開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
水3~4
演習
2.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1022101107
教育史演習Ⅱ[Seminar on History of Education II]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
望月 ユリオ
ー
担当教員[ローマ字表記]
望月 ユリオ
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
本授業は、現代の教育課題や教育事象を理解するために必要な、教育の歴史・思想に関わる基礎的知識・概念の習得と考察の視点を獲得することを目的とする。
そのために、主に西洋および日本を事例に、原始から近・現代における教育の歴史的展開を概観しつつ、その過程で社会、国家、家族、学校、子どもなどとの関わりの中であらわれた教育思想や理念について検討する。
授業の到達目標
教育史の基礎的研究方法を身につける.
教育問題を歴史的に考察することができる.
授業計画
【全体】
現代の教育課題を踏まえつつ、西洋・日本における教育の歴史的展開、教育思想や理念を、各時代やテーマに沿って概説する。
*授業形態:単独
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
原始時代における人間形成
「学校」が存在しない時代に、人間によっていかなる人間形成が行われていたのかについて概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第2回
古代における教育と学校の誕生
古代国家において学校が誕生した背景とその特質について、原始時代との比較を踏まえ概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第3回
近代における教育関心の高まりと一般教育の探求
17世紀西洋において形成された教育理念や思想について、コメニウスを事例に概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第4回
"子どもの学びにおける経験の子ども観の歴史的変遷―ルソーを中心に― 意味"
前週までの内容を踏まえ、17世紀西洋において形成された教育理念や思想について、ロックを事例に概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第5回
子ども観の歴史的変遷―ルソーを中心に―
前週までの内容を踏まえ、18世紀西洋において形成された教育理念や思想について、ルソーを事例に概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第6回
近代教授法の模索
近代学校普及の過程で開発された教授法の内容や目的について、ペスタロッチを事例に概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第7回
教師の役割と教育学の成立―ヘルバルトとヘルバルト主義―
前週までの内容を踏まえ、教授理論の体系化を試みたヘルバルトおよびヘルバルト主義の教育思想を概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第8回
児童中心主義と教育改革
近代学校教育の問い直しとして開始された新教育運動の目的や思想、運動の特質について概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第9回
近世における学び(1)―庶民の学習文化・子育て文化―
近代学校普及以前の近世日本における庶民の学習文化や、その社会的背景について概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第10回
近世における学び(2)―武士のための教育機関―
近世日本における武士教育の目的や学習機関の特質、およびその歴史的展開について概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第11回
近代公教育の理念と思想
特に西洋で形成された近代公教育の思想や理念について、複数の思想家を事例に概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第12回
日本における近代公教育制度の成立と学校の普及
日本のおける近代公教育制度の受容と展開、およびそれに伴う子どもの生活の変化について概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第13回
近代教育の問い直し―大正新教育運動の展開―
大正新教育運動の目的や実践の実態、運動の特質について、西洋の新教育との関わりを踏まえ概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第14回
昭和戦前期の教育と戦後教育改革
昭和期および戦後の教育制度、教育目的について、その変遷を概説する。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第15回
総括―現代的教育課題の歴史的考察
14回目までの内容を通じて、西洋・日本における教育の歴史的変遷にみられる特質や性格を踏まえ、現代の教育課題について考える。
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
第16回
学期末試験
試験
授業計画に沿って予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間、具体的な内容は授業で指示する)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 20% C: --% D: --%
成績評価法
"宿題・授業外小レポート(40%)、学期末試験(60%)により評価を行う。
これらを通じて、授業内で扱う教育に関する基礎的概念や知識の理解度を確認するとともに、受講者自身の考察の内容を評価する。また、レポートの課題と記述内容の対応、論述形式や論理展開の適切さも評価の対象とする。"
教科書にかかわる情報
教科書
書名
教育の理念と歴史
ISBN
9784863592865
著者名
橋本美保, 遠座知恵編著
出版社
一藝社
出版年
2024
備考
参考書にかかわる情報
参考書
書名
西洋の教育の歴史を知る : 子どもと教師と学校をみつめて
ISBN
9784901903479
著者名
勝山吉章編著 ; 江頭智宏, 中村勝美, 乙須翼著
出版社
あいり出版
出版年
2011
参考書
書名
日本教育史
ISBN
4571105428
著者名
三好信浩編
出版社
福村出版
出版年
1993
備考
その他、毎回の授業内容に関する参考文献は、授業内で適宜紹介する。
メッセージ
受講者の関心や学習状況、授業の進度に応じて、授業内容やスケジュールを変更する場合がある。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
連絡先
ymochizuki@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
未定。第一回目の授業時にアナウンスを行う。
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