タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 火9~10 演習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022102007 国語特論Ⅱ[Seminar on Japanese Linguistics II] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
南部 英彦[NAMBU Hidehiko]
担当教員[ローマ字表記]
南部 英彦 [NAMBU Hidehiko]
特定科目区分   対象学生 南部 英彦 対象年次 4~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
国語の漢文学領域に関わる文献・資料を選択して、これを論理的・批判的に読解する訓練を行う。それにより、中学校・高等学校国語科で必要となる専門的な知識・技能や思考力・判断力・表現力等を、広い視野から養うことを目指す。
授業の到達目標
日本語をめぐる様々な問題について、主体的に深く考察を加えることができる。
授業計画
【全体】
南部が単独で担当する授業。

前期の国語特論Ⅰを承けて行う授業。はじめに、受講者の関心や課題を確認したのち、それに応じた中国の文学・思想・歴史の各分野にわたる具体的な文献・資料(上級レベル)を取り上げ、それらの読解について講じる。併せて、受講者が行う、文献・資料に対する読解の成果に対して、受講者同士による討議を行い、そのうえで教員による個別の指導・助言を行う。

項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 授業の概要 授業の内容・目的の説明を行う。併せて受講者の関心に応じて、漢文研究において必要となる諸事項を説明する。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第2回 漢文訓読の方法 特定の文献を取り上げ、漢文訓読の方法(返り点、送り仮名の付け方)を実例に即して指導する。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第3回 唐詩の鑑賞1 中国唐詩を取り上げ、唐詩の形式上の工夫(対句・押韻・平仄)について説明する。またその形式と内容の対応に留意しながら、鑑賞を行うことの必要性について講じる。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)
(具体的な内容については授業中に指示)
第4回 唐詩の鑑賞2 受講生による唐詩の鑑賞の成果報告に対して、必要な助言を行う。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第5回 六朝志怪小説の読解1 六朝志怪小説を取り上げ、文章に即して小説の構造や特徴を講じる。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第6回 六朝志怪小説の読解2 受講生による六朝志怪小説の読解の成果報告に対して、必要な助言を行う。

予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)
(具体的な内容については授業中に指示)
第7回 唐代伝記小説の読解1 唐代伝奇小説を取り上げ、文章に即して小説の構造や特徴を講じる。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第8回 唐代伝記小説の読解2 受講生による唐代伝奇小説の読解の成果報告に対して、必要な助言を行う。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第9回 儒家文献の読解1 儒家文献(『論語』『孟子』『荀子』など)を取り上げ、文章に即して思想内容の構造や特徴を講じる。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第10回 儒家文献の読解2 受講生による儒家文献の読解の成果報告に対して、必要な助言を行う。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第11回 道家文献の読解1 道家文献(『老子』『荘子』『淮南子』など)を取り上げ、文章に即して思想内容の構造や特徴を講じる。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第12回 道家文献の読解2 受講生による道家文献の読解の成果報告に対して、必要な助言を行う。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第13回 歴史書の読解1 歴史書(司馬遷『史記』など)を取り上げ、文章に即して思想内容の構造や特徴を講じる。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第14回 歴史書の読解2 受講生による道家文献の読解の成果報告に対して、必要な助言を行う。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第15回 授業の総括 これまでの漢文読解の成果について振り返るとともに、受講者に対して今後に向けての指導助言を行う。 受講者自身の課題に応じて予習・復習を行う(学習時間の目安:4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: 30% C: 70% D: --%
成績評価法
授業内レポート70%+授業への参加態度30%
教科書にかかわる情報
備考
適宜、プリント等を配布して授業を行う。 (教科書は使用しない)
参考書にかかわる情報
参考書 書名 角川 新字源 ISBN 9784046219664
著者名 小川環樹・西田太一郎・赤塚忠 出版社 Kadokawa 出版年 2017
参考書 書名 漢文入門 ISBN 4000201018
著者名 小川環樹・西田太一郎 出版社 岩波全書 出版年 1957
参考書 書名 飯田利行・中村璋八 ISBN
著者名 中国思想文学史 出版社 明治書院 出版年 1965
参考書 書名 名言で読み解く 中国の思想家 ISBN 9784623063789
著者名 湯浅邦弘編著 出版社 ミネルヴァ書房 出版年 2012
参考書 書名 はじめて学ぶ中国思想―思想家たちとの対話 ISBN 9784623081066
著者名 渡邉義浩・井川義次・和久希編著 出版社 出版年 2018
備考
メッセージ
受講者は、漢和辞典を一冊用意すること(電子辞書でも可)。
キーワード
主体的な課題設定、綿密な調査、周到な報告
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
国語演習II
履修条件
連絡先
hidehiko@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
金曜12:00~12:30(事前に上記アドレスまでご連絡ください。)

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