タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 火5~6 その他 6.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021102705 応用機械(実習を含む。)[Applied Machine Systems (including Practice)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
森岡 弘[MORIOKA Hiroshi]
担当教員[ローマ字表記]
森岡 弘 [MORIOKA Hiroshi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
 中学校技術・家庭科(技術分野)の指導に必要とされる専門領域の基礎的内容として,エネルギー変換の技術における機械工学全般の理論を概説する。具体的には、初めに、ロボコンの歴史とその教育的効果について考察する。次に、実際に小型ロボットを製作し競技を行なう。簡単な小型ロボットの設計製作能力を身に付けるとともにものづくりにおける創造力をSTEAM的な観点からやしなう。
授業の到達目標
中学校技術・家庭科(技術分野)のエネルギー変換の技術における機械工学に関する学問領域の基礎を修得し、教科の内容を系統的に考察し、問題解決につなげることができる。
中学校の技術教育の代表的な教材の一つとしてのロボットコンテストを実際に体験することにより、実践的なものづくりの学習を行い、技術科教員になるための素養を身に付けることができる。
授業計画
【全体】
 中学校技術・家庭科(技術分野)の「エネルギー変換の技術」に関する機械の学習内容を中心的に扱う。中学校の技術教育の代表的な教材の一つとして、ロボットの製作と製作したロボットによる競技(ロボットコンテスト、以下 ロボコン)が注目されている。本授業では、ロボコンを実際に体験することにより実践的なものづくりの学習を行う。
 ロボットの設計・製作ではR3年度から全面実施される中学校学習指導要領のなかで3DCADや3Dプリンタを課題の解決策を具現化する際に利用することが勧められている。このことを念頭にこれらの技術を利用した小型ロボットの設計製作を実施する。
【令和6年度以降の履修制限について】
 令和6年度以降、履修者多数の場合は、安全面と実験室や装置・設備のキャパシティーを考慮して人数制限(最大10名まで)をすることがあります。
  その場合、技術教育選修の学生を第1優先とし、他選修で技術科免許取得希望者を第2優先とします。
ただし、他選修の学生は、4年生から順に優先します。
授業形態:単独
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ロボコンの歴史 ロボコンの歴史を振り返り、学習効果、導入方法について講義する。 シラバスを見ておくこと。準備学習2時間と復習2時間を行う
第2回 ロボット設計の概要 ロボット設計の概要について、特に製作図面の書き方について講義する。 製作図面の準備学習2時間と復習2時間を行う
第3回 ロボット設計の概要 ロボット設計の概要について、特に製作図面の書き方について講義する。 製作図面の準備学習2時間と復習2時間を行う
第4回 ロボットの構想 課題のロボットの構想についてスケッチする。 ロボットの構想について事前学習2時間及び事後学習2時間以上を行うこと。
第5回 ロボットの設計 課題のロボットの全体構想を立てる。 ロボットの構想及び設計について事前学習2時間及び事後学習2時間以上を行うこと。
第6回 ロボットの設計 課題のロボットの機構部の構想及び設計。 ロボットの構想及び設計について事前学習2時間及び事後学習2時間以上を行うこと。
第7回 ロボットの設計と製作(実習を含む) 課題のロボットの設計、設計には1年次の製図で習得した3DCADを使用する。 ロボットの構想及び設計について事前学習2時間及び事後学習2時間以上を行うこと。
第8回 ロボットの設計と製作(実習を含む) 課題のロボットの設計、設計には1年次の製図で習得した3DCADを使用する。 ロボットの構想及び設計について事前学習2時間及び事後学習2時間以上を行うこと。
第9回 ロボットの製作(実習を含む) 課題のロボットの設計と製作、設計には1年次の製図で習得した3DCADを使用する。製作において3Dプリンタを使用しデジタルファブリケーション技術の利用を検討する。 ロボットの構想及び設計について事前学習2時間及び事後学習2時間以上を行うこと。機械実験室の時間外使用は事前に申し出ること。
第10回 ロボットの製作(実習を含む) 課題のロボットの設計と製作、設計には1年次の製図で習得した3DCADを使用する。製作においてレーザーカッターを使用しデジタルファブリケーション技術の利用を検討する。 ロボットの構想及び設計について事前学習2時間及び事後学習2時間以上を行うこと。機械実験室の時間外使用は事前に申し出ること。
第11回 ロボットの製作(実習を含む) 課題のロボットの設計と製作、設計には1年次の製図で習得した3DCADを使用する。製作において3Dプリンタ、レーザーカッター等のデジタルファブリケーション技術の利用を検討する。製作したロボットの動作確認を行う。 発表の準備をしておくことと。
事前学習2時間及び事後学習2時間以上を行うこと。
第12回 ロボットの製作(実習を含む) 製作品の発表とディスカッションを受講者全員が行う。 ロボットの製作について事前学習2時間及び事後学習2時間以上を行うこと。機械実験室の時間外使用は事前に申し出ること。
第13回 製作したロボットによる競技 製作したロボットによる競技を行う。 ロボットの製作について事前学習2時間及び事後学習2時間以上を行うこと。機械実験室の時間外使用は事前に申し出ること。
第14回 製作したロボットの機能追加 製作したロボットに機能を一つ以上追加する。 ロボットの製作について事前学習2時間及び事後学習2時間以上を行うこと。機械実験室の時間外使用は事前に申し出ること。
第15回 作品プレゼンテーションとまとめ まとめ ロボットの製作について事前学習2時間及び事後学習2時間以上を行うこと。機械実験室の時間外使用は事前に申し出ること。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 5% C: 60% D: --%
成績評価法
授業内での製作品・設計図 70% 授業中態度・参加度 20% レポート10%
教科書にかかわる情報
備考
教科書備考:必要に応じてプリントを配布する。
参考書にかかわる情報
備考
教科書備考:必要に応じてプリントを配布する。
メッセージ
1.中学校教員免許状(技術)取得希望者のみ履修可能。
2.実習時間確保のため、受講者と相談の上、通常の時間割り以外の時間帯にも時間を設けて実習を行う。
  機械加工の実習を含むため作業のできる服を着用すること。材料費を徴収する場合がある。
3.ロボットの設計には1年次の授業「製図」で修得した3DCAD(Inventor Professional)を使用してロボットの
  設計を行う。各自ノートPCにInventor Professional2022をインストールしておくこと。
4.欠席回数について欠格条件を設定します。具体的な回数については第1回授業で説明します。
キーワード
ロボコン、ものづくり、機械加工、STEAM、3DCA、Dデジタルファブリケーション
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
製図、総合技術II、機械工学Ⅰ、Ⅱ
履修条件
連絡先
森岡 弘
E-mail:morioka[アットマーク]yamaguchi-u.ac.jp
*注意:[アットマーク]は, 記号表記半角(@)に変更して下さい。
オフィスアワー
木3・4時限(10:20~11:50)、学習相談がある場合は、事前に連絡先に記載したメールで前日の17:00までに連絡してください。

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