タイトル

開講年度 開講学部等
2024 教育学部
開講学期 曜日時限 授業区分 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント YFL育成プログラム
前期 木9~10 演習 8.2  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021305011 理科授業実践基礎演習[Basic Practical Seminar on Science] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
栗田 克弘[KURITA Katsuhiro]
担当教員[ローマ字表記]
栗田 克弘 [KURITA Katsuhiro], 佐伯 英人 [SAIKI Hideto], 重松 宏武 [SHIGEMATSU Hirotake], 和泉 研二 [WAIZUMI Kenji], 北沢 千里 [KITAZAWA Chisato], 柴田 勝 [SHIBATA Masaru]
区分 STEAM関連科目 対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
開設科目名(英訳)
理科授業実践基礎演習 (Basic Practical Seminar on Science)
概要
小学校及び中学校の理科の授業設計を実際に行い、附属学校の教育実習において実践することができるようになること、教育実習後実際の授業を分析することにより、よりより理科の授業とはどのようなものか追究できるようになること、この二つが本授業のねらいである。自然科学の内容の系統性と子ども達の認識の順次性を意識した理科の授業づくりを実際に行うことを本授業で行う予定である。
一般目標
 本授業の到達目標は、①理科指導法や理科実験指導法の授業で学んだ基礎的な内容を元に、実際に理科の授業を設計し、自ら実践できるようになること②理科の授業実践を評価する視点を持ち、実際の授業を参観したり、あるいは自分の授業をふりかえり、理科の授業を適切に評価できるようになること③問題解決的な場面を実験や観察の活動を通して設定し、児童や生徒に考えさせる授業を作りだすことができるようになることである。
授業の到達目標
知識・理解の観点
指導内容を本質的で基礎的な自然科学の概念や法則として十分理解できている。理科の授業設計に必要とされる基本的事項について十分理解できている。
思考・判断の観点
自然科学の系統性と生徒の認識の順次性に従った概念形成の視点に基づいた授業について十分理解できている。
関心・意欲の観点
意欲的に理科の授業の設計、実践に関わろうとすることができている。
態度の観点
理科の授業設計に自然科学の視点と児童や生徒の視点(教育学や学習心理学の視点)を持ち取組もうとすることができている。
技能・表現の観点
理科の授業設計、授業実践、授業分析、授業評価に必要とされる基本的な技能や表現を身につけることができている。
授業計画
【全体】
本授業の前半では、小学校と中学校の理科の授業設計に必要とされる基礎的な内容を学習する。理科の授業における発問、実験、ノート指導等の具体的な指導方法について理解を深める。また、授業設計が構造化された学習指導案を作成しながら行うことができるようにする。後半においては、附属小学校や附属中学校での理科の授業実践の報告・協議を行い、理科の授業における実践的指導力の向上を目指す。
項目 内容 授業外指示 授業記録
A B C D E F
第1回 オリエンテーション 授業の概要の説明等 教育実習では実際にどのような単元や内容を指導することになるのか事前に連絡をとり準備しておく。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【少】(授業時間の15%未満) 【少】(授業時間の15%未満) 【あり】 -----
第2回 小学校や中学校での理科の授業 問題解決的な学習について 小学校や中学校の理科の検定教科書や日常生活をもとに、問題解決的な理科の授業にはどのような教材が必要かまとめておく。学習指導案の書き方をふりかえる、その書式や方法をまとめておく。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【少】(授業時間の15%未満) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
第3回 理科の授業設計について 授業の目標や授業構成について、学習指導案等 問題解決的な理科の授業を構想する時に、学習指導案はどのように活用しなくてはいけないかふりかえる。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
第4回 小学校理科の授業設計Ⅰ 発達段階を意識した授業づくり、学年相互の関連等 小学校理科検定教科書や日常生活を参考に、どのような教材が適切かまとめる。小学校理科の授業構想を準備しておく。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
第5回 小学校理科の授業設計Ⅱ 実験や観察の位置づけについて、実験や観察の目的等 小学校理科検定教科書や日常生活を参考に、どのような教材が適切かまとめる。小学校理科の授業構想を準備しておく。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
第6回 中学校理科の授業設計Ⅰ 生徒の課題意識を高めるための学習指導について、発問等 小学校理科検定教科書や日常生活を参考に、どのような教材が適切かまとめる。中学校理科の授業構想を準備しておく。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
第7回 中学校理科の授業設計Ⅱ 集団思考と理解について、討論や話し合い活動など 中学校理科検定教科書や日常生活を参考に、どのような教材が適切かまとめる。中学校理科の授業構想を準備しておく。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
