開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火5~6
演習
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021102408
指揮法演習[Seminar on Conducting]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
白岩 洵[SHIRAIWA Jun]
ー
担当教員[ローマ字表記]
白岩 洵 [SHIRAIWA Jun]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
音楽教育の現場において、合唱や合奏の指揮をすることは必要不可欠なことである。指揮の意味と役割を理解したうえで、「運動」という観点から指揮法の基礎を学ぶ。さらに強弱や緩急、フェルマータなど多様な表現を学びつつ、「自分がイメージしている音楽を動きで表現し、他者に音を創造させる」という指揮の本質について考察する。
授業の到達目標
演奏における指揮者の役割と指揮の物理的な運動についてよく理解し、楽曲分析に裏付けられた適切な指揮動作を選択し、奏者に音楽表現を促すことができる。自分の立ち姿や言動、表情が他者にどう映っているかを意識し、常に積極的に自己の考えを他者に伝達できる。
授業計画
【全体】
比較的易しい楽曲を題材に全員で同時に体を動かしながらすすめて行く。個々の目標をある程度習得した段階ごとに、受講者全体を合唱団あるいはオーケストラに見立て、実践形式で指揮のレッスンを行う。
担当形態:単独
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
指揮の意味と指揮者の役割
演奏においてなぜ指揮者が必要なのか、指揮者の役割とは何なのかを西洋音楽の歴史と関連付けて考察する。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第2回
指揮の基本動作1 1拍子の「たたき」と図形の演習
指揮棒の持ち方、構え方を学ぶ。複数人が同時に音を出すメカニズムを理解し、指揮の基本中の基本である1拍子の「たたき」を学ぶ。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第3回
指揮の基本動作2 2拍子の「たたき」と図形の演習
2拍子の図形を学ぶ。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第4回
指揮の基本動作3 3拍子の「たたき」と図形の演習
3拍子の図形を学ぶ。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第5回
指揮の基本動作4 4拍子の「たたき」と図形の演習
4拍子の図形を学ぶ。たたきの総まとめ・復習。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第6回
指揮の基本動作5「しゃくい」と「平均運動」及び基本動作のまとめ
「たたき」に比べてやわらかい動きである「しゃくい」及びさらにやわらかい「平均運動」ついて学ぶ。またこれまで取り上げた3種類の動きと4種類の図形を復習・確認する。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第7回
小テストと6拍子の図形の演習
第6回までに学んだ基本動作に関する小テストを行う。6拍子の振り方を学ぶ。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第8回
曲の開始と終了の演習
すべての楽曲が1拍目から開始するわけではない。ここではいろいろな拍から始まる曲を取り上げ、曲の開始の仕方及び終わり方を学ぶ。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第9回
強弱、クレッシェンド、ディミヌエンド、左手の演習
この回からはより音楽的な表現を意識しながら、強弱の振り分け、音色に対応した技法の選択を学び、あわせて左手の使い方を解説する。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第10回
アッチェレランドとリタルダンド、フェルマータ、拍の分割の演習
指揮をするうえで常に問題となるテンポの変化、フェルマータの処理について学ぶ。さらに1拍を細かく分けて指揮する方法を習得する。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第11回
フェルマータに関する小テストと3拍子の一つ振り、8分の6拍子の図形の演習
第9・10回で取り上げた項目に関して小テストを行う。あと3拍子を一つにまとめて振る方法、いわゆるワルツ打法をとりあげる。さらに6/8拍子の振り方を学ぶ。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第12回
技術以外に必要とされること
自分の考えを人に伝えるために、これまでに学んだ技術のほかに何が必要か、映像資料も使いながら考察する。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第13回
実技課題の演習1
実技試験で指揮する曲に取り組む。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第14回
実技課題の演習2
個別の課題の発見と、その対処について学ぶ。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第15回
実技課題の演習3
個別の課題の発見と、その対処について学ぶ。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
第16回
実技試験
期末のまとめ
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 10% C: 30% D: 30%
成績評価法
授業内小課題、平時の取組、学期末の実技試験で評価します
授業内小課題 15%、平時の取組 15%、学期末の実技試験 70%
教科書にかかわる情報
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
指揮法教程
ISBN
9784276141100
著者名
斎藤秀雄著
出版社
音楽之友社
出版年
2010
備考
メッセージ
各自、指揮棒を用意のこと。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
白岩洵
083-933-5359
jun-s49@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
メールでのアポイントメントをお願いいたします。
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