タイトル

開講年度 開講学部等
2026 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金7~8 演習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022101303 異文化学習演習[Seminar on Learning Cultures] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
石井 由理
担当教員[ローマ字表記]
石井 由理, 森 朋也 [MORI Tomoya], 石井 由理 [ISHII Yuri]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本講義の目的は、第一に、地球市民の一人として、互いに異なることを認め尊重し合う態度・知識・行動を学ぶことである。第二に、学校現場で「異文化学習」や「国際理解教育」などを教える上で、必要な知識・技能を培うことを目指す。

そのために、講義では、①関連する学術的な文献をサーベイ、②教材研究、③異文化学習や国際理解教育の教授法について焦点を当てていく。

授業形態:オムニバス
授業の到達目標
異文化理解に関する知識や異文化間コミュニケーションの技能を演習を通して実践知として習得することができる。また、世の中に、あるいは身近に存在している異なる文化や他者の存在に気がつくことができ、相互理解を図るための多様なコミュニケーションのあり方を発見することができる。
授業計画
【全体】
授業では、大きく三つのパートに分かれる;①「文化」をめぐる学術的な議論の学習、②教科書研究、③研究レポート作成

①では、まず、「異文化学習」とは何かについて履修者とともに考えていく。つぎに、「文化が異なる/同じである」という認識・言説がどのような社会問題を引き起こしているのか、なぜそのような認識・言説が生まれるのかを理解する。

②では、実際に学校現場で使われている教科書を、これまでに学習した内容からレビューする。

③では、これまでの学習をいかして、研究レポートを作成する。


なお、それぞれの回の項目に書かれている括弧の中身は、国際理解教育の学習領域に該当する。
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 オリエンテーション:「異文化学習」とは何か 授業の進め方・成績評価・留意点について説明します。その後、履修者が学びたい「異文化」のテーマを決定します。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
①授業学んだ語句・概念・理論を理解し、ノートにまとめて、Google formのリアクションペーパーを回答すること。(2時間程度)
②次回までに指定された文献を読んでくること。(2時間程度)
第2回 エスノセントリズム(自文化中心主義) 第2週では、事前に読んできた文献をもとに、自文化優先主義(エスノセントリズム)ついて学習します。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
①授業学んだ語句・概念・理論を理解し、ノートにまとめて、Google formのリアクションペーパーを回答すること。(2時間程度)
②次回までに指定された文献を読んでくること。(2時間程度)
第3回 普遍主義と文化相対主義 第3週では、普遍主義と相対主義を学び、その二項対立を超えて「非自文化中心主義」的な視座から「異文化」をとらえることを学びます。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
①授業学んだ語句・概念・理論を理解し、ノートにまとめて、Google formのリアクションペーパーを回答すること。(2時間程度)
②次回までに指定された文献を読んでくること。(2時間程度)
第4回 文化とカテゴリー 授業では「カテゴリー」にもとづく差別や偏見の問題を学びます。異文化との出会いは、固定化された「カテゴリー」や「境界(バウンダリー)」を再考する機会になることを理解します。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
①授業学んだ語句・概念・理論を理解し、ノートにまとめて、Google formのリアクションペーパーを回答すること。(2時間程度)
②次回までに指定された文献を読んでくること。(2時間程度)
第5回 ステレオタイプとメディア 授業ではメディアを通して作られるステレオタイプについて学びます。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
①授業学んだ語句・概念・理論を理解し、ノートにまとめて、Google formのリアクションペーパーを回答すること。(2時間程度)
②次回までに指定された文献を読んでくること。(2時間程度)
第6回 偏見と差別① 授業では、まず、予習で配布した文献をもとに授業をすすめます。その後、「社会」によって形成される「ステレオタイプ・偏見」が引き起こす問題を取り上げ、その対策を考えていきます。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
①授業学んだ語句・概念・理論を理解し、ノートにまとめて、Google formのリアクションペーパーを回答すること。(2時間程度)
②次回までに指定された文献を読んでくること。(2時間程度)
第7回 偏見と差別② 授業では、まず、予習で配布した文献をもとに授業をすすめます。その後、「社会」によって形成される「ステレオタイプ・偏見」が引き起こす問題を取り上げ、その対策を考えていきます。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
①授業学んだ語句・概念・理論を理解し、ノートにまとめて、Google formのリアクションペーパーを回答すること。(2時間程度)
②次回までに指定された文献を読んでくること。(2時間程度)
第8回 「文化」を記述する① 授業では「文化」をどのように捉え、記述するのか、またその留意点を学びます。特に、文化の氷山モデルを用いて、目に見えない文化に着目します。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
①授業学んだ語句・概念・理論を理解し、ノートにまとめて、Google formのリアクションペーパーを回答すること。(2時間程度)
②次回までに特定の文化について調べて資料を作成しておくこと(2時間程度)
第9回 「文化」を記述する② 学生が調べて来た内容についてディスカッションを行います。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
①授業学んだ語句・概念・理論を理解し、ノートにまとめて、Google formのリアクションペーパーを回答すること。(2時間程度)
②次回までに学習指導要領を読み、異文化理解に関する記述を探し、それを資料でまとめておくこと(2時間程度)
第10回 学習指導要領の研究 まず、教育現場の中で、異文化理解上でどのような問題が存在するかを考える。つぎに、小学校の学習指導要領の中にある異文化理解に関する内容を発見し、それをどのように教えるべきかをグループで議論します。その後、グループで話し合った内容をまとめます。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
①授業学んだ語句・概念・理論を理解し、ノートにまとめて、Google formのリアクションペーパーを回答すること。(2時間程度)
②次回までに指定された教科書の中から異文化理解に関する内容、隠れてカリキュラムを探して資料でまとめておくこと(2時間程度)
第11回 教科書の研究 授業では、まず、教育現場の中で、異文化理解上でどのような問題が存在するかを考える。つぎに、小学校の教科書の中にある異文化を発見し、それをどのように教えるべきかをグループで議論する。その後、グループで話し合った内容を報告すること。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
①授業学んだ語句・概念・理論を理解し、ノートにまとめて、Google formのリアクションペーパーを回答すること。(2時間程度)
②次回までに指定された文献を読んでくること。(2時間程度)
第12回 授業の研究 授業では、既存の指導案と授業計画、教科書を題材に、それらを批判的に検討します。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:5時間程度)
①授業学んだ語句・概念・理論を理解し、ノートにまとめて、Google formのリアクションペーパーを回答すること。(2時間程度)
②次回までに研究レポートの問い・テーマ、関連文献、研究手法、アウトラインを作成してくること(3時間程度)
第13回 研究レポートの準備① 授業では、研究レポートのテーマを発表してもらいます。 【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
①研究レポートの作成。(4時間程度)

