タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金3~4 その他 5.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022101002 特別支援実践演習[Seminar on Support for Handicapped Children] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
宮木 秀雄[MIYAKI Hideo]
担当教員[ローマ字表記]
宮木 秀雄 [MIYAKI Hideo]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本科目では、特別支援教育において重要となる幼児児童生徒の行動を支援するための理論と方法を学ぶ。具体的には、行動を個人と環境との相互作用として捉える応用行動分析学を基盤とし、その理念や原理、技法について解説するとともに、行動支援計画を立案する演習を行う。また、自分自身の行動を分析し、変容させる実験も行う。
授業の到達目標
応用行動分析学の理念や原理、技法について理解するとともに、幼児児童生徒の行動問題について、応用行動分析学の枠組みを用いて分析し、支援方法を考えることができる。その際、他者との協議を通して幼児児童生徒への支援を考えるとともに、実験結果等について分かりやすく発表することができる。また、与えられた課題に対して積極的に取り組むとともに、真摯な態度で授業に臨むことができる。
授業計画
【全体】
まず、応用行動分析学の基礎理論について解説する。その上で、子どもの行動問題に関する具体的な事例を挙げ、行動支援計画を立案する演習を行う。また、同時に自分自身の行動を分析し、変容させる実験にも取り組む。(単独)
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 行動の原因 行動の原因ついて、個人と環境との相互作用という視点から検討する。また、具体的な行動で考える重要性についても解説する。 予習:「構成概念」についてインターネットや文献等で調べておく(学修時間の目安:2時間以上)
復習:講義資料を見直し、興味を持った事柄についてインターネットや文献で調べる(学修時間の目安:2時間以上)
第2回 行動の分析 具体的な事例をもとにABC分析を行い、行動の原因について考える。 予習:事前に配付される講義資料に目を通し、疑問点等を整理しておく(学修時間の目安:2時間以上)
復習:講義資料を見直し、興味を持った事柄についてインターネットや文献で調べる(学修時間の目安:2時間以上)
第3回 行動の支援 行動支援計画立案の手順に従い、支援の方法について解説する。 予習:事前に配付される講義資料に目を通し、疑問点等を整理しておく(学修時間の目安:2時間以上)
復習:講義資料を見直し、興味を持った事柄についてインターネットや文献で調べる(学修時間の目安:2時間以上)
第4回 事例検討①(唾吐きの事例) 具体的な事例をもとに行動支援計画を立案するグループワークを行う。 予習:事前に配付される講義資料に目を通し、疑問点等を整理しておく(学修時間の目安:2時間以上)
復習:講義資料を見直し、興味を持った事柄についてインターネットや文献で調べる(学修時間の目安:2時間以上)
第5回 事例検討②(座り込みの事例) 具体的な事例をもとに行動支援計画を立案するグループワークを行う。 予習:事前に配付される講義資料に目を通し、疑問点等を整理しておく(学修時間の目安:2時間以上)
復習:講義資料を見直し、興味を持った事柄についてインターネットや文献で調べる(学修時間の目安:2時間以上)
第6回 行動の記録 行動支援計画を評価するための行動の記録方法について解説する。 予習:事前に配付される講義資料に目を通し、疑問点等を整理しておく(学修時間の目安:2時間以上)
復習:講義資料を見直し、興味を持った事柄についてインターネットや文献で調べる(学修時間の目安:2時間以上)
第7回 事例検討③(給食の拒否の事例) 具体的な事例をもとに行動支援計画を立案するグループワークを行う。 予習:事前に配付される講義資料に目を通し、疑問点等を整理しておく(学修時間の目安:2時間以上)
復習:講義資料を見直し、興味を持った事柄についてインターネットや文献で調べる(学修時間の目安:2時間以上)
第8回 実験の計画 これまでの学修を活かし、自分自身の行動を分析し、変容させる標的行動を選定する。 予習:日常生活を振り返り、自身の行動上の課題について整理しておく(学修時間の目安:2時間以上)
課題:標的行動について行動の記録(ベースライン)を取り、グラフ化する(学修時間の目安:2時間以上)
第9回 事例検討④(離席の事例) 具体的な事例をもとに行動支援計画を立案するグループワークを行う。 予習:事前に配付される講義資料に目を通し、疑問点等を整理しておく(学修時間の目安:2時間以上)
復習:講義資料を見直し、興味を持った事柄についてインターネットや文献で調べる(学修時間の目安:2時間以上)
第10回 学級規模の支援 学級規模の支援、特に通常の学級における全体への支援の考え方について、事例を交えながら解説する。 予習:事前に配付される講義資料に目を通し、疑問点等を整理しておく(学修時間の目安:2時間以上)
復習:講義資料を見直し、興味を持った事柄についてインターネットや文献で調べる(学修時間の目安:2時間以上)
第11回 学校規模ポジティブ行動支援(スクールワイドPBS) ポジティブ行動支援(PBS)を学校全体で組織的に取り組む学校規模ポジティブ行動支援(スクールワイドPBS)について、事例を交えながら解説する。 予習:事前に配付される講義資料に目を通し、疑問点等を整理しておく(学修時間の目安:2時間以上)
復習:講義資料を見直し、興味を持った事柄についてインターネットや文献で調べる(学修時間の目安:2時間以上)
第12回 ポジティブ行動支援(PBS)に基づく授業づくり ポジティブ行動支援(PBS)を授業づくりに活かす方法について、事例を交えながら解説する。 予習:事前に配付される講義資料に目を通し、疑問点等を整理しておく(学修時間の目安:2時間以上)
復習:講義資料を見直し、興味を持った事柄についてインターネットや文献で調べる(学修時間の目安:2時間以上)
第13回 行動実験成果報告会(1回目) 自分自身の行動を分析し、変容させる実験について、成果報告を行う。
予習:実験成果報告会に向けて準備を行う(学修時間の目安:3時間以上)
課題:自身や他者の実験結果が学校現場でどのように活かすことができるか考える(学修時間の目安:1時間以上)
第14回 行動実験成果報告会(2回目) 自分自身の行動を分析し、変容させる実験について、1回目を踏まえて改善し、再度成果報告を行う。 予習:実験成果報告会に向けて準備を行う(学修時間の目安:3時間以上)
課題:自身や他者の実験結果が学校現場でどのように活かすことができるか考える(学修時間の目安:1時間以上)
第15回 まとめ これまでの学修内容を総括するとともに、今後の学びに向けた課題を整理する。 予習:これまでの学修を振り返り、特別支援教育、特に行動面の支援に対する自身の考えを整理しておく(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 40% B: --% C: --% D: 10%
成績評価法
授業内レポート(振り返り)20%、期末レポート 80%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は使用しない。毎回の講義資料は事前に配付する。
参考書にかかわる情報
備考
メッセージ
質問はメールにより随時受け付ける。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
miyaki@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜の午前中を基本とするが、研究室在室時は基本的にいつでも相談可能である。また、事前にメール等でアポイントを取ることが望ましい。

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