タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金9~10 講義 9.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021201004 初等科生活[Society and Life for Elementary Education] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤上 真弓[FUJIKAMI Mayumi]
担当教員[ローマ字表記]
藤上 真弓 [FUJIKAMI Mayumi]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本授業は、小学校における教職経験を有する教員が実務経験を踏まえ実施する実践的な講義となっている。
生活科の教育原理や教育理論を踏まえ,教材研究・単元開発・授業づくりを行うために必要な資質や能力を身に付けていく講義を行う。
授業の到達目標
生活科の教育理念や原理、それを具現化する教師の手立てに必要な視点や方法について理解し、低学年の発達特性や今日の教育課題と生活科の指導内容の関係を把握しながら、子どもの思いや願い、気付きをもとにした単元開発や授業づくり、評価を行うことができる。
授業計画
【全体】
低学年の子どもの発達特性や今日的課題を把握した上で,子どもの思いや願い,気付き等を生かす授業の在り方,教師の出場と按配等について,実践的に学ぶ。(担当形態:単独)  
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション 生活科の授業づくりを行う上で必要な力について考え,この講義で目指すことや取り組む内容についてとらえる。 ・講義資料をもとに最終レポートに向けての見通しをもつ(2時間)
・生活科において取り扱われている野菜について調べる(2時間程度)
第2回 生活科における見取りと価値付け 栽培単元における教師の見取りと価値付けのあり方について考える ・野菜の栽培単元の導入時の取組等を比較・分析する(予習・復習 計4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第3回 単元導入時に必要な手立てについて①:主体的な学びを生み出すために 教科書の掲載内容について分析し、栽培単元の導入に子どもの主体性を生むために必要な手立てについて考える ・栽培単元の導入に必要な手立てについて整理する(予習・復習 計4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第4回 単元導入時に必要な手立てについて②必要感を生み出すために 栽培単元の導入時(植える直前・植える際)に必要な教師の手立てについて考える ・栽培単元の導入時(植える直前・植える際)の留意点についてまとめる(予習・復習 計4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第5回 単元導入時に必要な手立て③:実際に行う具体的な手立てについて 栽培する花や野菜に合った種のまき方・苗の植え方・うねのつくり方等についてプレゼンテーションする ・栽培する花や野菜に合った種のまき方・苗の植え方・うねのつくり方等についてまとめる(予習・復習 4時間程度) グループワーク
プレゼンテーション(紙媒体で)
ディスカッション
第6回 単元導入時に必要な手立て④
:うねづくり・種まき・苗植え
うねづくり・種まき・苗植え等をとおして、単元導入時の留意点について考える ・観察日記を書いたり、うねづくり・種まき・苗植え等に取り組んだ気付き等を整理する(予習・復習 計4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第7回 単元の過程で必要な手立て①:問題への対応と協働的な学びの在り方 花や野菜を育てる過程で起こる問題とそれらへの対応について考える ・花や野菜を育てる過程で起こる問題とそれらへの対応についてまとめる(予習・復習 計4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第8回 単元の過程で必要な手立て②:気付きの質を高める手立て 花や野菜を育てる過程で起こる問題とそれらへの対応について考える
子どもの気付きの質を高める対話的で深い学びについて考える
・子どもの気付きの質を高める教師の手立てについてまとめる(予習・復習 計4時間程度) グループワーク
プレゼンテーション(紙媒体で)
ディスカッション
第9回 単元の過程で必要な手立て③:対象との関わりを深めるための手立て 花や野菜を育てる過程で起こる問題とそれらへの対応について考える
単元の過程においても主体的に対象と関わり続けるために必要な対話的で深い学びについて考える
・子どもが対象と関わり続けるために必要な教師の手立てについてまとめる(予習・復習 計4時間程度) グループワーク
プレゼンテーション(紙媒体で)
ディスカッション
第10回 単元の過程で必要な手立て④:問題への対応と協働的な学び 花や野菜を育てる過程で起こる問題とそれらへの対応について考える ・花や野菜を育てる過程で起こる問題とそれらへの対応についてまとめる(予習・復習 計4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第11回 模擬授業:子どもたが気付きの質を高めながら壁を乗り越えたくなる教師に手立て 花や野菜を育てる過程で起こる問題とそれらへの対応について取り扱う授業場面のあり方について、プレゼンテーションし合う
主体的・対話的で深い学びを展開できる単元デザインや授業づくり、場づくりになっているか検討する
・模擬授業や事後検討会で得た気付きや疑問等をもとに、指導案や板書、場設定等の案を改善する(予習・復習 計4時間程度)
グループワーク
ディスカッション
第12回 生活科の授業づくりに必要な教師の資質・能力;生活科の実践事例をもとに
(実地指導講師の講義)
生活科の授業づくりに必要な教師の資質・能力について、実地指導講師の実践事例をもとに考える ・実地指導講師の実践事例とその中における様々な手立てをもとに、生活科で求められる子どもの姿とそれを導き出す教師の手だ手について整理する(予習・復習 計4時間程度)
第13回 単元デザイン(1):栽培単元で身に付けるべき資質・能力と単元デザイン グループごとに栽培単元の単元デザインとそのポイントなどについてまとまめる ・栽培単元における単元デザインのポイントについてまとめる(予習・復習 計4時間程度) グループワーク
ディスカッション
第14回 単元デザイン(2):栽培単元をデザインするポイントの整理と交流 グループごとに栽培単元の単元デザインとそのポイントなどについてまとまめ、それをもとに交流する。 ・復習1時間程度
・課題レポートに取り組み,提出する(5時間程度)
グループワーク
ディスカッション
第15回 まとめ・振り返り 初等科生活を通して学んだことや今後の生活科の授業づくりに生かしていきたい点等について整理し,意見交流する。 ・小学校学習指導要領解説生活編を読み、生活科における指導のポイントについて整理し直す(4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 60% B: --% C: 25% D: 5%
成績評価法
授業内のレポート、課題レポート、学期末のレポート、授業内発表、学習への参加度で評価します。
授業内レポート20% 課題レポート25% 学期末のレポート40% 授業内発表10% 参加度5%
教科書にかかわる情報
備考
 担当教員が必要に応じてプリント等の教材を作成し,配布する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説生活編 ISBN 9784491034645
著者名 文部科学省 [編] 出版社 東洋館出版社 出版年 2018
参考書 書名 「指導と評価の一体化」のための 学習評価に関する参考資料 小学校生活 ISBN 9784491041247
著者名 国立教育政策研究所教育課程研究センター 出版社 東洋館出版社 出版年 2020
備考
担当教員が必要に応じて紹介する。
メッセージ
レポートや課題等は,必ず期限内に提出すること。授業内において,積極的に発言したり,他者と関わったりする中で,多面的なものの見方・考え方を得,真摯に学び合おうとする姿を求めている。授業づくりについて,共に語り合おう!
キーワード
実務家教員,教材研究,単元開発,授業づくり,見取り,支援
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
教科教育法生活
履修条件
連絡先
藤上真弓(A棟205号室)まで。
またfujikami@yamaguchi-u.ac.jpまで
オフィスアワー
月曜日1コマ、木曜日の2コマ、5コマ、その他学生の都合に合わせて、研究室にて相談を受け付ける。
(会議などで不在の時もあるかもしれないため、メールにて事前に連絡をしてもらえると、対応ができる。)
メールでも対応する。

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