タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金7~8 講義  
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021306003 知的障害教育[Theory of Special Education for Children with Intellectual Disabilities] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
柳澤 亜希子[YANAGISAWA Akiko]
担当教員[ローマ字表記]
柳澤 亜希子 [YANAGISAWA Akiko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
知的障害教育、特別支援学校(知的障害)及び特別支援学級(知的障害)における教育課程の特色について理解を深めることを目的とする。
知的障害のある子どもの特性と教科等や自立活動の指導についての学習を通して、授業設計の考え方について理解を深めることを目的とする。

知的障害の基本特性、知的障害教育の歴史や近年の動向を踏まえた教育の特色(教育内容や指導形態等)、知的障害の教育課程に関する基本事項について学ぶ。
学校卒業後の知的障害のある人々を取り巻く社会的課題を踏まえて、学校教育段階で求められる教育内容について考える。
授業の到達目標
知的障害の基本特性と指導・支援の方法、知的障害教育の教育課程の特徴及び教育内容を理解し説明することができる。習得した知識を基に学習指導案を作成することができる。
授業計画
【全体】
知的障害と併存する障害(自閉スペクトラム症等)の基本特性、生活上及び学習上の困難さと支援に関する基本事項について説明する。
知的障害教育の歩みと現行の学習指導要領を踏まえて、この教育の特色(教育内容や指導形態等)について説明する。
特別支援学校(知的障害)と特別支援学級(知的障害)での取組や学校卒業後の進路・生活を踏まえて、知的障害教育の課題について考える。
本授業の担当形態は単独。
授業の進捗や教育実習により授業計画を変更する場合がある。教育実習で休講となった週については、代替課題を課す(成績評価の対象とする)。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション
知的障害のある子どもの理解
シラバスに基づき授業の目標及び授業計画、成績評価の方法等についての説明
知的障害の原因、基本特性を踏まえた指導・支援の考え方
事前にシラバスに目を通しておくこと。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う
第2回 知的障害を伴う自閉症のある子どもの理解 自閉症の原因、基本特性を踏まえた指導・支援の考え方、その他の併存症、関係機関や家庭との連携 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う
第3回 知的障害教育の教育課程 教育課程の特色と編成の考え方、知的障害のある子どもの教育内容、個別の指導計画、カリキュラムマネジメントの考え方 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う
第4回 知的障害の特性を踏まえた指導形態1:教科別の指導① 教科別の指導①(指導の内容、教材・教具の工夫、学習評価)、特別支援学校(知的障害)用教科書、学習指導案の作成方法 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う グループワーク
第5回 知的障害の特性を踏まえた指導形態2:教科別の指導② 教科別の指導②各教科の指導の学習指導案の作成(演習) 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う 演習、グループワーク
第6回 知的障害の特性を踏まえた指導形態3:各教科等を合わせた指導① 各教科等を合わせた指導①生活単元学習と作業学習(指導の目的と内容、学習評価)、学習指導案の作成方法 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う
第7回 知的障害の特性を踏まえた指導形態4:各教科等を合わせた指導② 各教科等を合わせた指導②生活単元学習と作業学習の学習指導案の作成(演習) 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う
演習、グループワーク
第8回 知的障害の特性を踏まえた指導形態5:各教科等を合わせた指導③ 各教科等を合わせた指導③日常生活の指導、遊びの指導(指導の目的と内容、学習評価)、学習指導案の作成方法 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う
第9回 自立活動の指導① 自立活動の目的と指導の内容、教育課程上の位置づけ、個別の指導計画と個別の教育支援計画、関係機関や家庭との連携 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う
第10回 自立活動の指導② 実態把握から指導目標・指導内容の設定までの流れ、学習評価の考え方、学習指導案の作成方法 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う
第11回 自立活動の指導③ 仮想事例による自立活動の「流れ図」の作成 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う 演習、グループワーク
第12回 知的障害特別支援学級での指導① 特別の教育課程の編成方法、学級運営、特別支援学級担任と交流学級担任との連携 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う
第13回 知的障害特別支援学級での指導② 交流及び共同学習と合理的配慮、個別の指導計画 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う グループワーク
第14回 知的障害のある子どものキャリア教育① 知的障害のある生徒の学校卒後の進路と課題、キャリア教育の定義と教育課程上の位置づけ、関係機関との連携 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う
第15回 知的障害のある子どものキャリア教育② 知的障害のある人々を取り巻く問題から学齢期に必要な教育について考える 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安:4時間以上)を行う 動画視聴
グループディスカッション
第16回 期末試験 期末試験 期末試験に向けた総復習を行う(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
学期末の筆記試験60%、レポート20%、演習、グループワーク及びグループディスカッションへの参加態度20%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用せず資料を配布する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 知的障害特別支援学校の自立活動の指導 ISBN 9784863714793
著者名 全国特別支援学校知的障害教育校長会 出版社 ジアース教育新社 出版年 2018
参考書 書名 特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 総則編(幼稚部・小学部・中学部) ISBN 9784304042294
著者名 文部科学省 出版社 開隆堂 出版年 2018
参考書 書名 特別支援学校学習指導要領解説 総則等編(高等部) (特別支援学校学習指導要領解説(高等部) ISBN
著者名 文部科学省 出版社 ジアース教育新社 出版年 2020
参考書 書名 特別支援学校学習指導要領解説 各教科等編(小学部・中学部) ISBN
著者名 文部科学省 出版社 開隆堂 出版年 2018
参考書 書名 特別支援学校学習指導要領解説知的障害者教科等編(上)(下) 各教科等編(高等部) ISBN
著者名 文部科学省 出版社 ジアース教育新社 出版年 2019
参考書 書名 特別支援学校教育要領・学習指導要領解説自立活動編(幼稚部・小学部・中学部) ISBN 9784304042294
著者名 文部科学省 出版社 開隆堂 出版年 2018
備考
適宜、関連書籍や資料を紹介する。
メッセージ
キーワード
知的障害、教育課程、学習指導要領、各教科等を合わせた指導、自立活動の指導、キャリア教育
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • 働きがいも経済成長も
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
関連科目
特別支援教育総論、知的障害心理学、特別支援教育演習(R6年度入学生以降は自立活動指導論)、特別支援福祉総論(R6年度入学生以降は障害者福祉総論)
履修条件
連絡先
研究室:C434号室
E-mail:yanagisawa@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
月曜2コマ
事前に上記連絡先に問い合わせてください(上記の時間帯を希望の場合は相談に応じます)。

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