タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金3~4 その他  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021102710 情報処理論(実習を含む。)[Information Processing (including Practice)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
野村 厚志[NOMURA Atsushi]
担当教員[ローマ字表記]
野村 厚志 [NOMURA Atsushi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
コンピュータを用いた文書作成や表計算、それらの統合処理とネットワークを通じた共同作業の方法を学ぶ。学校では、コンピュータやネットワークなどの情報通信技術(ICT)を活用して授業と業務の改善を試みており、そのためのICTの活用方法について考える。
授業の到達目標
生活や社会において使われている情報の技術に関心を持ち、その基本となる文字列処理や計算処理の仕組みを理解し、活用することができる。
授業計画
【全体】
まず山口大学及び教育学部のウェブサイトを閲覧し、そこから大学学部の情報システム(ネットワークや電子メール、修学支援システムや学習管理システム:LMS)の利用法について知る。その上で、ワープロソフトによる文書作成の方法、表計算ソフトによる計算処理やグラフ作成・ピボットテーブルを用いたデータ分析の方法を学ぶ。最後に、ワープロソフトと表計算ソフトを統合する使い方や、ネットワークを通じた共同作業を学ぶ。(この授業は担当教員1名で行う「単独」授業です。)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 授業概要の説明 山口大学におけるネットワーク接続方法、様々な情報システムへのアクセス方法について確認する。 ▲授業前:山口大学の学内LANに接続し、山口大学と教育学部のホームページを閲覧すること。(学修時間の目安:1時間以上)▼授業後:授業で紹介された山口大学及び教育学部の情報システムに再度アクセスし、その機能を確認する。(学修時間の目安:1時間以上)
第2回 電子メールの利用法 山口大学における電子メールシステムについて知り、その仕組みの概要を理解した上で利用できるようになる。また隣の人との電子メールのやり取りを通じて、仕組みを確認する。電子メールを送受信する場合のセキュリティや情報モラルについても確認する。 ▲一般の電子メールシステムやフィルタリングの仕組み、電子メールの送受信におけるセキュリティや情報モラルの課題を調べてみる。(1時間)▼簡単なメッセージを担当教員に提出し、電子メールの送受信の方法、及びその経路を確認する。(1時間)
第3回 文書の構造とワープロソフトの使い方の入門編(その1:基本) 文書作成における約束事、文字の書体の意味、文書の構造について、ワープロソフトを用いて実際に試しながら学ぶ。素早く操作を行うためのキーボードのショートカットについても学ぶ。 ▲本・論文・ウェブページなど様々な文書の構造や書式を確認する(1時間)▼例として示された文書の作成を行い、文書の構造、文字や段落の書式について確認する。(2時間)
第4回 ワープロソフトの使い方入門編(その2;図や画像などの取り扱いかた) 図の挿入、ページレイアウトの設定について、実際に試しながら学ぶ。図の挿入方法については、学生同士で教え合いながら学ぶ。 ▲資料を見ながら図・画像の種類と挿入の操作方法を確認する。(1時間)▼例として示された文書の作成を行う。(2時間)
第5回 ワープロソフトの使い方:入門編(その3;便利な機能) 文書のスタイル、校閲、参考資料、数式入力、目次・索引の作成方法、スペルチェック、校閲などを学ぶ。ページ数の多い文書をグループで共同して完成させる活動に取り組む。最後に、ワープロソフトの使い方を振り返り、まとめる。 ▲資料を見ながら、ワープロソフトの機能と操作方法を確認する。(1時間)▼グループにより「情報処理の基礎」の文書を完成させ、課題として提出する。さらに追加の文書作成の課題に取り組む。(4時間)
第6回 表計算ソフトの使い方:入門編(1;基本的な事項) 基本事項、よく使う関数、グラフ作成の方法を学ぶ。 ▲資料を見ながら表計算ソフトの基本操作を確認する。(1時間)▼簡単な成績処理を行う課題に取り組む。(2時間)
