開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
火3~4
その他
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021301006
表現指導法Ⅲ(音楽表現)[Expressive Instruction III (Musical Expression)(Expressive Instruction III (Musical Expression))]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
川﨑 徳子[KAWASAKI Tokuko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
川﨑 徳子 [KAWASAKI Tokuko]
特定科目区分
対象学生
(2015-2022年度以降入学者対象)
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
幼児期の子どもの表現と音楽的な表現について考えることから、幼児期の子どもの様々な表現について学ぶとともに、演習を通して、自らの音楽的な体験を豊かにし、保育における音楽的な遊びや表現的な活動を支えるために必要な知識、技能を習得していく。また、子どもの音楽的な表現を導くための環境構成や援助のあり方など、音楽的な表現を含む子どもの育ちを総合的に支えるための保育の実践力を養う。
授業の到達目標
・子どもの表現は、多様な相互作用に促され、発達とともに進んでいくことを理解する。また、幼稚園教育要領における幼稚園教育の基本を踏まえ、領域「表現」のねらい及び内容と幼児期の子どもの音楽的な表現について考える。
・子どもの表現を支えているものを理解し、より豊かな発達を援助する「保育者の役割」について考えるとともに、環境構成や指導計画の作成など保育実践へのイメージが持てるようになる。
・音楽的な表現の楽しさを知り、保育に必要な技術を身につけるための演習に積極的に参加することができる。
・子どもの表現を導いていく保育における保育者の役割を理解し、積極的に演習に参加することができる。
・さまざまな演習について、自分なりの表現することを楽しめるようになるとともに、子どもの表現の指導につないでいく意識をもつようになる。また、保育者自身が表現することについて興味・関心を持ち、幼児期の子どもの音楽的な表現の楽しさや表現を通して育つ可能性支えるために必要な、知識と技術を身につける。
授業計画
【全体】
幼児期の子どもの表現と音楽的な表現について、実践的な演習を通して考えることから、幼児期の子どもの様々な表現について学ぶ。また、自らの音楽的な体験を豊かにし、保育における音楽的な遊びや表現的な活動を支えるために必要な知識、技能を習得する。授業全体を通して、子どもの音楽的な表現を導くための環境構成や援助のあり方など、音楽的な表現を含む子どもの育ちを総合的に支えるための保育の実践力を養う。(担当形態:単独)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
幼児期の子どもの表現について
幼児期の子どもの表現と音楽的な表現について考えることから、幼稚園教育要領に示さ
れた幼稚園教育の基本を踏まえ、領域「表現」のねらい、及び内容について理解する。
幼稚園教育要領解説(H30)保育所保育指針解説(H30)幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説(H30)第2章 領域「表現」で、ねらい及び内容について読んでおく。(学修時間の目安4時間~)
第2回
幼児期の子どもの音楽的な表現について
保育場面における子どもの姿について、資料や視聴覚教材などのICTを活用し、子どもの遊びと音楽的な表現、総合的な表現の指導について具体的にイメージしながら、子どもの表現のあり様について考える。
自分の幼児期の頃に触れた音楽的表現について思い出し、次の授業でできるように準備しておく。
1回目の授業で扱った教材について振り返り、各自で歌やピアノの伴奏等、練習する。(学修時間の目安4時間~)
第3回
音楽、ことば、身体的な表現について
音楽とことば、身体とのつながりについて考える。演習を通して、学生自身が体験的に音楽とことば、身体とのつながりについて考えるとともに、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の「健康な心とからだ」「協同性」「言葉による伝え合い」「豊かな表現と感性」につながる子どもの育ちの姿をイメージし、保育の構想への意識をもつ。
保育所保育指針解説(H30)幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説(H30)第1章総則と、特に「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」「育みたい資質・能力」を読み、理解しておいく。
2回目の授業で扱った教材について、歌やピアノの伴奏等、各自で練習する。(学修時間の目安4時間~)
第4回
保育における音楽的な活動について保育内容「表現」とともに考える
乳幼児の日常生活の姿について、映像資料や事例なども活用しながら、子どもにとっての音楽的な環境の意味や、保育における音楽的な活動について、領域「表現」を踏まえて考える。
授業で扱った内容と幼稚園教育要領解説(H30)保育所保育指針解説(H30)幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説(H30)第2章 領域「表現」で、ねらい及び内容との関連を振り返り、理解する。
3回目の授業で扱った教材について、歌やピアノの伴奏等、各自で練習する。(学修時間の目安4時間~)
第5回
子どもの発達と音楽
資料等をもとに、子どもの発達と音楽との関係について、ダルクローズ、オルフ、コダーイなど、乳幼児時の音楽の教育に功績のある様々な音楽教育の方法について学び、子どもにとっての音楽について考える。
4回目の授業で扱った教材、及びこれまでの教材について、歌やピアノの伴奏等、各自で練習する。(学修時間の目安4時間~)
第6回
子どもの表現と保育者の援助(1)歌う、子どもの音域等
音楽的な表現活動の実践と教材研究、指導の実際について演習する。歌う、子どもの音域等
