タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL（アクティブ・ラーニング）ポイント
前期 金3～4 講義 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021301105 教科教育法理科[Methods of Teaching Science in Elementary School] 日本語 2
担当教員（責任）[ローマ字表記] メディア授業
和泉 研二[WAIZUMI Kenji] ー
担当教員[ローマ字表記]
和泉 研二　[WAIZUMI Kenji], 佐伯 英人　[SAIKI Hideto], 北沢 千里　[KITAZAWA Chisato], 栗田 克弘　[KURITA Katsuhiro]
特定科目区分   対象学生 Dｸﾗｽ 対象年次 3～
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
　本授業では小学校の理科で扱われる学習指導内容を中心にとりあげ、指導者として必要とされる自然科学における基礎的な知識や技能を習得することになる。さらに理科の学習指導の実際やその活用について理解を深めることができるようになる。特に、実際に実験や観察を行うことを通して、理科の授業における児童の活動を想定し指導上の留意点などについても理解を深めることになる。
授業の到達目標
小学校の理科の学習指導内容について、実験や観察を通して理科の授業において必要とされる基礎的な知識や技能を習得し、理科の指導者に求められる資質能力を身に付けることができる。小学校における自然科学教育としての理科の授業の意義や価値について理解を深めることができる。
授業計画
【全体】
　授業は以下の2つの内容区分A、B及び理科教育（指導法含む）を扱う。
A 物質·エネルギー　
・物理分野(磁石、電気、光等)　
・化学分野(物質の燃焼、ものの溶け方と拡散、溶解度、酸と塩基)
B 生命·地球　　　　　
・生物分野(生物の分類、生物の形態、生理的な機能、環境と生物との関わり)　
・地学分野(地球と大地と宇宙)
　本クラスは授業内容として、A化学分野とB生物分野を主に中心にしたクラスである。物理分野及び地学分野の内容についても適宜紹介する。授業では実験や観察を行うため使用する教室や授業の順序が変更することがある。(担当形態：オムニバス）
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 理科教育分野：オリエンテーション、「電気の利用」について 授業に関する説明をもとに授業の受け方と家庭学習の仕方を理解する。小学校の第６学年「電気の利用」の内容について理解を深める。（佐伯、栗田担当）
 		提示された資料をもとにノートにレポートを作成する（作成時間の目安：４時間以上）。
第2回 理科教育分野：授業「電気の利用」について 実習生の第６学年「電気の利用」の授業の動画を視聴し、気付きをもとに話し合い、理解を深める。（佐伯担当） 提示された資料をもとにノートにレポートを作成する（作成時間の目安：４時間以上）。
第3回 理科教育分野：授業「風とゴムの力の働き」について 附属小学校教諭の第３学年「風とゴムの力の働き」の授業の動画を視聴し、気付きをもとに話し合い、理解を深める。（佐伯担当） 提示された資料をもとにノートにレポートを作成する（作成時間の目安：４時間以上）。
第4回 理科教育分野：ICTを活用した授業について ICTを活用した授業の動画（小学校以外の校種の授業を含む）をいくつか視聴し、気付きをもとに話し合い、理解を深める。（佐伯担当） 提示された資料をもとにノートにレポートを作成する（作成時間の目安：４時間以上）。
第5回 理科教育分野：まとめ 理科教育分野のまとめ（佐伯、栗田担当） 授業づくりのポイントについて、これまでに学習したこともとに整理してまとめる（作成時間の目安：４時間以上）。
※ レポートＢＯＸにノートを提出する。
第6回 化学分野：オリエンテーション，安全教育，情報通信技術の活用，ガラス細工 理科（科学分野）授業を行う上での安全教育，情報通信技術の活用法，ガラス器具の製作（和泉担当） 授業について教科書を良く読んでくること（２時間程度），レポート作成（２時間程度）。
第7回 化学分野：拡散と均一性 水中における拡散の様子を観察、均一性について量的に確認（和泉担当） 授業について教科書を良く読んでくること（２時間程度），レポート作成（２時間程度）。
