タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 火7~8 その他 8.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021301213 保健体育科教育法Ⅲ[Methods of Teaching Physical Education III] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
青木 健[AOKI Ken]
担当教員[ローマ字表記]
青木 健 [AOKI Ken]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
学習指導要領に示されている中学校ならびに高等学校での「保健」分野の目標・内容・学習指導計画等について理解したうえで、「学習指導案の作成、模擬授業の実施ならびにその振り返り」のプロセスを連続的に展開していく。この過程を通じて、各自のもつ「保健学習」のイメージを実践の形に具体化するとともに、より深く授業を観察・分析する方法の習得を目指す。
授業の到達目標
中学校ならびに高等学校における保健体育科の目的・学習内容・指導上の留意事項、学習評価等を理解できる。それを基に保健体育科の中の保健(分野)に関する学習指導計画の作成できるとともに実際に授業展開を自分自身で実施してみることで教育的実践力を養うことができる。
授業計画
【全体】
まず、学習指導要領に示されている中学校ならびに高等学校での「保健」分野の目標・内容・学習指導計画、授業実践にあたっての問題点等について、講義ならびに前期基本実習を想定して現役の保健体育科教師であるゲストティーチャーからの指導をもとに理解を深める。その後、「学習指導案の作成、模擬授業の実施ならびにその振り返り」のプロセスを連続的に展開していく。加えて、前期基本実習で得られた実践経験を他の受講生と共有することにより、各自のもつ「保健学習」のイメージを実践の形に具体化するで、保健授業に関する授業開発力ならびに実践力の向上をはかれるよう展開していく。
担当形態:【単独】
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション
自己の学びの履歴を振り返る
授業の進め方
保健体育科における「保健学習」の位置づけについて
学ぶ側・教える側からみた良い保健の授業とは
配布した講義資料や参考書を参照し復復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第2回 保健授業の教材論と授業論 教育内容と授業形態・授業モデルについて 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第3回 保健教育の教材研究と模擬授業の構想 担当単元・テーマの設定、授業構想、教材研究 授授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第4回 保健の教材研究の実際(1) 現役教師の保健における教材研究法を学ぶ 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第5回 保健の授業づくりの実際(2) 現役教師の保健授業実践から学ぶ 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第6回 「健康な生活と疾病の予防」の授業づくりと実践 運動・食事・休養と睡眠についての模擬授業ならびに授業検討
【情報通信機器を活用した教材の紹介と検討】
授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第7回 「心身機能の発達と心の健康」の授業づくりと実践(1) 思春期・性への関心・性行動についての模擬授業ならびに授業検討 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第8回 「心身機能の発達と心の健康」の授業づくりと実践(2)
精神機能の発達・ストレスについての模擬授業ならびに授業検討
授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第9回 「健康な生活と疾病の予防」の授業づくりと実践(2)
喫煙・飲酒・薬物乱用ついての模擬授業ならびに授業検討
授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第10回 「傷害の防止」の授業づくりと実践(1)

交通事故や自然災害による障害の防止についての模擬授業ならびに授業検討
【情報通信機器を活用した教材の紹介と検討】
授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第11回 「傷害の防止」の授業づくりと実践(2) 応急手当の実際の模擬授業ならびに授業検討 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第12回 「健康な生活と疾病の予防」の授業づくりと実践(3) 感染症予防・健康に関する社会的取り組みについての模擬授業ならびに授業検討 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第13回 「健康と環境」の授業づくりと実践(1)
身の回りの環境についての模擬授業ならびに授業検討
【情報通信機器を活用した教材の紹介と検討
授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第14回 「健康と環境」の授業づくりと実践(2) 衛生的管理についての模擬授業ならびに授業検討 授業内で学んだ内容について復習(2時間)を行う。また、授業計画に沿って、準備学習(2時間)を行う。
第15回 まとめ・全ての模擬授業の振り返り 授業内で実施された模擬授業の構成や内容について、自己および他者の観点から評価を行い、改善点を探る これまでの授業で学んだ内容について、総合的な観点から復習(4時間)を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 15% B: 15% C: 5% D: 50%
成績評価法
授業内レポート、宿題・授業外レポート、受講者の発表(プレゼン)、授業への参加態度で評価します。
【授業内レポート 25%、宿題・授業外レポート 25%、受講者の発表(プレゼン)25%、授業への参加態度 25%、出席 欠格条件】
教科書にかかわる情報
備考
適宜資料を配付します。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 中学校学習指導要領解説 保健体育編 ISBN 9784827815764
著者名 文部科学省 出版社 東山書房 出版年 2018
参考書 書名 高等学校学習指導要領解説 保健体育編 体育編 ISBN 9784827815689
著者名 文部科学省 出版社 東山書房 出版年 2018
参考書 書名 行動科学を生かした保健の授業づくり ISBN 9784879816993
著者名 戸部秀之・齋藤久美 出版社 少年写真新聞社 出版年 2020
備考
模擬授業の実践に際し、中学校、高等学校で使用する保健体育の教科書を使用します。
メッセージ
中学校、高等学校の保健の教科書を精読するとともに、日常から関連するニュースの情報や記事の収集ができるよう心掛けてください。
キーワード
子どもの健康、社会問題
持続可能な開発目標(SDGs)

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 安全な水とトイレをみんなに
  • 気候変動に具体的な対策を
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
学校保健、公衆衛生学
履修条件
連絡先
研究室:教育学部C棟125室
E-mail:aoki.ken@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
随時:対面あるいはメールで対応します

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