開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中
集中
講義
4.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021302006
社会教育[Adult and Community Education]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
山田 明
ー
担当教員[ローマ字表記]
山田 明, 田中 智輝 [TANAKA Tomoki]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
現行の教育振興計画において、中央教育審議会から人口減少期の社会教育の在り方が求められている。現代社会をめぐる社会環境の変化を背景としたものであり、生涯学習社会の変化を促すことを示唆している。生涯学習は、学校教育と社会教育の連携・協働なくして成立しない。学校教育を担当する教員には、学習指導要領における「社会に開かれた教育課程」の趣旨を踏まえ、社会教育に関する理解と実践力が期待される所以である。本授業では、社会教育が成立した歴史的プロセス(日本と世界)を把握した上で、社会教育をめぐる今日的な課題(例えば、メディアの活用、地域活性化とまちづくり、社会教育施設の有効活用、社会教育に関わる人材育成など) を確認しながら、その解決の手法を理解し、実践力を身に付けることができる授業内容を提供する。 (授業形態:単独)
授業の到達目標
社会教育が成立した歴史的プロセス(日本と世界)を把握した上で、社会教育をめぐる今日的な課題(例えば、メディアの活用、地域活性化とまちづくり、社会教育施設の有効活用、社会教育に関わる人材育成など) を確認しながら、その解決の手法を理解し実践力を身に付けることができる。
授業計画
【全体】
本授業は、社会教育の基本的理解から応用的理解をアクティブラーニングを取り入れながら実施する。授業は社会教育に関する基礎基本から始め、社会教育をめぐる現代的な課題を把握したうえで、その解決方法を学び、最終的にはワークショップで、ケーススタディを通して実際に課題解決に取り組む。これらのプロセスをへて、社会教育の実践力を身に付ける。学校教育と社会教育の関連性を常に念頭に置きつつ学ぶことで、教育に関するグルーバルな視野が獲得できる。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
社会教育に関する意識アンケート及び社会教育の概要
「社会教育」という教育用語について調べておくこと
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
第2回
社会教育の現状診断
社会教育の現状と課題
身近な社会教育にどのようなものがあるか考えておくこと
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
第3回
社会教育史
社会教育史の概要
日本の社会教育の発祥(なぜ必要だったのか)について調べておくこと
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
第4回
世界の社会教育
事例(ボランティア、米国型サービス・ラーニング)
「サービス・ラーニング」という教育用語について調べておくこと
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
小テスト(第3週社会教育史)
第5回
日本の社会教育
事例(公民館、市民センター、コミュニティ・センター)
「公民館」という社会教育用語について調べておくこと
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
小テスト(第4週世界の社会教育)
第6回
社会教育とメディア
メディアの社会教育への有効活用
社会教育にメディアがどのように活用されているが考えておくこと
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
グループワーク、ディスカッション
第7回
社会教育とまちづくり
ボランティアを活用した地域活性化、地域づくり、まちづくり
身近なところでボランティアによる地域活性化やまちづくりがどのように行われているか考えておくこと
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
グループワーク、ディスカッション
第8回
学校と社会教育
学校と地域の連携・協働(地域連携)、地域学校協働本部、コミュニティスクール
身近なところで、学校と地域が連携・協働している事例を考えておくこと
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
第9回
社会教育関係職員
社会教育に関わる人材育成
「社会教育関係職員」という社会教育用語について調べておくこと
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
第10回
社会教育施設
公民館、図書館、博物館、その他の社会教育施設の概要
「社会教育施設」という社会教育用語について調べておくこと
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
第11回
社会教育ワークショップⅠ
コミュニティ・デザイン
身の回りの地域課題(青少年育成、高齢者と健康、自治会、まちづくり等)について考え、コミュニティ・デザイン理論がその解決に効果的であることを理解する。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
演習
第12回
社会教育ワークショップⅡ
コミュニティ・デザイン
各自で地域課題を設定し、その解決に向けて、コミュニティ・デザインの活用を具体的に検討する。
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
演習及び演習課題の提出
第13回
社会教育事業
社会教育行政、生涯学習行政、社会教育政策
「社会教育行政」という社会教育用語について調べておくこと
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
第14回
社会教育と現代社会
グローバルな視点から見る社会教育の未来
これからの社会教育の在り方に求められることを考えておくこと
予習・復習 (学修時間の目安:4時間以上)
。具体的な内容は授業で指示する。
プレゼンテーション
第15回
総括、まとめのテスト
第1回~第14回授業の要点整理
第1回~第14回授業の内容を確認しておくこと
復習 (学修時間の目安:4時間以上。具体的な内容は授業で指示する。)
プレゼンテーション
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 10% C: 10% D: 10%
成績評価法
小テスト20%
授業内レポート(演習課題)20%
まとめのテスト60%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用せず、適宜、資料等を配布する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
サービス・ラーニング研究
ISBN
9784284101271
著者名
山田 明
出版社
学術出版会
出版年
2008
参考書
書名
教育学講義「教育の目的」
ISBN
9784887571822
著者名
山田 明
出版社
槢歌書房
出版年
2015
参考書
書名
改訂 現代「市民性教育」研究
ISBN
9784910785219
著者名
山田 明
出版社
出版年
2024
備考
メッセージ
現行の学習指導要領は社会に開かれた教育課程を柱としており、アクティブラーニングを通して主体的、対話的な深い学びを求めれている。この趣旨に沿って、学校教育は社会教育との連携・協働を促進していくことが望まれる。受講生においては、学校教育と地域社会とが一体となったフィールドを想定して取り組んでもらいたい。
キーワード
社会教育、生涯学習、社会に開かれた教育課程、地域学校協働活動、学校と地域の連携協働(地域連携)、コミュニティスクール、コミュニティ・デザイン、サービス・ラーニング
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
関連科目
履修条件
連絡先
y-akira@kyukyo-u.ac.jp
090-8401-0568
オフィスアワー
上記の連絡先で常時、質問を受け付ける。
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