タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 月3~4 講義 9.5
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021301217 家庭科教育法Ⅲ[Methods of Teaching Home Economics III(Methods of Teaching Home Economics III)] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藤井 志保[FUJII Shiho]
担当教員[ローマ字表記]
藤井 志保 [FUJII Shiho]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
現代の家庭科教育に求められることは何かを考察しながら、中学校家庭科の模擬授業を実践する。その授業実践を通して、学生同士の意見交流を行う。その後、授業の課題を発見・整理し、中学校家庭科のよりよい授業づくりを目指す。
授業の到達目標
小・中・高等学校の家庭科の目標や内容の関連性について理解することができる。そして、中学校家庭科授業の指導案を作成し、模擬授業を実践し、相互に評価しながら授業の課題を発見し、よりよい授業づくりを目指すことができる。さらに、現代の家庭科教育に求められていることは何かを考察し、未来志向的な家庭科授業のあり方を探ることができる。
授業計画
【全体】
小・中・高等学校の授業目標と学習内容の関連性について解説する。その後、中学校の現職教員よる授業を参考にしながら、家庭科の学習指導案を作成し、模擬授業を実践して、課題について検討する。(実施形態:単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 小・中・高等学校家庭科の関連性 衣食住分野に加えて、家庭経営、消費・環境、家族分野の目標と内容について 学習指導要領を読み込む、歴史的経緯を理解する。
(目安時間4時間)
第2回 中学校現職教員による授業(現場の日程により、時期が変更、あるいはDVD視聴になることもある) 授業観察の視点を持ち、授業についての意見交流を行う 授業記録をまとめる。
(目安時間4時間)
第3回 現代社会の課題に対応した消費生活・環境分野の授業設計の検討と模擬授業の準備 指導案作成Ⅰ(途中段階でも、意見交流を行う) 学習指導案を作成するとともに教材研究、教材作成を行う。
(目安時間4時間)
第4回 現代社会の課題に対応した家族・家庭生活分野の授業設計の検討と模擬授業の準備 指導案作成Ⅱ
(情報通信技術の活用を含む教材作成)
教材研究、教材作成を行う。
(目安時間4時間)
第5回 模擬授業と討議・評価Ⅰ 自分の生活と家族・家庭生活 模擬授業の学習指導案を作成するとともに教材研究、教材作成を行う。
(目安時間4時間)
第6回 模擬授業と討議・評価Ⅱ 幼児の成長と家族 模擬授業の学習指導案を作成するとともに教材研究、教材作成を行う。
(目安時間4時間)
第7回 模擬授業と討議・評価Ⅲ 幼児の遊びと家族 模擬授業の学習指導案を作成するとともに教材研究、教材作成を行う。
(目安時間4時間)
第8回 模擬授業と討議・評価Ⅳ 家族・家庭や地域との関わり 模擬授業の学習指導案を作成するとともに教材研究、教材作成を行う。
(目安時間4時間)
第9回 模擬授業と討議・評価Ⅴ 購入方法と支払い方法 模擬授業の学習指導案を作成するとともに教材研究、教材作成を行う。
(目安時間4時間)
第10回 模擬授業と討議・評価Ⅵ 売買契約の仕組み、物資・サービスの選択と情報の活用(情報通信技術の活用を含む教材作成) 模擬授業の学習指導案を作成するとともに教材研究、教材作成を行う。
(目安時4時間)
第11回 模擬授業と討議・評価Ⅶ 消費者被害と対応、消費者の権利と責任
模擬授業の学習指導案を作成するとともに教材研究、教材作成を行う。
(目安時間4時間)
第12回 模擬授業と討議・評価Ⅷ 衣生活と環境に配慮した生活 模擬授業の学習指導案を作成するとともに教材研究、教材作成を行う。
(目安時間4時間)
第13回 模擬授業と討議・評価Ⅸ 食生活と環境に配慮した生活 模擬授業の学習指導案を作成するとともに教材研究、教材作成を行う。
(目安時間4時間)
第14回 模擬授業と討議・評価Ⅹ 住生活と環境に配慮した生活 模擬授業の学習指導案を作成するとともに教材研究、教材作成を行う。
(目安時間4時間)
第15回 まとめ 演習・まとめ
(授業における情報活用能力の育成について考察する。)
総括
(目安時間4時間)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 25% B: 10% C: 10% D: 50%
成績評価法
小テスト10%、授業内レポート30%、プレゼンテーション(模擬授業での発表・指導案作成や準備を含む)50%、最終レポート10%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 中学校家庭科教科書「技術・家庭 家庭分野」 ISBN
著者名 出版社 東京書籍 出版年 令和3年
教科書 書名 中学校学習指導要領解(平成29年告示)技術・家庭編 ISBN 9784304021541
著者名 文部科学省 出版社 出版年 平成29
教科書 書名 教育実践力をつける家庭科教育法 ISBN 9784864299886
著者名 多々納道子・伊藤圭子編著 出版社 大学教育出版 出版年 2018
備考
中学校家庭科教科書(東京書籍)必携
中学校学習指導要領、解説、実践例を熟読しておくこと
高等学校については授業中に指示する
参考書にかかわる情報
参考書 書名 家庭科教育法 ISBN 9784864299886
著者名 多々納道子・伊藤圭子 出版社 大学教育出版 出版年 2020
参考書 書名 授業力UP家庭科の授業(第2版) ISBN 9784820804161
著者名 鶴田敦子・伊藤葉子 出版社 日本標準 出版年
備考
参考書は授業の中でも紹介する。(参考書を希望する人は申し出て下さい。)
メッセージ
模擬授業の指導案は早めに作成することを心掛け、事前に質問に来るなど、授業を創っていくその過程を大切にすること。その際に、学習指導要領を熟読し、何を目指すのかを明確にして取り組むこと。授業では、Google Classroomを活用する。日常的に積極的に活用する。
キーワード
家庭科の授業 家庭科学習指導案 実務家教員
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 人や国の不平等をなくそう
  • つくる責任つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
家庭科教育法ⅠⅡ
家庭科授業実践基礎演習
家庭経営学(家族関係学および家庭経済学を含む)
履修条件
連絡先
藤井志保研究室(教育学部A棟221号)
shihofu[at]yamaguchi-u.ac.jp(※[at]を@に換えてメールしてください。)
オフィスアワー
まずは上記連絡先へ問い合わせてください。

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