タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月5~6 演習  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021102904 英語文学演習[Seminar on Literature in English(Seminar on Literature in English)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤本 幸伸[FUJIMOTO Yukinobu]
担当教員[ローマ字表記]
藤本 幸伸 [FUJIMOTO Yukinobu]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
クリティカル・リーディングという文学の解釈方法を援用して、英語教科書の物語を生徒の知的好奇心を刺激しつつ読解していく方法を理解し実践する。また、現代的課題を確認するために様々な資料や図表を検索して、生徒の物語読解に援用することも実践していく。
授業の到達目標
英語文学の文学的特徴(物語のテーマや技法、ジャンル、比喩表現や文化など)の知識を援用して、文学表現をクリティカルな視点から読み解き、また根拠を例示しながら文学表現の仕掛けを説明することができる。
授業計画
【全体】
クリティカル・リーディングという文学の解釈方法を援用して、英語教科書の物語を生徒の知的好奇心を刺激しつつ読解していく方法を理解し実践する。また、発音、語彙、文法、読解、ライティング、プレゼンテーションなど、英語教員に必要となる技能も養成していく。授業の進行に合わせて、扱う物語を変更する場合があります。(授業形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 イントロダクション

英語教科書と英語読解の関係を確認する 配布資料を読む(学習時間の目安:4時間以上)
第2回 クリティカル・リーディングと文学の解釈方法について 英語教科書の物語The Kiteを通読し、物語の特徴と主題を確認する 英語教科書の物語を読む(学習時間の目安:4時間以上)
第3回 英語教科書の物語(The Kite)にクリティカル・リーディングを応用する The Kiteを精読し、物語の内容と英語表現の緊密な関係を理解する 英語教科書の物語を読む(学習時間の目安:4時間以上)
第4回 クリティカル・リーディングの使い方:「そもそも、それから、なぜ」 生徒が物語をより良く理解できるための問いの立て方を検討する 英語教科書の物語を読む(学習時間の目安:4時間以上)
第5回 物語理解を確認する設問を工夫する 物語の理解を確かめる設問と、その解に至る過程を可視化する リーディングの設問の仕方を参考文献で調べる(学習時間の目安:4時間以上)
第6回 物語理解を確認する設問を作る リーディング研究の知見を活かして、自分の作成した設問が生徒の物語理解力を確かめるのに適切かどうかを検証する リーディングの設問の仕方を参考文献で調べる(学習時間の目安:4時間以上)
第7回 英語教科書の物語The Kiteの設問を検証する お互いに自分の作った設問を検証する 英語教科書の物語を読む(学習時間の目安:4時間以上)
第8回 英語教科書の物語(Annemarie's Basket)にクリティカル・リーディングを応用する

英語教科書の物語Annemarie's Basketを通読し、物語の特徴と主題を確認する 英語教科書の物語を読む(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 クリティカル・リーディングを物語に適用する Annemarie's Basketを精読し、物語の内容と英語表現の緊密な関係を理解する 英語教科書の物語を読む(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 クリティカル・リーディングの使い方:「そもそも、それから、なぜ」 生徒が物語をより良く理解できるための問いの立て方を検討する
英語教科書の物語を読む(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 物語理解を確認する設問作成に、メタ認知的解釈方法と推論設問(「明確性・意見差・証拠・挑戦性」の4つの観点)を活用する
物語の理解を確かめる設問と、その解に至る過程を可視化する
リーディングの設問の仕方を参考文献で調べる(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 「明確性・意見差・証拠・挑戦性」の観点を含んだ設問を工夫する リーディング研究の知見を活かして、自分の作成した設問が生徒の物語理解力を確かめるのに適切かどうかを検証する リーディングの設問の仕方を参考文献で調べる(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 物語の推論発問を発表する お互いに自分の作った設問を検証する 英語教科書の物語を読む(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 メタ認知的解釈方法と推論設問(「明確性・意見差・証拠・挑戦性」の4つの観点)の観点からの検証
他者の意見を参考にして、自分の作った設問をリーディング研究の知見を活用して検証する 英語教科書の物語を読む(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 まとめ まとめ 配布資料を復習する(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
授業内レポート40%、学期末レポート60%の割合で総合的に評価する。
教科書にかかわる情報
教科書 書名 推論発問を取り入れた英語リーディング指導 ISBN 9784385365572
著者名 田中武夫・島田勝正・紺渡弘幸 出版社 三省堂 出版年 2011
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 英語教師のための発問テクニック ISBN 9784469245424
著者名 田中武夫・田中知聡 出版社 大修館書店 出版年 2009
参考書 書名 受験英語と日本人 ISBN 9784327410766
著者名 江利川春雄 出版社 研究社 出版年 2011
備考
メッセージ
就学支援システムを使って、講義資料を配布します。ただし、一部のデータ量の多い講義資料については、その都度指示します。また、レポートについては、就学支援システムのレポート機能を使うことにします。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
履修条件
連絡先
fjmtyknb@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日 12時から12時50分

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