第7回 表計算ソフトの使い方:入門編(2:関数の利用) 関数の使い方、複数ワークシートの利用方法を学ぶ。関数の使い方については、学生同士で教え合ったり、アイディアを出し合ったりする。 ▲資料を見ながら、関数とはどのようなものか、確認する。(1時間)▼成績処理の課題において、関数処理に取り組む。(2時間)
第8回 表計算ソフトの使い方:入門編(3;データの活用) ピボットテーブル、並べ替え、フィルターの利用法を学ぶ。 ▲ピボットテーブルとは何か、授業の資料やウェブ上の情報を調べておく。(1時間)▼成績データからピボットテーブルや並べ替え、フィルターの機能を用いて、データ分析を試みる。(2時間)
第9回 表計算ソフトの使い方:応用編(1;関数の組み合わせ) 情報処理技術者試験の問題(成績処理)を例として、表計算ソフトの使い方、特に関数による式の組み立て方をさらに深める。 ▲資料を読んで問題を把握し、わかる範囲で解いておく。(1時間)▼課題を完成させる。(4時間)
第10回 表計算ソフトの使い方:応用編(2;学校での活用例) 学校現場でよくある課題(その1)を例として、表計算ソフトの使い方をさらに深める。 ▲資料を読んで課題を把握し、わかる範囲で解いておく。(1時間)▼課題を完成させる。(4時間)
第11回 表計算ソフトの使い方:応用編(3;学校での活用例) 学校現場でよくある課題(その2)を例として、表計算ソフトの使い方をさらに深める。 ▲資料を読んで課題を把握し、わかる範囲で解いておく。(1時間)▼課題を完成させる。(4時間)
第12回 オフィスソフトの使い方:総合編(1;差し込み印刷) ワープロソフトと表計算ソフトを用いた差し込み印刷の方法を学ぶ。 ▲資料を読んで、「差し込み印刷」の機能がどのようなものか、どのような場面で活用できるか調べておく。また、実例として文部科学省のウェブサイトから、大学入試で利用される「調査書」の様式を確認しておく。(1時間)▼差し込み印刷の機能を用いて、疑似データにより調査書作成の課題を完成させる。(4時間)
第13回 オフィスソフトの使い方:総合編(2;ウェブページの作成) ワープロソフトや表計算ソフトを用いて、Webページの作製方法を学ぶ。 ▲複数の小中学校のウェブサイトを閲覧し、どのようなデザイン・機能が使われているか、改善点はないか考える。(1時間)▼授業中に示した、架空の学校のウェブサイトを作成・完成させる。(4時間)
第14回 オフィスソフトの使い方:総合編(3;共同編集) 一つの課題について文書や表・グラフを他者と共同で作成する方法を考える。実際の検討及び作業はグループに分かれて行う。 ▲資料を見ながら、共同作業の方法や課題について確認する。(1時間)▼授業の続きをグループで行い、課題を完成させる。(4時間)
第15回 情報処理の最近の話題 情報科学や情報処理技術における最近の話題を紹介し、教育における活用方法を考える。 ▲検索サイトやニュースサイト、SNSなどを用いて情報科学や情報処理技術についての最近の話題を調べる。(1時間)▼広く教育分野においてそれらの使い方をまとめる。(1時間)
第16回 まとめ この授業全体で学んだことを振り返りまとめる。 ▲資料及びこれまでの成果物を見ながら、この授業で学修したことを振り返る。(1時間)▼まとめの課題を行う。(3時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
課題(100%)で評価します。
教科書にかかわる情報
備考
資料をGoogle Classroomに掲載します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 伝わるデザインの基本-よい資料を作るためのレイアウトのルール- 【増補改訂版】 ISBN 9784774183213
著者名 高橋・片山 出版社 技術評論社 出版年 2016
備考
文部科学省:「教育の情報化の推進」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1369591.htm
メッセージ
初回の授業からノートパソコンを利用します。
キーワード
授業におけるICTの活用、校務の情報化
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
情報基礎I
履修条件
連絡先
電子メール:anomura@yamaguchi-u.ac.jp
研究室電話:083-933-5393
オフィスアワー
水曜午後(毎月第3水曜日は除く)

ページの先頭へ