5回目の授業で扱った教材、及びこれまでの教材について、歌やピアノの伴奏等、各自で練習する。(学修時間の目安4時間~)
第7回
子どもの表現と保育者の援助(2)歌う、奏でる、音、さまざまな楽器と表現等
音楽的な表現活動の実践と教材研究、指導の実際について演習する。歌う、奏でる、音、さまざまな楽器と表現等
こどもの歌唱指導について、扱った教材について、活動計画のイメージをもっておいく。6回目の授業で扱った教材、及びこれまでの教材について、歌やピアノの伴奏等、各自で練習する。(学修時間の目安4時間~)
第8回
子どもの表現と保育者の援助(3)イメージを表す、遊びの中の音楽
音楽的な表現活動の実践と教材研究、指導の実際について演習する。イメージを表す、遊びの中の音楽
遊びを通して触れる音楽的表現について、教材研究をしておく。
7回目の授業で扱った教材、及びこれまでの教材について、歌やピアノの伴奏等、各自で練習する。(学修時間の目安4時間~)
第9回
子どもの表現と保育者の援助(4)遊びの中で広がる音楽的表現
音楽的な表現活動の実践と教材研究、指導の実際について演習する。遊びの中で広がる音楽的表現
遊びを通して触れる音楽的表現について、教材研究をし、指導計画のイメージをもっておく。
8回目の授業で扱った教材、及びこれまでの教材について、歌やピアノの伴奏等、各自で練習する。(学修時間の目安4時間~)
第10回
子どもの表現と保育者の援助(5)音とリズム、身体
音楽的な表現活動の実践と教材研究、指導の実際について演習する。)音とリズム、身体
遊びを通して触れる音楽的表現について、教材研究をし、指導計画を立てる。
9回目の授業で扱った教材、及びこれまでの教材について、歌やピアノの伴奏等、各自で練習する。(学修時間の目安4時間~)
第11回
子どもの表現と保育者の援助(6)リズムと言葉、身体
音楽的な表現活動の実践と教材研究、指導の実際について演習する。リズムと言葉、身体
遊びを通して触れる音楽的表現について、教材研究、指導計画を作成し、模擬保育ができるように準備する。
10回目の授業で扱った教材、及びこれまでの教材について、歌やピアノの伴奏等、各自で練習する。(学修時間の目安4時間~)
第12回
子どもの表現と保育者の援助(7)表現と技術
遊びの中で広がる身体表現と音楽について考える。
遊びを通して触れる音楽的表現について、教材研究、指導計画を作成し、模擬保育ができるように準備する。
11回目の授業で扱った教材、及びこれまでの教材について、歌やピアノの伴奏等、各自で練習する。(学修時間の目安4時間~)
第13回
子どもの表現と保育者の援助(8)協働的な活動の場をつくる
友達と一緒に表現する楽しさを考える:グループ活動①
遊びを通して触れる音楽的表現について、教材研究、指導計画に基づいて、模擬保育ができるように担当のグループで準備をしておく。
11回目の授業で扱った教材、及びこれまでの教材について、歌やピアノの伴奏等、各自で練習する。(学修時間の目安4時間~)
第14回
子どもの表現と保育(9)協働的な活動の可能性を考える(グループ発表・学び合い)
協働的な活動での体験と表現する楽しさを考える:グループ活動②
遊びを通して触れる音楽的表現について、教材研究、指導計画に基づいて、模擬保育ができるように担当のグループで準備をしておく。
12回目の授業で扱った教材、及びこれまでの教材について、歌やピアノの伴奏等、各自で練習する。(学修時間の目安4時間~)
第15回
子どもの表現と保育者の援助
まとめ
領域「表現」と子どもの音楽的な表現を含む子どもの表現を支える保育と援助について考える。幼児期の子どもにとって、興味・関心をもつような魅力的な環境としての音楽的な環境の工夫について理解し、保育者自身も感性を豊かにすることや豊かな環境の中で、子どもが能動的に表現することを楽しめる環境構成や援助が大切であることを理解し、保育を構想する。
これまで扱った教材について、自分なりに実践で使えるように振り返り、歌やピアノ等、各自の必要に応じて練習を続ける。(学修時間の目安4時間~)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 10% C: 50% D: 20%
成績評価法
授業内の演習課題等の取り組み状況、振り返りレポート 50%、最終課題レポ―ト等 50%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
選曲こどものうた100 : いろいろな伴奏で弾ける : 毎日の保育に役立つ
ISBN
9784805481868
著者名
井戸和秀編
出版社
チャイルド本社
出版年
1982
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
乳幼児教育・保育シリーズ「保育内容 表現」
ISBN
9784332701880
著者名
鈴木みゆき・吉永早苗・志民一成・島田由紀子編
出版社
光生館
出版年
参考書
書名
こどものうた200
ISBN
9784805481004
著者名
小林美実編
出版社
チャイルド本社
出版年
参考書
書名
続こどものうた200
ISBN
9784805400029
著者名
小林美実編
出版社
チャイルド本社
出版年
備考
幼稚園教育要領(平成29年3月) 幼稚園教育要領解説(平成30年3月)
保育所保育指針(平成29年3月) 保育所保育指針解説(平成30年3定)
幼保連携型認定こども園教育・保育要領(平成29年3月) 幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説(平成30年3月)
メッセージ
毎回の授業で演習を行う際に、体を動かすこともあるので、動きやすい服装での参加が望ましい。
キーワード
子ども 音楽 音 リズム 身体 言葉 表現
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
保育内容健康 保育内容表現 保育内容人間関係 保育内容環境 保育内容言葉
履修条件
幼児教育、保育内容、子どもの発達に関する基礎的な事項の学びがなされていること。
連絡先
研究室:教育学部4階 C437室
電話・ファックス:083-933-5441
メールアドレス:tokotoko@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
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