるデータ処理)
カタラーゼを抽出し、キネティックス測定から酵素活性を求め、酵素の取り扱いについて学ぶ(柴田担当)
予習として、配布資料の酵素について読み、webで調べる(1時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)
第15回 野外実習:植物の分類と観察 野外実習(陸上植物の生態調査)(柴田担当)
(PCによるデジタル図鑑の作成)
サンプリングした試料を標本とし、図鑑を作成する(10時間程度)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 10% C: 40% D: 10%
成績評価法
*成績評価方法*:
以下を基礎として総合的に評価する。
授業外レポート 80%
授業への参加度 20%
教科書にかかわる情報
備考
指定参考書以外に、予備資料として利用できる参考書を指定します。
「サイエンスビュー 生物総合資料」実況出版,ISBN 4-407-33593-4
実験に使用するプリントを配布して使用します。
参考書にかかわる情報
備考
参考書および配布された資料・テキストは毎回持参すること。
メッセージ
実験授業であるため、しっかりと参加すること。実験の内容や順番を変更する場合は、随時連絡する。
状況に応じて、実験キットによる実験に切り替える場合があるので、メール等による連絡は確認すること。
キーワード
生物学 理科
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 安全な水とトイレをみんなに
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
生物学概論
履修条件
連絡先
北沢 E-mail: chisak@yamaguchi-u.ac.jp
柴田 E-mail: shibata@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日:13:30-14:30

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