開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火9~10
その他
7.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021102701
材料加工Ⅰ(実習を含む。)[Material Processing Ⅰ (including Practice)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
岡村 吉永[OKAMURA Yoshihisa]
ー
担当教員[ローマ字表記]
岡村 吉永 [OKAMURA Yoshihisa]
特定科目区分
対象学生
(2024年度以降入学者対象)
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
木材およびその加工に関する基礎的な講義を行った後,実習を行い実践的にこれを理解する。
実習では,中学校の技術・家庭科での指導を想定し,手加工を中心とした基本的な加工法を身に付ける。
※製図の単位を取得済みであること。
※実習時の安全確保のため、履修人数に制限を設ける場合があります。
授業の到達目標
木材や木質材料に関する基礎的な知識を身に付けている。
木材の加工に使用する工具や機械に関する知識を身に付け、安全かつ適切に使用することができる。
木製品の製作工程について理解し、実施することができる。
授業計画
【全体】
【注意】受講資格として作業安全に関わる試験を実施し,不合格の場合は受講を認めない。
受講の要件として、製図の単位を取得済みであること。
内容及び試験の詳細は,初回授業において行う。
中学校の技術・家庭科における木材加工指導を適切に行えるための、基礎的知識、技能の習得を目指す。
木材及び木質材料の加工に関する基礎的な知識、工具や機械の扱いについて、実習を通してを実践的に学習する。
※ 令和6年度以降、履修者多数の場合は、安全面と実験室や装置・設備のキャパシティーを考慮して人数制限(最大10名まで)をすることがあります。その場合、技術教育選修の学生を第1優先とし、他選修で技術科免許取得希望者を第2優先とします。
ただし、他選修の学生は、4年生から順に優先します。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
作業安全
1.授業概要及び準備物等に関する説明
2.作業安全
授業参加のための必要物調達(作業着等)
安全に関する学習(8時間以上)
第2回
作業安全に関する確認(受講資格テスト)
製図
安全に関する試験実施 (不合格の場合は受講を認めない)
第三角法、キャビネット図法
安全試験の振り返り(2時間以上)
製作品に関わる図面の読み込み(2時間以上)
第3回
木材および木質系材料の一般的加工方法について(概説)
1.構想および設計
2.切削加工
のこぎり、かんな など
3.けがき・採寸
次週以降に向けて、テキストを通読し、作業段取りをイメージしておくこと。(4時間以上)
第4回
製材<帯のこ盤>。
基準面作り<手押しかんな盤>(実習を含む)
1.帯のこ盤の操作
2.手押しかんな盤の使い方と安全
1.作業振り返りレポート(2時間以上)
第5回
材料の木取り<さしがね,のこぎり>(実習を
含む)
1.木取りと採寸の基礎
2.さしがねの使い方
3.のこぎりの使い方
1.作業振り返りレポート(4時間以上)
第6回
丸のこ盤の使用方法と安全管理(実習を含む)
1.丸のこ盤について
2.丸のこ盤の使い方と安全
1.作業振り返りレポート(2時間以上)
第7回
部品加工1<部品加工の方法(概説)>(実習を含む)
1.作業工程の見直し
2.部品加工の意味
3.正しい寸法計測の重要性
1.作業振り返りレポート(4時間以上)
第8回
部品加工2<かんな,のみの使用方法>(実習
を含む)
かんなの使い方と加工方法 順目と逆目
1.作業振り返りレポート(4時間以上)
第9回
部品加工3<部品検査の方法>(実習を含む)
のみの使い方と加工方法・安全
1.作業振り返りレポート(4時間以上)
第10回
部品加工4<各部品の仕上げ>(実習を含む)
1.各部品の完成
1.作業振り返りレポート(4時間以上)
第11回
仮組み立てと調
整(実習を含
む)
1.仮組みの仕方と注意点
2.仮組み時における不具合の修正
1.作業振り返りレポート(4時間以上)
第12回
組み立て(実習を含む)
1.各種接合方法および接合材料の紹介
2.接合の実際
1.作業振り返りレポート(4時間以上)
第13回
組み立て後の検
査と調整法(実
習を含む)
1.接合部の確認(直角,隙間等,スコヤの使
い方)
1.作業振り返りレポート(4時間以上)
第14回
仕上げ法<塗料および塗装>
1.木材塗装の意義および種類
2.塗料および用具の使い方
3.塗装の実際
1.作業振り返りレポート(4時間以上)
第15回
仕上げ法<塗料および塗装>
その2(実習を含む),まとめ
1.塗装
下塗り
中塗り
仕上げ塗り
注)作業の進み具合や天候により,実習の変更を行う場合がある。
1.作業振り返りレポート(4時間以上)
2.塗装が終了しない場合,補習等を行う
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: --% C: 60% D: --%
成績評価法
宿題・授業内レポート20%、授業外レポート40%、製作品(作業に関する評価を含む)40%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
三訂 木工工作法
ISBN
9784786310966
著者名
雇用・能力開発機構
出版社
職業訓練教材研究会
出版年
h25
備考
実習用テキストは,別途配布します。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
木材の性質と加工
ISBN
4304020056
著者名
山下晃功ほか
出版社
開隆堂
出版年
1993
備考
メッセージ
・作業着(ジャージ等,繊維が引っかかりやすい素材は不可),上履き(スリッパ,サンダルは不可)が必要です。
・製図の単位を取得済みであること。
・使用する工具等は,初回の授業で説明します。
・材料費を徴収します。
・作業工程にばらつきが生じると事故やケガを起こしやすくなるため、必要に応じて補習を実施します。安全上、受講者の事情による著しい作業遅れが生じた場合、以降の受講を認めない場合があります。
・安全上、不適切な服装や態度がみられる場合は、厳重に注意を行、改善がみられない場合は、受講を取り消す場合があります。
キーワード
技術・家庭科,木材,木材加工
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
製図、木材加工学,木材加工演習,総合技術I
履修条件
・製図を履修済みであること。
・作業安全のため、安全に関わる受講資格試験を実施します。試験に不合格の場合、その後の授業へは参加できません。
連絡先
okasun@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日10:30~11:30
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