開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
水3~4
講義
1.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021102702
金属材料学[Metallic Materials]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
森岡 弘[MORIOKA Hiroshi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
森岡 弘 [MORIOKA Hiroshi], 堤 健人 [TSUTSUMI Kento]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
中学校技術・家庭科(技術分野)の指導に必要とされる専門領域の基礎的内容として,材料と加工の技術における金属材料等の理論を概説する。具体的には、私たちの生活で活用されている金属材料について、その結晶構造、製造方法、物理的性質、化学的性質、機械的性質、熱処理法、特徴、使用方法について解説する。
授業の到達目標
中学校技術・家庭科(技術分野)の材料と加工の技術における金属材料に関する学問領域の基礎を修得し、教科の内容を系統的に考察し、問題解決につなげることができる。
金属材料について関心をもち、その種類、性質に対して理解ができる。金属材料の効果的な使用方法について知識を得ることができる。
授業計画
【全体】
中学校技術・家庭科(技術分野)の「材料と加工の技術」に関する金属材料の学習内容を中心的に扱う。前半に、金属材料の科学的性質を説明し、その後、鉄系材料の性質、種類、使用法を説明する。後半に、アルミニウム、銅、ニッケル、その他の合金について概説する。
授業形態:複数
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
金属材料学について
金属材料学の概要とシラバスと成績評価方法の説明。(担当:森岡)
シラバスを見ておくこと。準備学習2時間と復習2時間を行う。
第2回
機械材料の性質と種類(1)
機械材料に望まれる性質、機械材料の種類について学習する。(担当:森岡、堤)
教科書の該当箇所について準備学習2時間と復習2時間を行う。
第3回
機械材料の性質と種類(2)
金属材料の機械的性質、金属・合金の結晶構造と状態変化、金属材料の変形と結晶、金属材料の加工性などを理解させる。(担当:森岡、堤)
教科書の該当箇所について準備学習2時間と復習2時間を行う。
第4回
機械材料の性質と種類(3)
機械材料の適切な選択と使用方法を把握させる。機械材料の機械的性質・変形・結晶・状態変化などにも思考が及ぶように、機械材料の機械的性質などを具体的に把握させる。
また、機械材料の性質と種類について振り返りグループワークを行う。(担当:森岡、堤)
次週、機械材料の性質と種類について振り返りグループワークを行うため準備すること。
授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第5回
機械材料の性質と種類のグループワーク
鉄鋼材料(1)
鉄鋼の分類と製法について学習する。(担当:森岡、堤)
教科書の該当箇所について準備学習2時間と復習2時間を行う。
第6回
鉄鋼材料(2)
炭素鋼に共通な性質、分類、種類、加工性、純鉄の変態と結晶構造について学習する。(担当:森岡、堤)
教科書の該当箇所について準備学習2時間と復習2時間を行う。
第7回
鉄鋼材料(3)
炭素鋼の状態変化、組織、熱処理の関係を理解させて、いろいろな炭素鋼を適切に活用できる能力を身につけさせる。(担当:森岡、堤)
次週、炭素鋼について振り返りグループワークを行うため準備すること。授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第8回
鉄鋼材料(4)
炭素鋼(鉄)について、中学校技術科の授業で必要となる内容についてグループワークを行う。(担当:森岡、堤)
グループワークについてのまとめ2時間と次週予習2時間を行う。
第9回
非鉄金属材料
鉄鋼材料との相違を理解させたのち,いろいろな非鉄金属材料の種類,特徴,用途,加工性を把握させ,非鉄金属材料を適切に活用できる能力を身に付けさせる。(担当:森岡、堤)
教科書の該当箇所について準備学習2時間と復習2時間を行う。
第10回
非金属材料
金属材料との相違を理解させたのち,いろいろな非金属材料の種類,特徴,加工法,用途,再活用を把握させ,非金属材料を適切に活用できる能力を身に付けさせる。(担当:森岡、堤)
教科書の該当箇所について準備学習2時間と復習2時間を行う。
第11回
各種の材料
機能性材料の働き,特徴,種類,用途を把握させ,いろいろな機能性材料を適切に活用できる能力を身に付けさせる。複合材料の働き,特徴,およびいろいろな複合材料の種類,特徴,用途を把握させる。(担当:森岡、堤)
教科書の該当箇所について準備学習2時間と復習2時間を行う。
第12回
鋳造
いろいろな加工法との対比のなかで鋳造の特徴を理解させ,鋳造を適切に活用できる能力を身に付けさせる。(担当:堤、森岡)
次週合金鋼、鋳鉄、非鉄金属材料、非金属材料について振り返りグループワークを行うため準備すること。授業計画に沿って、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第13回
溶接と接合
いろいろな加工法との対比のなかで溶接を理解させ,溶接を適切に活用できる能力を身に付けさせる。(担当:堤、森岡)
教科書の該当箇所について準備学習2時間と復習2時間を行う。
第14回
非鉄金属材料、非金属材料、各種の材料、鋳造の振り返りとグループワーク
非鉄金属材料、非金属材料、各種の材料、鋳造の振り返りとグループワークを行う。(担当:堤、森岡)
教科書の該当箇所について準備学習2時間と復習2時間を行う。
第15回
まとめ
全体のまとめを行う。(担当:森岡、堤)
教科書の該当箇所について準備学習2時間と復習2時間を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 15% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
小テスト・授業内レポート:20%、宿題・授業外レポート:40%、授業態度・参加度:10%、期末レポート:30%の割合で総合的に評価します。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
機械工作1
ISBN
9784407204421
著者名
松澤和夫 [ほか] 著
出版社
実教出版
出版年
2022
備考
教科書は必ず準備して授業に参加すること。
教科書は文栄堂山口大学前店で販売します。
R7年4月18日(金)までに購入して下さい。期間を過ぎると返品されます。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
機械・金属材料学
ISBN
9784407337259
著者名
黒田大介編著
出版社
実教出版
出版年
2015
参考書
書名
金属材料の最前線 : 近未来を拓くキー・テクノロジー
ISBN
9784062576437
著者名
東北大学金属材料研究所編著
出版社
講談社
出版年
2009
備考
メッセージ
教科書は必ず持参すること。
キーワード
金属、結晶構造、鉄鋼、熱処理、塑性加工、機械的性質、強さ、腐食、ものづくり、技術教育
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
金属工作法、機械工学Ⅰ、Ⅱ
履修条件
連絡先
森岡 弘
E-mail:morioka[アットマーク]yamaguchi-u.ac.jp
堤 健人
E-mail: kent223[アットマーク]yamaguchi-u.ac.jp
*注意:[アットマーク]は, 記号表記半角(@)に変更して下さい。
オフィスアワー
木3・4時限(10:20~11:50)、学習相談がある場合は、事前に連絡先に記載したメールで前日の17:00までに
連絡してください。
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