開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期
月1~2
講義
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021306001
特別支援教育総論[General Theory of Special Needs Education]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
柳澤 亜希子[YANAGISAWA Akiko]
ー
担当教員[ローマ字表記]
柳澤 亜希子 [YANAGISAWA Akiko]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本授業では、特別支援教育に携わるうえで必要となる基礎理論について理解を深めることを目的としている。
特別支援教育の理念と歴史、各種障害の特性と困難さに対する基本的な指導・支援の考え方、特別支援学校、特別支援学級、通級による指導の各役割と教育課程について学ぶ。
通常の学級に在籍する特別の支援を要する子どもや障害はないが特別な教育的ニーズのある子どもが抱える困難さと校内支援体制の在り方について学ぶ。
授業の到達目標
特別支援教育の理念と意義、各種障害の特性と指導・支援や各学びの場の役割等に関する基礎知識を身につけ、特別支援教育を巡る課題について考えることができる。
授業計画
【全体】
特別支援教育の理念と歴史、近年の施策動向について概観する。多様な学びの場(特別支援学校や特別支援学級、通級による指導、通常の学級)の役割と教育課程について説明する。
各障害の基本特性と困難さに対する指導・支援の考え方、通常の学級に在籍する特別の支援を要する子どもへの対応や校内支援体制の考え方についてVTR教材や実践事例等を用いて解説する。
本授業の担当形態は単独。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション
特別支援教育とは
シラバスに基づき授業の目標や計画、成績評価の方法についての説明
特別支援教育の理念と仕組み
事前にシラバスに目を通しておくこと。
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
第2回
特別支援教育の歴史的変遷
特殊教育から特別支援教育の移行、インクルーシブ教育システムの理念
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
第3回
多様な学びの場①(特別支援学校)
特別支援学校の役割と教育課程、特別支援学校のセンター的機能
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
第4回
多様な学びの場②(特別支援学級)
特別支援学級の役割と教育課程
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
動画を視聴予定
第5回
多様な学びの場③(通級による指導)
特別支援教育コーディネーターとは
通級指導教室の役割と教育課程
特別支援教育コーディネーターの役割
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
第6回
自立活動の指導
自立活動の目的と指導の内容、教育課程上の位置づけ、個別の指導計画と個別の教育支援計画、関係者(機関)等との連携
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
教科書p40~44,54~58,160~163
第7回
多様な学びの場④(通常の学級)
通常の学級における特別な支援を要する子どもへの支援、学級経営と授業のユニバーサルデザインの考え方
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
教科書p60~62,67~70
第8回
交流及び共同学習
合理的配慮と基礎的環境整備
交流及び共同学習の目的と意義、交流及び共同学習を進めるための連携
合理的配慮と基礎的環境整備の観点・項目
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
教科書33~35,45~48,155~156
第9回
障害のある子どもの理解①発達障害(1)
自閉スペクトラム症の基本特性と指導・支援の考え方
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
教科書p86~87,98~101
動画を視聴予定
第10回
障害のある子どもの理解②発達障害(2)
注意欠陥多動性障害、学習障害の基本特性と指導・支援の考え方
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
教科書p88~97
第11回
障害のある子どもの理解③
言語障害と情緒障害の特性と指導・支援の考え方
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
動画を視聴予定
第12回
障害のある子どもの理解④
視覚障害、聴覚障害、盲ろうの基本特性と指導・支援の考え方
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
第13回
障害のある子どもの理解⑤
肢体不自由、病弱・虚弱の基本特性と指導・支援の考え方
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
第14回
障害のある子どもの理解⑥
知的障害の基本特性と指導・支援の考え方
重複障害のある子どもの実態と指導・支援の考え方
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
第15回
特別の教育的ニーズのある子どもたちについての理解
虐待、貧困、性的マイノリティ、外国にルーツのある子ども等の障害はないが特別の教育的ニーズを有する子どもが抱える困難さと組織的対応
授業計画に沿って教科書を参照し予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う。
第16回
期末試験
期末試験
期末試験に向けた総復習(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
コメントシート20%、学期末の筆記試験80%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
改訂版 教員と教員になりたい人のための特別支援教育のテキスト
ISBN
9784058017623
著者名
小林倫代・藤井茂樹・廣瀬由美子・星祐子
出版社
Gakken
出版年
2018
備考
指定の教科書の内容に沿って授業を行います。
予習・復習及び試験勉強に必要であるため、必ず授業開始前に準備しておいてください(山口大学生協FAVObooksで販売)。
参考書にかかわる情報
備考
適宜、関連書籍や資料を紹介する。
メッセージ
授業の進度等によって授業計画を変更する場合がある。
キーワード
特別支援教育、インクルーシブ教育システム、多様な学びの場、教育課程、障害特性の理解と支援
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
知的障害教育、運動障害教育、病弱教育、視覚障害教育総論、聴覚障害教育総論、重複障害教育総論、LD等教育総論
履修条件
連絡先
柳澤亜希子研究室(C棟434号室)
E-mail: yanagisawa@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜日2コマ
事前に上記連絡先に問い合わせてください(上記の時間帯以外を希望する場合には相談に応じます)。
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