開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月1~2
その他
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021102711
情報基礎Ⅱ[Foundation of Information Processing II]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
野村 厚志[NOMURA Atsushi]
ー
担当教員[ローマ字表記]
野村 厚志 [NOMURA Atsushi]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
入出力機器を含めたコンピュータとプログラミングについての理解を深めることを目的として、マイコンと電子回路を組み合わせたシステムや複数のマイコンの間で通信を行うシステムを実現する課題に取り組む。技術科における情報の技術とエネルギー変換の技術の理解に寄与する。
授業の到達目標
マイコンにおける入出力ポートの利用方法について理解を深めること。また、生徒の興味関心に沿ったプログラミング課題を構想し、実際にプログラムを含むシステムが作成できるようになること。
授業計画
【全体】
ビジュアル型のプログラミング言語を学び、これを用いたマイコン用の基本的なプログラムを作成する。次にセンサーやモーターなどの入出力機器を接続し計測・制御を行うプログラムや複数のマイコン間で通信を行うプログラムを作成する。その際、簡単な電子回路の構成についても学ぶ。最後に、初等・中等教育で扱う内容から選び、課題のプログラムやマイコン・入出力機器の構成を考えて実現する。(この授業は担当教員1名で行う「単独」授業です。)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
はじめに
この授業の内容と進め方について説明する。
▲授業前:この授業で学びたいこと、授業後にはどのような力が付くか、考える。(学修時間の目安:1時間以上)▼授業後:マイコン、センサー、モーターの種類や構成について調べる。(学修時間の目安:2時間以上)
第2回
ビジュアルプログラミング(その1)
順次処理と変数を用いた演算を含んだプログラムを学ぶ。
▲プログラミングにおける順次処理とはどのようなものか、変数とは何か、演算にはどのようなものがあるか調べておく。(1時間)▼授業中に作成したプログラムを発展させる。(2時間)
第3回
ビジュアルプログラミング(その2)
分岐を用いたプログラムを学ぶ。
▲分岐処理を行う際に必要な変数とその演算について前時の内容を復習しておく(1時間)▼授業中に作成したプログラムを発展させる。(2時間)
第4回
ビジュアルプログラミング(その3)
反復を用いたプログラムを学ぶ。
▲分岐と変数及び演算について復習しておく。(1時間)▼授業中に作成したプログラムを発展させる。(2時間)
第5回
マイコン利用の基礎(その1)
実際にマイコンを用いて作成したプログラムを実行してみる。
▲マイコンの仕組みやプログラムのインストール方法を調べておく。(1時間)▼授業中に作成したプログラムを発展させる。(2時間)
第6回
マイコン利用の基礎(その2)
実際にマイコン上で、プログラムを実行してみる。
▲先に作成したプログラムの処理の流れを復習する(1時間)。▼授業中に作成したプログラムを発展させる。(2時間)
第7回
マイコンと電子回路の利用(その1)
実際にマイコンとセンサーを用いたプログラムを作成し、実行してみる。
▲センサーについてどのような種類があるか、特性や電子回路を用いたマイコンとの接続方法を調べておく。(2時間)▼授業中に作成したプログラムを発展させる。(2時間)
第8回
マイコンと電子回路の利用(その2)
実際にマイコンと、モーターやLEDを接続したプログラムを作成し実行してみる。
▲モーターの仕組みやLEDの電気的特性について調べておく。(2時間)▼授業中に作成したプログラムを発展させる。(2時間)
第9回
マイコン間の通信(その1)
マイコンにおける無線通信の方法について学び、データの送受信のプログラムを作成してみる。
▲無線通信の規格やビジュアル型プログラミングでの利用法について調べておく。(2時間)▼授業中に作成したプログラムを発展させる。(2時間)
第10回
マイコン間の通信(その2)
無線通信を用いて複数のマイコン間でデータの送受信を行うことによる同期プログラムを作成する。
▲同期・非同期について調べておく。(2時間)▼ここまでのまとめの課題を行う。(6時間)
第11回
課題(その1)
各自でプログラム課題を考え、そのプログラムを実現するための方法、処理の流れ、を考える。
▲各自が取り組んでみたいプログラミンぐの課題を考えておく。(2時間)▼授業の続きを行う。(2時間)
第12回
課題(その2)
各自でプログラム課題を考え、そのプログラムを実現するための方法、処理の流れ、を考え、実現する。
▼授業の続きを行う。(4時間)
第13回
課題(その3)
各自のプログラムの課題や処理方法、実行結果について説明する文書を作成する。
▼授業の続きを行う。(4時間)
第14回
課題の発表と相互評価
作成したプログラムの課題を説明し、実行してみる。
▲課題を完成させ、そのデモンストレーションの手順や説明を考える(4時間)▼課題について振り返り、修正を行う(2時間)
第15回
まとめ
この授業を振り返り、身についたことを整理し、発表を行う。
▲授業で学んだことを整理して発表資料を作成する。(2時間)▼発表後に受けた質問や助言を検討して発表資料を修正する。まとめのレポートを作成する。(2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
課題(100%)により評価する。
教科書にかかわる情報
備考
資料や利用する教材(マイコンや入出力装置、電子部品等)は授業担当者が準備する。ノートパソコンは各自が持参すること。
参考書にかかわる情報
備考
授業中に適宜紹介する。
メッセージ
キーワード
プログラミング教育、マイコン
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
情報基礎I、応用電子(実習を含む。)
履修条件
連絡先
電子メール:anomura@yamaguchi-u.ac.jp
研究室電話:083-933-5393
オフィスアワー
水曜日午後
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