開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月9~10
講義
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021102801
家庭経営学(家族関係学及び家庭経済学を含む。)[Household Management (including Family Relations and Household Economy)]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
藤井 志保[FUJII Shiho]
ー
担当教員[ローマ字表記]
藤井 志保 [FUJII Shiho]
特定科目区分
対象学生
対象年次
1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
〇現代家族の状況と家族関係、家庭経営、家計と人生設計について、探究的に学ぶ。
〇生活設計や経済計画、現代の消費者問題の背景・要因について、探究的に学ぶ。
それらを通して「真に豊かな家庭とは」「自立した消費者とは」について、考察する。
授業の到達目標
我が国の家族の状況と家族関係、家計と人生設計、消費者問題について、自ら問いを掲げながら、現代のこれらの問題やその背景要因について理解を深めることができる。そして、家族の安心・安全そして幸福な生活を目指し、主体的に自立した家庭経営および消費生活を営み創造していくことのできる意思決定能力を身につけることができる。
授業計画
【全体】
前半は家族の状況、家庭経営の概念、家庭生活と社会状況の関わりについて学習する。その中から、現代社会における家族の問題について問いを掲げ、探究的に調べた内容を全員が発表し、意見交流を行う。
後半は生活設計や経済計画について理解を深めるとともに、現代の消費者問題を取り上げ、その背景や要因について理解し、自立した消費者について学習する。
前半、後半を総合して、家族及び消費者問題や、日々変化する社会状況に関心を持ち、自ら問いを掲げながら探究的に取り組むことができる。実践的な授業として、その中へ「金融関係の専門家に学ぶ」「貿易ゲームを通して世界へも視野を広げる」活動も取り入れる。これらの学習を通して、問いに対する自分の答えをまとめることができるようにする。
中学校家庭科の内容A家族・家庭生活およびC消費生活・環境の基礎的事項となる。また、発表においては、ICT機器の活用など、情報活用能力を高める工夫をする。(実施形態:単独)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
家庭経営の概念
既習事項を確認し授業計画を展望する。
配付資料を基に中・高等学校家庭科の学習内容を復習する。中学校家庭科の家族・家庭生活について読んでまとめる。
(所要時間2時間)
第2回
家庭生活と社会状況Ⅰ
現代家族の状況について理解する。
授業の復習を行う。様々な家族の姿、あるいは家族に関する問題を自ら探究的に調べ、発表準備を行う。
(所要時間4時間)
第3回
家庭生活と社会状況Ⅱ(探究発表会)
家族の問題について、提案し意見交流を行う。
様々な家族の姿、あるいは家族に関する問題を自ら探究的に調べ、発表準備を行う。仲間の発表をもとに、自分の考えをまとめる。
(所要時間4時間)
第4回
家庭生活と社会状況Ⅲ(探究発表会)
家族の問題について、提案し意見交流を行う。
様々な家族の姿、あるいは家族に関する問題を自ら探究的に調べ、発表準備を行う。仲間の発表をもとに、自分の考えをまとめる。
(所要時間4時間)
第5回
家庭生活とと社会状況Ⅳ(探究発表会)
家族の問題について、提案し意見交流を行う。
様々な家族の姿、あるいは家族に関する問題を自ら探究的に調べ、発表準備を行う。仲間の発表をもとに、自分の考えをまとめる。
(所要時間4時間)
第6回
生活設計と経済計画Ⅰ
人の一生にかかるお金を概算し、資金計画の必要性を理解する。
配付資料を基に復習および予習をする。人の一生にかかるお金をもとに、自分が予想する人生においての収支を計算する。
(所要時間6時間)
第7回
生活設計と経済計画Ⅱ
「金融関係の専門家に学ぶ」(実施時期は変更になる場合もある)
保険と貯蓄の違いを知るとともに、適切な対応の必要性を理解する。
配付資料を基にさまざまな保険について理解する。
(所要時間4時間)
第8回
生活設計と経済計Ⅲ
「金融関係の専門家に学ぶ」の振り返り
ライフプランを描き、家族計画や経済計画を展望する。
配付資料を基に復習および予習をする。ライフプランを完成させる。
(所要時間4時間)
第9回
消費生活Ⅰ
社会の変化と消費生活の変化
暮らしと契約、18歳成年について認識を深める。
配付資料およびテキスト「消費生活」第1章および第6章を熟読する。18歳成年と契約に関する問題について熟考する。
(所要時間4時間)
第10回
消費生活Ⅱ
消費者の権利と責任を知るとともに、消費者市民の考え方を深める。
資料をもとに、復習を行う。自立した消費者とは何かを自ら調べ、探究する。
(所要時間4時間)
第11回
消費生活Ⅲ
様々な問題商法と対処の具体を知る。暮らしと金融、投資について知る。身近な消費者問題(契約の成立・破棄・解除)について具体的なケースをもとに知識を深める。
様々な消費者問題に関して、自ら調べ、探究する。プレゼンテーションの準備。消費者問題を自ら探究的に調べ、発表準備を行う。
(所要時間4時間)
第12回
消費者問題Ⅰ(探究発表会)
身近な消費者問題に関して、お互いの発表を通して、知識を深めると共に、消費者としての意思決定能力を高める機会とする。
資料を熟読する。発表内容について自分の考えをまとめる。
(所要時間4時間)
第13回
消費者問題Ⅱ(探究発表会)
身近な消費者問題に関して、お互いの発表を通して、知識を深めると共に、消費者としての意思決定能力を高める機会とする。
テキストを熟読する。自分と仲間の発表の振り返りを整理しておく。(所要時間4時間)
第14回
消費と環境
「貿易ゲーム」を通して共生共存の必要性とフェアトレードの理念を知る。
資料およびテキストを熟読する。授業の総まとめををする。
(所要時間4時間)
第15回
消費と環境
持続可能な消費生活を目指して
「真に豊かな家庭とは」「自立した消費者とは」の問いに立ち返り、持続可能な消費生活をキーワードにまとめを行う。
配付資料およびテキストを熟読する。15回の振り返りをする。
(所要時間4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 25% B: 25% C: 25% D: 25%
成績評価法
授業内のレポート、課題としてのレポート、プレゼンテーション資料と発表内容で評価します。
授業内レポート 30%、課題としてのレポート30%、プレゼンテーション資料と発表内容40%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
文部科学省著作教科書 消費生活
ISBN
著者名
文部科学省
出版社
教育図書
出版年
備考
必要に応じて資料を配付する。Google Classroom上の資料や振り返りなども読むこと。教科書も読み、基本的な知識を得ること。
参考書にかかわる情報
備考
消費生活センターや金融広報委員会等の資料
メッセージ
社会の動き・状況に対する感受性を高め、消費者市民としての資質を磨きましょう。
Google Classroomを利用します。積極的な利用を求めます。
キーワード
家庭経営 家庭管理 消費者 実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
家庭科教育法Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ
履修条件
連絡先
藤井志保研究室(教育学部A棟221号)
shihofu[at]yamaguchi-u.ac.jp(※[at]を@に換えてメールしてください。)
オフィスアワー
まずは上記連絡先へ問い合わせてください。
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