第8回 化学分野：溶解度 「溶解」の概念を身近な資料を用いて確認（和泉担当） 授業について教科書を良く読んでくること（２時間程度），レポート作成（２時間程度）。
第9回 化学分野：食塩の濃さと重さ ホウ酸を用いた溶解度測定および溶解概念の確認（和泉担当） 授業について教科書を良く読んでくること（２時間程度），レポート作成（２時間程度）。
第10回 化学分野:酸塩基中和滴定, まとめ 中和反応，滴定実験による未知濃度の確定，化学分野のまとめ（和泉担当） 授業について教科書を良く読んでくること（２時間程度），レポート作成（２時間程度）。
第11回 生物分野:分類学·生態学·レポートの書き方 安全教育（オリエンテーション）、校庭に生息する植物の生態調査、ICTを用いた検索法およびレポー トの書き方の習得、ディスカッション。 （北沢担当） 予習として、小学校理科学習指導要領を読んでくる(2時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)。
第12回 生物分野:形態学·スケッチの仕方 校庭に生息する植物のスケッチの仕方の習得、ディスカッション 。（北沢担当） 予習として、小学校理科学習指導要領を読んでくる(2時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)。
第13回 生物分野:安全教育·昆虫· 標本作製 安全教育と昆虫の分類およびスケッチ、標本作製法の習得、ディスカッション 。（北沢担当） 予習として、昆虫の生態調査を行う(2時間程度)。復習として、レポートを作成する(2時間程度)。
第14回 生物分野:細胞学·顕微鏡観察 顕微鏡の使い方および顕微鏡観察試料の作製法の習得、スケッチ 。（北沢担当） 予習として、これまで学習してきた顕微鏡の使用法について考える(2時間程度)。復習として、レポートを作成する(2 時間程度)。
第15回 生物分野:演習·まとめ まとめ。（北沢担当） 予習·復習として、これまで学習したことをまとめておく(各2時間程度)。
※AL（アクティブ・ラーニング）欄に関する注
・授業全体で、AL（アクティブ・ラーニング）が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A：グループワーク】、【B：ディスカッション・ディベート】、【C：フィールドワーク（実験・実習、演習を含む）】、【D：プレゼンテーション】
A: 10%　B: 10%　C: 70%　D: 10%
成績評価法
小テスト・授業内レポート 10%
宿題・授業外レポート　70%
授業態度・授業への参加度　20％
教科書にかかわる情報
備考
化学分野：自作の教科書配布
生物分野：小学校学習指導要領解説　理科編。プリント等の資料を適宜配付する。毎回、A4ケント紙数枚持参すること。
理科教育分野：B５・B罫のノート1冊（「初等科理科」で作成した場合はその続きでよい）、「小学校学習指導要領(平成29年度告示)解説 理科編 (文部科学省)」を持参してください。その他、付箋（7.5cm×10cm）を90枚ほど、黒マジック（細芯）を持参してください。
参考書にかかわる情報
備考
小学校学習指導要領(平成29年告示)理科編(文科省、平成29年7月)
小学校検定理科教科書(大日本図書、学校図書、啓林館、東京書籍、教育出版、信州教育出版)
メッセージ
第1回目の授業で授業の進め方や注意事項が連絡されるので必ず出席すること。尚、授業クラス分けについては3月下旬頃に掲示するので、各自必ず確認すること。
キーワード
小学校理科 実験 観察 自然科学教育
持続可能な開発目標（SDGs）

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
初等科理科
履修条件
連絡先
教育学部 和泉研究室(bec20@yamaguchi-u.ac.jp)、北沢研究室(chisak@yamaguchi-u.ac.jp)、佐伯研究室(saiki@yamaguchi-u.ac.jp)、栗田研究室(kuritak@yamaguchi-u.ac.jp)
オフィスアワー
金曜日(9：30～10：10)　各担当教員に事前に確認をとること。

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