タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期 金11~12 講義 2.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1021901002 教育原論A[Principle of Education A] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
望月 ユリオ
担当教員[ローマ字表記]
望月 ユリオ
特定科目区分   対象学生 〔理・工・農〕 対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
 教育事象は子ども、教師、大人、学校、家庭、社会といった多様な要素が複雑に関わり合いながら成立している。そのため、日々の実践を営む教師が、実践を創り出しさらには改善しようと試みる時、それぞれの要素の役割や関係性を捉える視点は不可欠なものとなる。
 そこで、本授業では教育の基本的諸概念を身につけ、教育の思想や歴史を学ぶことで教育が果たす役割や理念を多角的に考察する視点を獲得することを目的とする。そのために、教育を成り立たせる諸要素について考え、教育の目的・理念とそれらを支える思想の歴史的展開について検討する。
授業の到達目標
教育の理念、目標、思想、歴史について説明できる。
上記の事柄について自分の考えを述べることができる。
教育の問題について原理・原則に基づいて考えることができる。
授業計画
【全体】
人間の特質と発達、教育の役割や機能、子育てや教育に関わる思想や理念の歴史的展開について順次概説する。

*授業形態:単独
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 人間とは何か 他の動物との違いを踏まえ、教育の対象としての人間の特質を考える。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第2回 人間の発達とその諸相 人間における発達の意味とその理論について理解する。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第3回 発達のための多様な働きかけ 「教育」の特徴を教化・形成との関係から考える。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第4回 教育の必要性と可能性 発達への助成的介入としての教育の意義と教育者の役割およびその教育思想について理解する。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第5回 教育の役割と機能(1) 社会・文化の維持に対する教育の機能について考える。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第6回 教育の役割と機能(2) 社会・文化の発展に対する教育の機能について考える。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第7回 地域社会と教育との関係 社会と教育・学校の関係とその歴史的変遷について、教育思想を踏まえて理解する。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第8回 家庭と教育(1) 家庭における教育・子育ての歴史と思想を理解する。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第9回 家庭と教育(2) 家庭教育の意義および学校教育との関係について考える。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第10回 子どもの誕生と子どもの権利  子ども観の変遷と子どもの権利に関する理念・思想について理解する。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第11回 教師と子どもの関係性 教師の役割と教育的関係について、歴史的変遷を踏まえて考える。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第12回 近代公教育制度の成立と理念 西洋・日本における近代公教育制度の成立過程と、その教育理念・思想について理解する。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第13回 近代学校の普及と近代公教育の問い直し  日本における近代学校普及の実態と大正新教育の展開、および特質を理解する。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第14回 昭和期の教育 昭和前期から戦後昭和期に至るまでの学校教育の変遷や、教育課題について理解する。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第15回 現代における教育課題の考察  現代社会の教育課題とその解決の方法について、これまでの授業内容を踏まえて考える。 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第16回 学期末試験 試験 授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: --% D: --%
成績評価法
宿題・授業外小レポート(40%)、学期末試験(60%)により評価を行う。これらを通じて、授業内で扱う教育に関する基礎的概念や知識の理解度を確認するとともに、受講者自身の考察の内容を評価する。また、レポートの課題と記述内容の対応、論述形式や論理展開の適切さも評価の対象とする。
教科書にかかわる情報
備考
特に指定しない。必要に応じて、プリント配布やwebclassによる教材配信を行う。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 教育学をつかむ ISBN 9784641177260
著者名 木村元, 小玉重夫, 船橋一男著 出版社 有斐閣 出版年 2019
参考書 書名 やさしい教育原理 ISBN 9784641220812
著者名 田嶋一 [ほか] 著 出版社 有斐閣 出版年 2016
参考書 書名 教育の理念と歴史 ISBN 9784863592865
著者名 橋本美保, 遠座知恵編著 出版社 一藝社 出版年 2024
備考
その他、毎回の授業内容に関する参考文献は、授業中に適宜紹介する。
メッセージ
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
ymochizuki@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
未定。第一回目の授業時にアナウンスを行う。

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