タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金11~12 演習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022101216 心理学研究演習Ⅱ 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
恒吉 徹三[TSUNEYOSHI Tetsuzoh]
担当教員[ローマ字表記]
恒吉 徹三 [TSUNEYOSHI Tetsuzoh]
特定科目区分   対象学生 恒吉 徹三 対象年次 3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
臨床心理学的な研究をするうえで重要な事項について学びます。特に、研究において重要な自らの関心領域の研究知見を理解し、問題を見出し、研究目的を設定する過程について学びます。
授業の到達目標
自らの臨床心理学的関心を述べることができ、また、臨床心理学研究演習Ⅰで学んだ臨床心理学的な質的研究法の特徴をふまえて、自らの関心領域の論文を読
んで問題を明確にし、研究上の関心を焦点化します。そのうえで、さらに関心にそって論文を絞り込んで読み、研究領域で達成されていることがらと、未達成なこと
がらを整理し、自らの研究目的を明確にできるようになることを目標とします。(DP1,DP2,DP3,DP4,DP5)
・自らの関心領域の研究について概要を説明できる。
・臨床心理学的関心について論理的に表現できる。
・自らの臨床心理学的関心にそって関連領域の論文を読み、その概要を説明できる。
・積極的に議論に参加できる。
・臨床心理学にふさわしい言葉や内容でプレゼンテーションができる。
授業計画
【全体】
受講生は、毎回プレゼンテーションを行うことで積極的に演習に参加します。発表後には積極的な討論への参加が期待されます。本演習では、自らの関心領域の論文を読んで概要を報告し、さらに、関心領域を絞って論文を読み、課題を整理し、自らの研究目的を明確にします。

授業形態:単独
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 臨床心理学的関心の明確化1 自らの関心についてプレゼンテーションを行う 臨床心理学的関心についてのプレゼンテーション資料を準備する。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第2回 臨床心理学的関心の明確化2 研究上の関心を明確にする 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第3回 臨床心理学的関心の明確化3 研究上のキーワード 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第4回 研究領域の研究成果の検討1 自らの研究が,どの領域のものか位置付けていく 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第5回 研究領域の研究成果の検討2 先行研究を検索し関心のある文献をみつける。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第6回 研究領域の研究成果の検討3 先行研究の中から、関心のある文献を要約する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第7回 研究領域の研究成果の検討4 要約した先行研究を比較検討する。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第8回 研究領域の研究成果の検討5 さらに先行研究を検索し、これまでの研究結果とは異なる点を見出す。 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第9回 研究領域における問題の明確化1 どこまで、何が明かにされているのか記述する 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第10回 研究領域における問題の明確化2 自分自身の研究の該当領域について,文献的に探索する 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第11回 研究領域における問題の明確化3 問題の整理 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第12回 研究目的の設定1 目的を設定する 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第13回 研究目的の設定2 目的を検討する 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第14回 研究目的の設定3 目的について記述する 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
第15回 まとめ 研究の問題と目的を報告する 授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上) (具体的な内容については授業中に伝達する)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 30% C: 10% D: 50%
成績評価法
プレゼンテーション:100%
評価は、毎回のプレゼンテーション内容および授業への関与度(ディスカッションへの参加の程度)により総合的に評価する。
評価に際して欠席回数を考慮します(2回以上の欠席がある場合、「秀」に該当しません)。演習に参加して、積極的に議論することが前提だからです。
教科書にかかわる情報
備考
必要な資料は、修学支援システムの【講義資料】のカテゴリーにある【講義資料】に配置します。各自で事前にダウンロードしてください。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 地球市民を育てる教育 ISBN 4000039601
著者名 箕浦康子著 出版社 岩波書店 出版年 1997
参考書 書名 「主観性を科学化する」質的研究法入門 : TAEを中心に ISBN 9784760826582
著者名 末武康弘 [ほか] 編著 出版社 金子書房 出版年 2016
参考書 書名 質的データの分析 ISBN 9784788515512
著者名 グラハム・R・ギブズ著 ; 砂上史子, 一柳智紀, 一柳梢訳 出版社 新曜社 出版年 2017
参考書 書名 発想法 : 創造性開発のために(改訂版) ISBN 9784121801364
著者名 川喜田二郎著 出版社 中央公論新社 出版年 2017
参考書 書名 文化のなかの子ども ISBN 9784130131063
著者名 箕浦康子著 出版社 東京大学出版会 出版年 1990
備考
総合図書館のリモートアクセスも活用して,資料収集を積極的に実施してください。詳細は演習内で伝えます。
メッセージ
自らの関心を段階的に明確にし、問題と目的を記述できるよう取り組んでください。
キーワード
臨床心理学、質的研究法、
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 貧困をなくそう
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
心理学研究基礎演習,心理学研究演習Ⅰ・Ⅲ
履修条件
ゼミ学生限定です。
連絡先
whiteowl
オフィスアワー
質問等がある時には,メールで連絡をください。

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