タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 水7~8 講義 6.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021102411 音楽史Ⅰ(日本の伝統音楽及び諸民族の音楽を含む。)[History of Music I (including Non-Western Music)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
斎藤 完[SAITOH Mitsuru]
担当教員[ローマ字表記]
斎藤 完 [SAITOH Mitsuru]
特定科目区分   対象学生 (2025年度以降入学者対象) 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
西洋を中心にした音楽の歴史について概観することを主とし、必要に応じて日本や諸民族の音楽に関しても言及する。音楽教員に求められる最低限の知識ならび洞察力を身に着けることを期待している。なお、詳しいことについては第一回目の授業で説明する。
授業の到達目標
音楽とその歴史を概観することによって、「音楽=芸術」の自明性を批判的に考察でき、そうした大局的な視野をもつことにより、学校現場で適切な楽曲解説をおこなうことができる。
授業計画
【全体】
世界における音楽(我が国の伝統音楽を含む)を概説したのちに、西洋音楽に焦点を当てて、古代ギリシア、初期キリスト教時代、中世、ルネサンス、バロック、近代(古典派/ロマン派)と見ていき、そのうえで近代西洋の音楽観、ならびに現代の音楽事情に関して講義する。
授業形態は単独。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション 音楽とは何か、歴史とは何かについて学生の考えを聴取しながら、それらへの考えを深めていく。 小中学校で鑑賞教材に使用される楽曲を聞いて、作品名並びに作曲者名が理解できるようにしておく。計4時間程度。
第2回 世界の音楽 日本伝統音楽、ならびに諸民族の音楽をその歴史とともに概観して、世界の音楽文化を俯瞰する。 小中学校で鑑賞教材に使用される楽曲を聞いて、作品名並びに作曲者名が理解できるようにしておく。計4時間程度。
第3回 西洋音楽史(西洋の概念/西洋音楽史の範囲/時代区分/様式の概略) 西洋音楽史の構造を進歩史観などの観点から構ずる。 小中学校で鑑賞教材に使用される楽曲を聞いて、作品名並びに作曲者名が理解できるようにしておく。計4時間程度。
第4回 バロック以前 西洋音楽の観念や概念の祖型を提供した古代ギリシア・初期キリスト教について解説したうえで、鳴り響く音楽としての初期形態であるモノフォニー(中世)、そしてオルガヌムなどのポリフォニー(ルネサンス)を解説する。 小中学校で鑑賞教材に使用される楽曲を聞いて、作品名並びに作曲者名が理解できるようにしておく。計4時間程度。
第5回 バロック1 バロック音楽のうち、学校教育にかかわる部分を具体的に解説する。 小中学校で鑑賞教材に使用される楽曲を聞いて、作品名並びに作曲者名が理解できるようにしておく。計4時間程度。
第6回 近代(古典派) 古典派音楽のうち、学校教育にかかわる部分を具体的に解説する。 小中学校で鑑賞教材に使用される楽曲を聞いて、作品名並びに作曲者名が理解できるようにしておく。計4時間程度。
第7回 近代(ロマン派)【器楽】 ロマン派音楽の器楽曲のうち、学校教育にかかわる部分を具体的に解説する。 小中学校で鑑賞教材に使用される器楽の楽曲を聞いて、作品名並びに作曲者名が理解できるようにしておく。計4時間程度。
第8回 近代(ロマン派)【声楽】 ロマン派音楽の声楽曲のうち、学校教育にかかわる部分を具体的に解説する。 小中学校で鑑賞教材に使用される声楽の楽曲を聞いて、作品名並びに作曲者名が理解できるようにしておく。計4時間程度。
第9回 現代音楽 現代音楽の傾向を概観しつつ、現代社会における音楽文化のあり方、ならびに教育への反映を講ずる 小中学校で創作教材に使用される楽曲に触れて、そのコンセプトが理解できるようにしておく。計4時間程度。
第10回 近現代日本における西洋音楽の受容【器楽】 西洋音楽の受容を受けて、日本人により作曲された器楽曲のうち、学校教育にかかわる部分を具体的に解説する。 小中学校で鑑賞教材に使用される日本人作曲家による器楽の楽曲を聞いて、作品名並びに作曲者名が理解できるようにしておく。計4時間程度。
第11回 近現代日本における西洋音楽の受容【声楽】 西洋音楽の受容を受けて、日本人により作曲された声楽曲のうち、学校教育にかかわる部分を具体的に解説する。 小中学校で鑑賞教材に使用される日本人作曲家による声楽の楽曲を聞いて、作品名並びに作曲者名が理解できるようにしておく。計4時間程度。
第12回 日本における民俗音楽 民謡や祭囃子などの、日本古来の音楽のうち、学校教育にかかわる部分を具体的に解説する。 小中学校で鑑賞教材に使用される楽曲を聞いて、地域や由来などが理解できるようにしておく。計4時間程度。
第13回 地域の音楽(山口市祇園祭の音楽) 祭りの音楽として山口市の祇園祭を取り上げ、さまざまな資料を通して地域学習の観点から具体的に解説する。 受講生それぞれの地元でおこなわれている祭りとその音楽を調べ、レポートを提出する。計4時間程度。
第14回 地域の音楽(山口市祇園祭の音楽)フィールドワーク 祭りの音楽として山口市の祇園祭を取り上げ、フィールドワークをとおして地域学習の観点から具体的に解説する。 前回調べたレポートをフィールドワークの視点から客観的に評価し、それをレポートにまとめてを提出する。計4時間程度。
第15回 総括 音楽史1での学習を振り返りながら、学校教育で教えられている音楽を概観し、その全体像を把握する。 これまでの学習を振り返り、翌週の試験に備える。計4時間程度。
第16回 期末試験 音楽史概論で講じた内容の理解度を測る。 これまでの授業の復讐。計4時間程度。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: 40% D: --%
成績評価法
学期末の筆記テストで評価します。
学期末の筆記テスト100%
欠席が3回を超えると欠格とする。
教科書にかかわる情報
備考
随時配布する。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
第1回目の授業には必ず参加すること。欠席した場合は原則として受講を認めない。やむを得ず欠席した場合は、下記連絡先にてアポイントメントをとったうえ、来室すること。
キーワード
西洋、音楽、芸術
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
音楽史演習、音楽学概論
履修条件
連絡先
mnsaito@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
上記連絡先でアポイントメントをとったうえで、来室してください。

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