第8回 中学校の授業実践の報告、分析Ⅰ 附属中学校の教育実習での授業分析、物理・化学分野 中学校理科の物理・化学分野における授業評価の視点をまとめる。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
第9回 中学校の授業実践の報告、分析Ⅱ 附属中学校の教育実習での授業分析、生物・地学分野 中学校理科の生物・地学分野における授業評価の視点をまとめる。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【少】(授業時間の15%未満) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
第10回 授業評価について 形成的評価、自己評価等 実際の授業における形成的評価はどう行われるのかをまとめる。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【少】(授業時間の15%未満) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
第11回 授業参観の意義とその方法について 授業参観用ワークシートの活用、相互評価等 実際に授業参観はどのような目的でどう行われるのかをまとめる。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) ----- 【中】(授業時間の15%〜50%) 【少】(授業時間の15%未満) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
第12回 理科の授業を構造化することの意義 学習指導案を構造化すること等 理科の授業を構造化することは、どのような目的があるのかまとめる。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【少】(授業時間の15%未満) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
第13回 構造化された理科の授業と問題解決的な授業について 児童、生徒の理解の深化 生徒の理解と授業の構造化の関係を図式的にまとめる。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【少】(授業時間の15%未満) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【あり】 -----
第14回 理科の授業における研究テーマの設定Ⅰ 附属小学校での授業実践について 実際の小学校理科の授業にどのような課題意識を持ってとりくむのか、研究テーマとして整理する。(調べる2時間程度、まとめる2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- -----
第15回 理科の授業における研究テーマについてⅡ 附属中学校での授業実践について 実際の中学校理科の授業にどのような課題意識を持ってとりくむのか、研究テーマとして整理する。(振り返り2時間程度、まとめ2時間程度) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) 【中】(授業時間の15%〜50%) ----- -----
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注 
①A〜Fのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
【E:振り返り】、【F:宿題】
②【多】、【中】、【少】は授業時間内におけるALが占める時間の割合を指しています。
【多】:授業時間の50%超、【中】:授業時間の15%〜50%、【少】:授業時間の15%未満。「振り返り」と「宿題」については該当する場合に【あり】と表示されます。
成績評価法
【全体】
課題に対するレポートの内容、授業への取り組みなどを総合的に判断する。
【観点別】
知識・理解思考・判断関心・意欲態度技能・表現その他評価割合(%)JABEE収集資料
定期試験(中間・期末試験) --- --- --- --- --- --- --- ---
小テスト・授業内レポート --- 40% ---
宿題・授業外レポート --- --- --- --- --- --- --- ---
授業態度・授業への参加度 --- --- 20% ---
受講者の発表(プレゼン)・授業内での制作作品 --- 20% ---
演習 --- --- --- --- 20% ---
出席 --- --- --- --- --- --- 欠格条件 ---
その他 --- --- --- --- --- --- --- ---
教科書にかかわる情報
備考
特に指定する教科書はないが、山口大学教育学部「教育実習の手引き」の関連ページはすべて授業で扱う予定である。
参考書にかかわる情報
備考
小学校理科検定教科書(大日本図書、東京書籍、学校図書、啓林館、教育出版、信州教育出版)
中学校理科検定教科書(大日本図書、東京書籍、学校図書、啓林館、教育出版)
適宜授業中に紹介する。
メッセージ
基本・オプション実習を意識して受講すると、具体的な指導法と関連づけることができ理解をより深めることなる。
キーワード
問題解決的学習 学習指導案 授業構成 教材 構造化 授業参観 
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
理科教育法Ⅰ 理科教育法Ⅱ 理科教育法Ⅲ 理科教育法Ⅳ 理科内容開発研究
連絡先
教育学部A棟323 栗田研究室 メール:kuritak@yamaguchi0u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日 13時~15時

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