第14回 研究レポートの準備② 授業では、研究レポートのテーマを発表してもらいます。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
コメントを踏まえてレポートの修正。(4時間程度)
週末までにレポートを提出
第15回 研究レポートの口頭試問 提出した研究レポートの口頭試問を行います。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
コメントを踏まえてレポートの修正。(4時間程度)
レポートの再提出
第16回 研究レポートの口頭試問 提出した研究レポートの口頭試問を行います。 授業中に指示した次回までの学習(予習・復習)について(カッコ内は時間の目安)
【次回までの予習・復習・課題】(総時間:4時間程度)
コメントを踏まえてレポートの修正。(4時間程度)
レポートの再提出
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 30% B: 40% C: --% D: 30%
成績評価法
成績は、レポート60%、リアクションペーパー30%、授業内のディスカッションの参加・貢献度10%で評価する。
教科書にかかわる情報
備考
授業で配布したレジュメを用いる。参考文献は以下を参考。その他にも授業で関連文献を適宜提示する。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 シミュレーション教材「ひょうたん島問題」 : 多文化共生社会ニッポンの学習課題 ISBN 9784750327211
著者名 藤原孝章著 出版社 明石書店 出版年 2008
参考書 書名 異文化理解 ISBN 4004307406
著者名 青木保著 出版社 岩波書店 出版年 2001
参考書 書名 国際理解教育:多文化共生社会の学校づくり ISBN 9784750313863
著者名 佐藤郡衛 出版社 明石書店 出版年
参考書 書名 異文化間教育とは何か : グローバル人材育成のために ISBN 9784874246733
著者名 西山教行, 細川英雄, 大木充編 出版社 くろしお出版 出版年 2015
参考書 書名 多文化社会で多様性を考えるワークブック ISBN 9784327377458
著者名 有田佳代子, 志賀玲子, 渋谷実希編著 ; 新井久容, 新城直樹, 山本冴里著 出版社 研究社 出版年 2018
備考
その他、授業では、講義内容に関連する論文・文献・資料を提示します。
メッセージ
キーワード
異文化学習、国際理解教育、インターカルチュラルコミュニケーション、グローバリゼーション、文化
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
  • ジェンダー平等を実現しよう
  • 働きがいも経済成長も
  • 人や国の不平等をなくそう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(ジェンダー)ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(不平等)各国内及び各国間の不平等を是正する。
(平和)持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する。
関連科目
異文化学習論、アジアの持続可能な開発、国際理解教育論Ⅰ、国際理解教育Ⅱ、国際理解教育演習、異文化体験実習、英語コミュニケーション、インターカルチュラル・スタディーズⅠ・Ⅱ
履修条件
連絡先
moritomo@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日のお昼11時50分~12時50分

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