開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
前期集中
集中
講義
3.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1021901006
教育法規A[Educational Law A]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
佐藤 仁
ー
担当教員[ローマ字表記]
佐藤 仁, 田中 智輝 [TANAKA Tomoki]
特定科目区分
対象学生
〔理・農〕
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
教員を目指す学生にとって、「教育法規」という言葉を聞くと、堅苦しいイメージを抱くかもしれない。しかし、学校での実践や子どもたちの学びを支える重要な役割を果たしているのが教育制度であり、その制度の基盤となっているのが教育法規である。教育法規(教育制度を含む)を学ぶことで、自分がどのような教育実践を行っていけるか、それを考えることができるわけである。本授業では、学校を支える教育法規の仕組みを確認するとともに、今ある教育法規がどのような課題を抱えているのか、そして実践的な課題はどこにあるのかを検討していく。
授業の到達目標
・学校活動を支える教育法規の体系や公教育制度の現代的構造について、その基本的特徴を説明できる。
・現代の教育法規が抱えている課題を教育現場での実践の状況と照らし合わせながら、考えることができる。
・教育法規や教育制度に関する時事問題について、自ら進んで調べることができる。
・学校活動において、教育法規の意味を踏まえた行動を考えることができる。
・具体的な学校活動の場面において生じる問題に対して、種々の教育法規を使いながら、対処する方法を検討することができる。
授業計画
【全体】
本授業では、大きく4つのモジュールに沿って、授業を展開する。一つめのモジュール(第1週~第3週)は、基本的な教育法規・制度の体系を学ぶ。二つめのモジュール(第4週~第7週)では、教員をめぐる制度的状況や改革動向を学ぶ。子どもをめぐる状況と教員の置かれている状況に焦点を絞り、具体的な学校活動と教育法規・制度の関係性を学ぶ。三つめのモジュール(第8週~第11週)では、子どもの変化とその対応に関する動向学ぶ。四つめのモジュール(第12週~第15週)では、実践的な学校活動(学校経営、地域との連携や学校安全を含む)の課題を教育法規の観点から学ぶ。(授業形態:単独)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
公教育の基本的概念
教育を受ける権利の保障と機会の均等
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第2回
公教育を支える教育法規
教育基本法を中心とする教育法規
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第3回
教育行政の仕組み
教育委員会の内実および授業内レポート
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第4回
教員の特殊性
服務義務や職務の特殊性
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第5回
教員の責任
行政処分と民事責任の議論
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第6回
学校における教員の働き方
教員組織体制
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第7回
教員をめぐる制度的構造と改革動向
授業内レポート
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第8回
子どもの変化とその対応(1)
児童虐待、いじめ
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第9回
子どもの変化とその対応(2)
いじめ、生徒への懲戒と体罰
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第10回
子どもの変化とその対応(3)
多様な子どもたちの教育を受ける権利の保障
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第11回
子どもの変化とその対応(4)
授業内レポート
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第12回
日本の学校経営
国際的な動向と諸外国の教育事情
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第13回
学校と地域の連携
コミュニティ・スクール
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第14回
学校安全の取り組み
学校保健安全法と安全配慮義務
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
第15回
学校活動と教育法規
授業内レポート
教科書および授業資料を参照し、準備学習2時間と復習2時間を行う。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: --% C: --% D: --%
成績評価法
計4回の授業内レポート(90%)、授業態度(10%)。
教科書にかかわる情報
教科書
書名
新・教育制度論(第2版):教育制度を考える15の論点
ISBN
9784623095414
著者名
高妻紳二郎
出版社
ミネルヴァ書房
出版年
2023
備考
教科書に加えて、関連資料の情報を共有する(Moodle上での共有)。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
講義資料等はすべてMoodleにアップします。また課題の提出もMoodleを通して行いますので、講義にはノートパソコン等を持参するようにしてください。
キーワード
学校、教師、教育制度、教育法
持続可能な開発目標(SDGs)
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
satohi@fukuoka-u.ac.jp
オフィスアワー
集中講義のため、質問等あればメールで連絡してください。
ページの先頭へ