タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中 集中 講義 8.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021102410 作・編曲法Ⅱ[Composing and Arrangement II] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
二宮 毅
担当教員[ローマ字表記]
二宮 毅, 高橋 雅子 [TAKAHASHI Masako]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
「和声学」「対位法」「楽器法」「楽式論」など、作曲や編曲に関する音楽理論を学ぶ授業です。
本授業では、「作・編曲法Ⅰ」で扱った基礎的な知識をより発展させた応用的理論を学びます。西洋音楽を構成するための基本的な理論として、「和声学」「対位法」「楽器法」を理解します。「和声学」では固有和音、借用和音、変位和音の実践的な用法を、「対位法」では器楽的様式による複数声部の関係性を、「楽器法」では各楽器の特性を発音原理や記譜法から学びます。また楽曲構成の理解として「楽式論」を通して、音楽史に則った時系列による各様式理解のもとに、いくつかの楽曲形式の創作に取り組みます。
この授業の取り組みを通じて、創作(作曲および編曲)のより高度な知識と技術を習得するとともに、様々な楽曲の構造を多面的に分析出来る力を身に付けます。
授業の到達目標
作曲基礎理論において学習した内容を段階的に応用する活動を通して、自分なりの表現を大切にし、修得した技術においてそれを表出することができる。
授業計画
【全体】
既に学んできている基礎的な理論を簡単に復習したのち、「和声学」「対位法」「楽器法」を順次あるいは並行して習得します。また、それらに関連する楽曲形式を「楽式論」として学び、その実践として単元毎に創作課題およびレポート課題を提示します。(授業形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス
理論復習
授業内容の説明。

既習の授業(音楽通論から作・編曲法Ⅰなど)においての作曲に必要な理論を抜粋して復習。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第2回 理論復習

形式とスタイル学習導入。
既習の授業(音楽通論など)においての作曲に必要な理論を抜粋して復習。

二部、三部形式、ロンド形式の復習から、器楽的対位法におけるインヴェンション、ソナタ形式の紹介。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第3回 作曲基礎理論講義と実習(1)     和声学、対位法、楽器法の理解
和声学、対位法、楽器法の解説。

多声様式の歴史と理論を簡易的に説明。ピアノを使って創作実習。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第4回 作曲基礎理論講義と実習(2)
移調楽器における創作実習導入
和声学、対位法、楽器法の解説。
移調楽器における創作実習導入編。
多声様式の創作実習。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第5回 作曲基礎理論講義と実習(3)
移調楽器における創作実習
ソナタ形式(基礎理論)の理解
和声学、対位法、楽器法の解説。
移調楽器における創作実習。
ソナタ形式についての講義。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第6回 作曲基礎理論講義と実習(4)
移調楽器における創作実習
基礎理論に基づくソナタ形式の創作
和声学、対位法、楽器法の解説。
移調楽器における創作実習。
ソナタ形式での創作実習。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第7回 作曲基礎理論講義と実習(5)
移調楽器における創作実習
ソナタ形式(応用理論)の理解
和声学、対位法、楽器法の解説。
移調楽器における創作実習。
ソナタ形式についての講義。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第8回 作曲基礎理論講義と実習(6)
移調楽器における創作実習
応用理論に基づくソナタ形式の創作
和声学、対位法、楽器法の解説。
移調楽器における創作実習。
ソナタ形式についての講義。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第9回 作曲基礎理論講義と実習(7)
打楽器の創作とその作曲実習 創作打楽器の理解
和声学、対位法、楽器法の解説。
打楽器を身近にあるもので創作してみる。既習した基礎理論を元にそれらの創作打楽器を使って作曲し、楽譜とする。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第10回 作曲基礎理論講義と実習(8)
打楽器の創作とその作曲実習
創作打楽器と基礎理論
和声学、対位法、楽器法の解説。
打楽器を身近にあるもので創作してみる。既習した基礎理論を元にそれらの創作打楽器を使って作曲し、楽譜とする。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第11回 作曲基礎理論講義と実習(9)
打楽器の創作とその作曲実習
創作打楽器による創作
和声学、対位法、楽器法の解説。
打楽器を身近にあるもので創作してみる。既習した基礎理論を元にそれらの創作打楽器を使って作曲し、楽譜とする。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第12回 作曲基礎理論講義と実習(10)
管楽器を使った室内楽作曲実習
室内楽作品の理解
和声学、対位法、楽器法の解説。
様々な管楽器を複数使って室内楽作品作曲実習。既成の室内楽作品から様々な事例を紹介し、より踏み込んだ作曲実習を行う。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第13回 作曲基礎理論講義と実習(11)
管楽器を使った室内楽作曲実習
室内楽作品と基礎理論
和声学、対位法、楽器法の解説。
様々な管楽器を複数使って室内楽作品作曲実習。既成の室内楽作品から様々な事例を紹介し、より踏み込んだ作曲実習を行う。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第14回 作曲基礎理論講義と実習(12)
管楽器を使った室内楽作曲実習
室内楽作品の創作
和声学、対位法、楽器法の解説。
様々な管楽器を複数使って室内楽作品作曲実習。既成の室内楽作品から様々な事例を紹介し、より踏み込んだ作曲実習を行う。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第15回 まとめと試験 各理論の復習
一つの素材をテーマに、これまで習得した技術を用いて自由作曲を行う。
既習した作曲基礎理論内容から出題。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 10% C: 50% D: 10%
成績評価法
授業時の作・編曲課題(30%)、授業時のレポート課題(20%)、学期末の作・編曲課題(50%)
教科書にかかわる情報
備考
資料や楽譜については、授業時に適宜配布します。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
本授業を受講する前に「作・編曲法Ⅰ」を受講することを薦めます。また、「音楽通論」の単位取得はこの科目での受講資格となります。
キーワード
作曲、編曲、和声、対位法、楽式論、楽器法
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
履修条件
連絡先
メール:ninomiya@fukuoka-edu.ac.jp
オフィスアワー
随時メールで対応します。

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