開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
水5~6
講義
7.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021303009
生徒指導概論[General Course on Pupil Guidance]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
山下 大喜
ー
担当教員[ローマ字表記]
山下 大喜
特定科目区分
対象学生
(2018年度以降入学者対象)
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本授業では、実践事例やケーススタディをもとにして、問題への対処法の学習にとどまることなく、児童生徒の人間形成を支える生徒指導の方法について考える。したがって、いじめ、不登校、学級崩壊といった教育問題をはじめ、日常的な学級経営や集団づくり、教師―生徒関係の構築、家庭や地域社会との連携といった内容について講義を進めていく。基本的には講義形式で進めるが、事例検討やケーススタディに際してはグループ討議なども用いる。
授業の到達目標
現代の児童・生徒が置かれている状況を把握し、インクルージョンやダイバーシティへの見方を鍛えるとともに、児童・生徒の育ちを支えるために教師に求められる生徒指導の技術や原理を獲得することができる。
授業計画
【全体】
現代の児童生徒が置かれている現実や問題状況を把握し、子どもの見方を鍛えるとともに、児童生徒の育ちを支えるために教師に求められる指導態度や指導技術の基礎を獲得する。主に前半では、生徒指導の基礎理論や方法原理について学ぶ。後半では、現代的な実践課題の背景や対応の方法について考察していく。
授業形態:単独
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
導入レクチャー
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第2回
現代社会における生徒指導の意義と役割
生徒指導の現状と課題
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第3回
子どもの権利と生徒指導の課題
「子ども」について考える
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第4回
子ども理解の視点と方法(1)
「子ども」について考える
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第5回
子ども理解の視点と方法(2)
特別支援教育とのかかわり
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第6回
子ども理解の視点と方法(3)
修学支援と学級経営
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第7回
学級経営の基礎理論(1)
学級の意義について
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第8回
学級経営の基礎理論(2)
学級づくり
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第9回
学級経営の基礎理論(3)
事例検討
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第10回
学級経営の基礎理論(4)
学級崩壊を考える
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第11回
いじめの発生形態とその特徴(1)
「いじめ」を考える
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第12回
いじめの発生形態とその特徴(2)
「いじめ」への対応
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第13回
体罰・懲戒とゼロトレランス
「規律」について考える
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第14回
不登校のメカニズム
不登校の背景
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
第15回
まとめ・総括
全体の総括
授業内容の振り返り・教科書の復習(4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 15% B: 20% C: 25% D: 10%
成績評価法
ポートフォリオ課題20、テキスト課題40、期末課題40
初回のガイダンスで詳細をアナウンスする。スケジュールを含めて必ず確認すること。事後的な受付は一切しない。
規定回数の出席がない場合は、自動的に成績評価の対象外となる。開講学年のスケジュールを第一優先とする。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
学校弁護士 : スクールロイヤーが見た教育現場
ISBN
9784040823171
著者名
神内聡 [著]
出版社
KADOKAWA
出版年
2020
教科書
書名
生徒指導提要 : 令和4年12月
ISBN
9784491051758
著者名
文部科学省 [編]
出版社
東洋館出版社
出版年
2023
教科書
書名
教育課程
ISBN
9784623084869
著者名
根津朋実編著
出版社
ミネルヴァ書房
出版年
2019
備考
教科書は課題の作成、授業内容の理解に必須である。早めに確保すること。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
生徒指導
ISBN
9784623088966
著者名
吉田 武男 監修・編著 花屋 哲郎 編著
出版社
ミネルヴァ書房
出版年
2024
参考書
書名
インクルーシブな教育と社会 : はじめて学ぶ人のための15章
ISBN
9784623096558
著者名
原田琢也, 伊藤駿編著
出版社
ミネルヴァ書房
出版年
2024
備考
関連図書は授業内で紹介する。紹介したもの以外も積極的に自ら探索し、読む習慣をつけてほしい。
メッセージ
本科目は、学級経営、学校経営の根幹となる生徒指導論についての講義科目である。生徒指導上の諸課題と真摯に向き合い、自分自身の学びを深めてほしい。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
関連科目
基礎セミナー、教職概論、教育方法学
履修条件
連絡先
教育学部C棟4階山下研究室(連絡先はオリエンテーションで提示します)
オフィスアワー
月曜日午後(授業の前後を含め随時受け付ける。)
研究室訪問の際は事前のアポイントメントをすすめます。
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