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メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。 メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
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「ICT(教育や学習のためのメディア)を利用すれば, わかる授業(学び)が実現できる」…これは, 本当か, ウソか? 多くの皆さんは「ウソ」と答えるでしょうね. 授業は, 先生と児童・生徒との間の教育的なやりとりが基本であり, より分かりやすく, そして効果的に, 時には, より考えてもらうために教材や教具といった「道具」が利用されます. したがって, 道具の利用には「適材適所」という言葉がキーワードになります.
さて, 学習メディアは, ただ単に授業(学び)で利用される「道具」の一つにすぎません. そして, 学習メディアもその利用に関して「適材適所」がある訳です. 社会自体が情報化されつつある今日, 利用できる学習メディアも増えてきています. また, そのような世界のなかで育っている子ともは, 生まれた時からデジタル機器に囲まれ, ごく普通にデジタル機器を利用しているので, デジタルネイティブと呼ばれることもあります. 当然, デジタル機器に囲まれている子どもたちには, 思考・認知の変化があります.
さてさて, このような児童・生徒たちに対して, 皆さんは適材適所に学習メディアが利用できますか? この授業では, 学習メディアや情報技術の基本的な仕組みや特徴を理解しながら, 実際に学習メディアを使えるように演習し, さらに, その学習メディアがどのように授業(学び)で活用されているかを考え, 学習メディアや学習指導用コンテンツを活用した学習指導について演習形式で学んでもらいます.
このような演習を通して学習メディアを活用した授業実践に関する基礎的な力量を有することが目標となります.
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学習活動や学習指導において学習メディアをサポートのパートナーとして活用できるために、学習メディアや情報技術の基本的な仕組みや特徴を理解でき、そして実際に学習メディアを活用できて、なぜその学習メディアが授業(学び)で活用されているのかを考え、学習メディアや学習指導用コンテンツを活用した学習指導について習得できる。
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・授業形態:単独(鷹岡)
・本授業の合言葉は、「習うより慣れろ!?」「三人寄れば文殊の知恵」「知識とスキルはみんなで共有」です。したがって、こちらの希望は、教授者が講義(説明)形式で授業を展開するのがまったくない状況です。それは無理だと思いますが、授業では、受講者に積極的に作業を実施してもらったり、グループにおける作業や討論、個人やグループによる発表の機会を数多く設けたいと思っています。
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第1回
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授業オリエンテーション
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授業のねらいや内容, 授業の特徴, 成績のつけ方等について説明します.
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第2回
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学習メディアで徹底的に遊ぶ①
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ちゃぶ台ルームや小学校学級教室に設置されている学習メディアで遊びます. 各学習メディアの特徴を捉えることがポイントです.
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第3回
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学習メディアで徹底的に遊ぶ②
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Skypeなどのテレビ電話等コミュニケーションに関わる学習メディアで遊びます. これまた, テレビ電話の特徴を捉えたコミュニケーションの在り方がポイントです.
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第4回
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学習メディアを活用した授業を参観する
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小学校等にご協力頂き, 学習メディアを活用した授業を参観して, 授業利用イメージをつける.
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第5回
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書画カメラの特徴をつかむ
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書画カメラの機能を理解して, 基礎的な活用スキルを習得する.
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第6回
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書画カメラの授業利用を考える
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担当となった書画カメラの授業活用場面における利用方法を体験し, その活用場面の利点について考えてまとめる.
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第7回
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書画カメラの担当授業活用場面を発表する
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担当となった書画カメラの授業活用場面を発表し, 利用方法に関する意見交換を行い, その場面や利点を共有する.
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第8回
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電子黒板の特徴をつかむ
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電子黒板の機能を理解して, 基礎的な活用スキルを習得する.
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第9回
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電子黒板の授業利用を考える
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担当となった電子黒板の授業活用場面における利用方法を体験し, その活用場面の利点について考えてまとめる.
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第10回
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電子黒板の担当授業活用場面を発表する
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担当となった電子黒板の授業活用場面を発表し, 利用方法に関する意見交換を行い, その場面や利点を共有する.
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第11回
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デジタルネイティブの子どもたちの特徴をつかむ
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デジタルネイティブである現代の子ども達の思考や認知の特徴をつかみ, その変化について理解する.
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第12回
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デジタルコンテンツにふれる
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ネットワークを活用したデジタルコンテンツにふれ, コンテンツの授業活用について検討する.
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第13回
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学習メディア活用授業の実態をふれる
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ゲストティーチャ(小学校教員等)から学習メディア活用授業の実態を聞き, 利点や問題点等について議論し認識を高める.
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第14回
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学習メディア教材をつくる
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小学校の学年・教科・学習内容を想定し, 児童の興味・関心に応じた簡単な学習メディア教材に挑戦する.
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第15回
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学習メディア教材を利用した模擬授業を実践する
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第14週で作成した学習メディア教材を利用した模擬授業を実践し, 授業内容及び学習メディア教材の利用有効性について検討する.
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※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注 ・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。 ・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。 【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
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A: 15% B: 15% C: 30% D: 10%
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・授業内レポートや課題、授業態度・授業への参加度、発表、通常授業の作業状況等を総合的に評価します。授業内レポート(授業作業点) 60%, 授業外レポート(レポート点) 30%, 発表点 5%, 加点対象 5%. ・なお、欠格事項として、授業は4コマ分までは欠席可にしますが、5回以上欠席した者は単位を認定しません。
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備考
本授業で教科書を利用する場合には, 授業内で指示します.
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備考
本授業に関連する参考書に関しては, 授業時間内や授業Webで, 適時, 紹介します.
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皆さんには, 積極的に授業に参加して頂けること期待しています. 皆さんが主体的に作業し, 頭を働かし, 行動(発表含む)できるような授業を目指します.
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わかる授業の実現, ICT活用指導力, 学習メディア, 道具, 適材適所, 教育の情報化, 情報教育, 校務の情報化, 教育情報のマネジメント, 知的財産, デジタルネイティブ
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(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。 |
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教材・指導法開発演習, 教育方法学, 授業におけるICT活用, ICT活用の理論と実践
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鷹岡亮 メールアドレス: ryo[アットマーク]yamaguchi-u.ac.jp 研究室電話番号: [内線] 5460 *注意:[アットマーク]は, 記号表記半角(@)に変更して下さい。
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※質問等に関しては, 基本的に上記のメールで最初に対応します。遠慮なくどうぞ。
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