開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
木5~6
講義
8.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021301201
国語科教育法Ⅱ[Methods of Teaching the Japanese Language II]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
廣口 知世
ー
担当教員[ローマ字表記]
廣口 知世, 岡村 吉永 [OKAMURA Yoshihisa]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
この国語科教育法Ⅱでは、主として中学校の国語教材を取り上げ、教材研究や指導の在り方について考察し、模擬授業を行うことを目的とする。国語科とは、国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力の育成を目指す教科、言葉による見方・考え方を働かせる教科であり、各教科等における資質・能力の育成に資する。本講義は、小学校教員の現場経験を持つ担当教員が、その実務経験を活かして、教師側と生徒側の両輪で国語科授業を理解する講義を行う。
授業の到達目標
国語科の目標、内容について理解し、主として中学校における教材研究、教材開発の在り方について考察するとともに、単元構想、学習指導の実践化に意欲的に取り組むことができる。
授業計画
【全体】
・中学校国語科の授業づくりの基本的な用語や概念
・中学校国語科の授業づくりを構成する要素
・中学校国語科の各領域における教材研究の方法
・中学校国語科の学習指導案作成の手順
・中学校国語科の模擬授業および授業協議会
必要に応じて、小テストや追加のレポートを課すことがあります。
模擬授業にあたっては、事前の学習指導案の読み込みを課します。
グループワープやディスカッションの場では、自分の考えをもち、主体的に発言する態度を望みます。
週ごとの授業計画や内容、方法は、学生の理解度に応じて前後することがあります。
(授業形態:単独)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション/教材の捉え方
本講義の目的や概要、到達目標、評価の仕方について理解する。また、担当教員による「わたしの好きな詩」のプレゼンテーションを視聴し、教材を捉える視点を考える。
復習として、自分の好きな詩を選定し、プレゼンテーションの練習を行う(目安時間:2時間)。
第2回
「わたしの好きな詩」のスピーチ(プレゼンテーション)/単元や教材研究の概念や意義
詩を提示しながら、「わたしの好きな詩」のスピーチをし、相互評価を行う。また、国語科の授業づくりに必要な単元、教材研究の概念や意義を理解する。
単元、教材研究の概念や意義について復習する(目安時間:1時間)。
プレゼンテーションをする。
第3回
「読むこと(文学的文章)」の授業の実際
文学的文章教材「子供たちの晩餐」のサンプル授業を生徒役になって受け、小説を読む授業の大体を捉える。
復習として、『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説国語編』の内容を読む(目安時間:2時間)。
グループワークを実施する。
第4回
「読むこと(文学的文章)」の教材研究
読むこと(文学的文章)の教材研究の手法を知り、グループで教材研究を行う。
復習として、教材研究のレポートを作成する(目安時間:2時間)。
グループワークを実施する。
第5回
「読むこと(文学的文章)」の指導案作成
第4週で行った教材研究を生かし、学習指導要領と関連付けて、グループで国語科学習指導案を作成する。
復習として、学習指導案を完成させる(目安時間:2時間)。
グループワークを実施する。
第6回
「読むこと(説明的文章)」の教材研究
読むこと(説明的文章)の教材研究の手法を知り、グループで教材研究を行う。
復習として、教材研究のレポートを作成する(目安時間:2時間)。
グループワークを実施する。
第7回
「読むこと(説明的文章)」の指導案作成
第6週で行った教材研究を生かし、学習指導要領と関連付けて、グループで国語科学習指導案を作成する。
復習として、学習指導案を完成させる(目安時間:2時間)。
グループワークを実施する。
第8回
「話すこと・聞くこと」の教材研究
話し合いの教材研究の手法を知り、グループで教材研究を行う。
復習として、教材研究のレポートを作成する(目安時間:2時間)。
グループワークを実施する。
第9回
「話すこと・聞くこと」の指導案作成
第8週で行った教材研究を生かし、学習指導要領と関連付けて、グループで国語科学習指導案を作成する。
復習として、学習指導案を完成させる(目安時間:2時間)。
グループワークを実施する。
第10回
「書くこと(文学的文章)」の教材研究
書くこと(文学的文章)の教材研究の手法を知り、グループで教材研究を行う。
復習として、教材研究のレポートを作成する(目安時間:2時間)。
グループワークを実施する。
第11回
「書くこと(文学的文章)」の指導案作成
第10週で行った教材研究を生かし、学習指導要領と関連付けて、グループで国語科学習指導案を作成する。
復習として、学習指導案を完成させる(目安時間:2時間)。
グループワークを実施する。
第12回
「書くこと(説明的文章)」の教材研究
書くこと(説明的文章)の教材研究の手法を知り、グループで教材研究を行う。
復習として、学習指導案を完成させる(目安時間:2時間)。
グループワークを実施する。
第13回
「書くこと(説明的文章)」の指導案作成
第12週で行った教材研究を生かし、学習指導要領と関連付けて、グループで国語科学習指導案を作成する。
復習として、学習指導案を完成させる(目安時間:2時間)。
グループワークを実施する。
第14回
代表グループによる模擬授業および授業協議会
代表グループによる模擬授業を通して、質疑応答を行ったり、改善点やよかった点についてディスカッションを行ったりする。また、担当教員による講評を聞き、模擬授業や授業協議会の価値について考える。
復習として、模擬授業者への感想カードを書く(目安時間:30分)。
ディスカッションを実施する。
第15回
まとめ/「わたしの好きな教材」のスピーチ(プレゼンテーション)
本講義で学習したことを基に、「わたしの好きな教材」というテーマに基づいて、3分間のスピーチをし、相互評価を行う。
予習として、3分間スピーチの内容を考え、練習を行う(目安時間:1時間)。
プレゼンテーションをする。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 70% B: 5% C: --% D: 10%
成績評価法
"発表・スピーチ(プレゼンテーション)10%、模擬授業の参加態度10%、グループワークおよびディスカッションの発言内容・態度30%、レポート50%
全講義の2/3以上の出席が必要です。遅刻限界は20分以内です。"
教科書にかかわる情報
教科書
書名
『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 国語編』
ISBN
9784491034706
著者名
文部科学省
出版社
東洋館
出版年
平成29
備考
参考書にかかわる情報
備考
資料プリントを用意します。
メッセージ
キーワード
国語科、単元、教材研究、評価規準、学習指導案、実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
国語科教育法Ⅰ、国語科教育法Ⅱ、国語科教育法Ⅳ
履修条件
連絡先
修学支援システムのメッセージで連絡してください。
オフィスアワー
火曜10:30~12:00、14:40~16:10、16:20~17:50
学生の相談時間が重複することを避けるため、相談がある場合は、事前に修学支援システムのメッセージでご連絡ください。"
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