タイトル

開講年度 開講学部等
2026 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中 集中 講義 8.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021102410 作・編曲法Ⅲ[Composing and Arrangement III] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
二宮 毅
担当教員[ローマ字表記]
二宮 毅, 高橋 雅子 [TAKAHASHI Masako]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本授業においては「作・編曲法Ⅰ」の内容を基礎として、より発展的で幅広い音楽の創造について理解を深化させることを目的とする。西洋音楽のロマン派までの様式からの応用として、近現代音楽の理念や作曲技法について楽曲分析を通して理解すると同時に、音楽科教育における「音楽づくり」や「創作」分野との関連を見据えて、即興的な集団創作を実践する。この取組を通して、時代性や地域性を問わない音楽の本質について考察し実践できるまでの理解の深化を目的とする。
授業の到達目標
作曲基礎理論において学習した内容を応用する活動を通して、自分なりの表現を大切にし、修得した技術においてそれを表出することができる。
授業計画
【全体】
これまで既習した授業の知識を基礎として、それとは異なる概念に則った多様な音楽の在り方を応用的に理解する。また、その実践として単元別に創作課題およびレポート課題を提示する。(授業形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ガイダンス

基礎理論の復習(1)

反復の基本理念
授業内容の説明。

音楽における反復性に関する復習。リズム、旋律、和声進行、楽曲構造が反復することの本質的な意味と創作上の意図を考察する。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第2回 ミニマル・ミュージック(1)

音楽と美術との関連性
音楽における反復の意味を考察し、ミニマル様式で創作された楽曲の意図や理念を理解する。同時に、美術におけるミニマル様式との関連を理解する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第3回 ミニマル・ミュージック(2)

リズム、パッセージの反復
単純なリズムパターンや極小のパッセージを反復することで構成される楽曲を実演し、その構造と響きを理解する。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第4回 ミニマル・ミュージック(3)

楽曲分析
S.ライヒ、F.グラスなどの楽曲を鑑賞し、その構造性を分析・考察する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第5回 創造的音楽実践(1)

ミニマル・ミュージックによる実践
数人でのグループ別にミニマル・ミュージックを集団創作する。発表の後に合評し、実践を客観的に理解する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第6回 基礎理論の復習(2)

音階の基本理念
音楽における音階の基本的な理念を、各種音階の分析を通して考察し理解する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第7回 各種の無調 非調性=無調であることを、前時間の授業内容の理解を深化し考察する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第8回 音列作法(1)

基本原理
12音技法の理解
現代的な作曲技法として、音列作法の基本理念と構造的原理を理解する。代表的な音列作法として12音技法を理解し、作曲における音列の活用法を理解する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第9回 音列作法(2)

12音技法による音列創作
創作音列による小品の作曲
シェーンベルクの様式による音列の原型・移高・逆行型・反行型・逆反行型の創作を実践する。また、創作した音列を使用して小品を作曲する。

実際に受講生たちで実習した課題を演奏して、その問題点と解決方法についてディスカッションを行う。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第10回 音列作法(2)

12音技法による創作作品の発表と合評
前時間に創作した小品を発表する。その後に合評し、実践を客観的に理解する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第11回 近現代音楽(1)

原始主義、新しい音階・音列
リズムや音響の強調による楽曲構成法を理解する。初期のストラヴィンスキー、パルトークの作品を分析し考察する。また、クラスターや3度音程によらない和音、新たに考案された各種の旋法などを理解する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第12回 近現代音楽(2)

ミュージック・コンクレート
ノイズ・ミュージック
偶然性の音楽
日常的な音素材を活用した音楽創作の例として、録音された音素材の加工によるミュージック・コンクレートや、騒音を用いるノイズ・ミュージック、J.ケージによる偶然性の音楽を理解する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第13回 現代日本の作曲作品 鑑賞教材としても取り上げられる武満徹《ノヴェンバー・ステップス》を分析・考察し、非西洋圏の作曲家による創作思考を理解する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第14回 創造的音楽実践(2)

図形譜による実践
身近なビジュアル的素材を図形譜とした音楽創造を実践する。創作、発表、合評を経て客観的な理解を深化する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
第15回 創造的音楽実践(3)

即興的セッションによる実践
音楽構造の基本的な部分のみを打ち合わせての即興的な音楽創造を実践する。創作、発表、合評を経て客観的な理解を深化する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 50% C: 10% D: 10%
成績評価法
授業時の作・編曲課題(40%)、授業時のレポート課題(20%)、学期末の作・編曲課題(40%)
教科書にかかわる情報
備考
授業時に適宜紹介する。
参考書にかかわる情報
備考
授業時に適宜紹介する。
メッセージ
受講希望者は事前に「音楽通論」「作・編曲法Ⅰ」(可能ならば「作・編曲法Ⅱ」も)を履修していることが望ましい(ただし受講にあたっては必ずしもその限りでなくて良い)。
キーワード
作編曲法、作曲、編曲、音楽理論、コードネーム、移調楽器
持続可能な開発目標(SDGs)

  • ジェンダー平等を実現しよう
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
履修条件
連絡先
メール:ninomiya@fukuoka-edu.ac.jp
オフィスアワー
随時メールにて対応する。

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