タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金3~4 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021102806 食文化論[Food Culture] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
五島 淑子[GOTOH Yoshiko]
担当教員[ローマ字表記]
五島 淑子 [GOTOH Yoshiko], 星野 裕之 [HOSHINO Hiroshi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本講義では、食文化について、世界の食文化形成、日本の食文化形成と展開、異文化接触と受容、主食の文化、副食の文化などについて、学習します。
授業の到達目標
日本の食文化、世界の食文化、食文化研究の意義を理解し、「食文化とは何か?」について説明することができ、食文化に関する自分の意見を論理的に述べることができる。さらに、食に関する問題意識を高め、現代の食生活の問題点を述べることができる。
授業計画
【全体】
食文化を学ぶ意義、食文化の領域、日本の食文化形成と展開、異文化接触と受容、主食の文化、副食の文化、現代の食生活について、トピックをあげて講義します。


なお、本授業は、学習指導要領 小学校 家庭 「B衣食住の生活」の食生活、
中学校〔家庭分野〕B衣食住の生活(3)日常食の調理と地域の食文化 を中心として、「B衣食住の生活」「A家族・家庭生活」の内容に該当します。
高等学校「家庭基礎」の「B衣食住の生活の自立と設計」の(1)食生活と健康、「家庭総合」の「B衣食住の生活の科学と文化」(1)食生活の科学と文化」の内容を含みます。(授業形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 はじめに 食文化の領域 食文化の定義、
食文化研究の領域と対象
食文化研究の方法と研究資料
授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト12-20頁を読んでおくこと
(2時間)
第2回 世界の食文化形成 世界の食文化類型とその特徴
粉食文化と粒食文化
授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト21-30頁を読んでおくこと
(2時間)
第3回 日本の食文化形成と展開 日本の食文化形成と自然環境
日本の食文化形成と社会環境
日本食文化の特徴
授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト31-40頁を読んでおくこと
(2時間)
第4回 異文化接触と受容 大陸文化
南蛮文化、紅毛文化、
欧米文化
多国籍の食
授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト41-50頁を読んでおくこと
(2時間)
第5回 主食の文化 木の実といも類

大麦と小麦
授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト51-60頁を読んでおくこと
(2時間)
第6回 副食の文化 魚介類
豆類
肉、乳、卵
授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト61-70頁を読んでおくこと
(2時間)
第7回 調味料・油脂・香辛料 塩とさとう
発酵調味料
油脂
だし、香辛料
授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト71-80頁を読んでおくこと
(2時間)
第8回 菓子・茶・酒 和菓子
洋菓子

授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト81-90頁を読んでおくこと
(2時間)
第9回 日本料理の形成と発展 日本料理の系譜
本膳料理
懐石料理
会席料理
授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト91-100頁を読んでおくこと
(2時間)
第10回 台所・食器・食卓の文化 台所と燃料
調理の諸道具
食器
食卓
授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト101-110頁を読んでおくこと
(2時間)
第11回 日常の食生活 日常食の形態
日常食の食材と料理
日常食の地域性
弁当と弁当箱
授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト111-120頁を読んでおくこと
(2時間)
第12回 非常の食生活 飢饉時の食
戦争と食
災害と食
非常食の工夫
授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト121-130頁を読んでおくこと
(2時間)
第13回 外食文化の成立と変化 外食文化の成立と形成
食べもの屋の形勢と展開
飲食店の多様化と拡大
外食産業の発展
授業の復習(所要時間2時間)とテキスト131-140頁を読んでおくこと
(2時間)
第14回 行事と地域の食文化 年中行事と行事食
通過儀礼と儀礼食
郷土料理の形成と要因
各地の産物と郷土食
授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト141-150頁を読んでおくこと
(2時間)
第15回 家庭・地域、学校、社会における食育 家庭・地域における食育
学校における食育
情報化社会における食育
これからの食育
授業の復習(所要時間2時間)と、テキスト151-160頁を読んでおくこと
(2時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業への参加度(30%)、課題レポート(70%)
教科書にかかわる情報
教科書 書名 新版 日本の食文化 「和食」の継承と食育 ISBN 9784874923436
著者名 江原絢子・石川尚子編著 出版社 アイ・ケイ コーポレーション 出版年 2016
備考
最初の授業のときに販売します。3,000円程度。
視聴覚教材(動画を視聴)活用をします。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 日本の食文化史――旧石器時代から現代まで ISBN 9784000610889
著者名 石毛直道 出版社 岩波書店 出版年 2015
参考書 書名 和食の地理学 ISBN 9784582859621
著者名 金田章裕 出版社 平凡社 出版年 2020
参考書 書名 江戸の食文化 ISBN 9784096266182
著者名 原田信男 出版社 角川選書 出版年 2013
参考書 書名 日本食の文化: 原始から現代に至る食のあゆみ ISBN 9784874923757
著者名 江原絢子 出版社 アイ・ケイコーポレーション 出版年 2022
参考書 書名 和食文化ブックレット全10冊 ISBN 9784784218257
著者名 和食文化国民会議監修 出版社 思文閣 出版年 2015
備考
授業の中で、関連の参考書等を紹介します。
メッセージ
対面で実施します。授業の進度によって、内容が前後することがあります。
キーワード
食文化 食生活 食物学 食品科学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • 飢餓をゼロに
  • すべての人に健康と福祉を
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • つくる責任つかう責任
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(飢餓)飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
関連科目
食品科学、調理学実習Ⅰ、調理学実習Ⅱ
履修条件
連絡先
goto@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
金曜日16時10分から17時40分(事前にメールで連絡をお願いします)

ページの先頭へ