タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 水3~4 講義 0.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021102609 生理学(運動生理学を含む。)[Physiology (Included Exercise Physiology)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
曽根 涼子[SONE Ryoko]
担当教員[ローマ字表記]
曽根 涼子 [SONE Ryoko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
 小学校の体育科、中学校・高等学校の保健体育科では、生涯にわたって心身の健康を保持増進し豊かなスポーツライフを実現するための資質・能力を育成することが目指されています。これらの目標の達成のためには、教員は、運動による身体の生理的応答、健康の保持増進に対する運動の効果や重要性といった内容について理解しておく必要があります。
 このようなことから、本授業では、神経・筋、呼吸循環等の生理的機能について概説します。また、運動に対する神経・筋および呼吸循環機能の変化や運動トレーニングによるそれらの適応について、生理学的機序も含んで講義します。それらを学ぶ過程で、運動による身体の生理的応答、健康の保持増進に対する運動の効果や重要性を各自が説明することに取り組み、理解を深めるようにします。
授業の到達目標
 神経・筋および呼吸循環等の生理的機能を理解した上で、運動に対する神経・筋および呼吸循環機能の変化や運動トレーニングによるそれらの適応について機序を含めて理解し、運動の条件や運動トレーニングの種類の影響を説明できる。
授業計画
【全体】
 本授業では、呼吸循環、神経、筋等について、生理的機能、運動に対する応答やメカニズム、そして運動トレーニングの影響や重要性について講義により学習します。また、学習したことを各自が文章や口頭で説明できるようにします。(担当形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション
骨格筋の形態と収縮のメカニズム
講義の目標と進め方、シラバスの説明、成績評価の方法を含む
骨格筋について外観と働き、微細構造、および収縮のメカニズム
講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間)
第2回 筋運動と筋線維タイプ 筋運動のエネルギーとその供給、筋線維タイプとその特性 講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間以上)
第3回 筋力発揮特性 筋力発揮に影響を与える要因、筋活動の種類と特性等
(運動生理学を含む)
講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間以上)
第4回 骨格筋の適応と変化

筋収縮の様式から見た筋力トレーニングの種類、筋力トレーニングによる効果の生理学的背景等(運動生理学を含む) 講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間以上)
第5回 呼吸循環系の生理学的基礎 呼吸について 呼吸の機能と役割、肺容量の分画、ガスの運搬等 講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間以上)
第6回 呼吸循環系の生理学的基礎 循環について1 心臓および血管の構造等 講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間以上)
第7回 呼吸循環系の生理学的基礎 循環について2 循環系の調節等 講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間以上)
第8回 運動時の呼吸循環系応答1 酸素摂取量の応答等(運動生理学を含む) 講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間以上)
第9回 運動時の呼吸循環系応答2 血流再分配等(運動生理学を含む) 講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間以上)
第10回 運動トレーニングによる呼吸循環系適応 トレーニングによる呼吸器、心臓および血管の適応等(運動生理学を含む) 講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間以上)
第11回 神経系の生理学的基礎1 中枢神経と末梢神経 講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間以上)
第12回 神経系の生理学的基礎2 神経細胞の活動 講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間以上)
第13回 運動と神経系 運動神経と運動単位、運動学習と自動運動等(運動生理学を含む) 講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間以上)
第14回 トレーニングと神経系 スキル、筋力や筋持久力トレーニングと神経系等(運動生理学を含む) 講義範囲に関する予習を行うこと。授業時に指示した復習(文章による説明)を行うこと。(目安時間:4時間以上)
第15回 総括 全授業内容の確認等 授業時に指示した復習を行うこと。(目安時間:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: 5%
成績評価法
小テスト20%、期末試験80%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 スポーツ指導者に必要な生理学と運動生理学の知識 改訂2版 ISBN 9784902109641
著者名 村岡功 出版社 市村出版 出版年 2023
備考
教科書は大学生協で購入してください。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 人体の構造と機能 第3版 ISBN 9784260009560
著者名 エレインN. マリーブ 出版社 医学書院 出版年 2010
参考書 書名 運動生理学20講(第3版) ISBN 9784254690460
著者名 勝田茂・征矢英昭編 出版社 朝倉書店 出版年 2015
備考
必要に応じて授業時に資料を配付する。
メッセージ
キーワード
運動、運動トレーニング、神経・筋、呼吸循環
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
運動生理学演習、健康・体力トレーニング論
履修条件
連絡先
研究室:教育学部C棟228
メールアドレス:sone@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
第3週以外の水曜日の午後13〜17時

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