タイトル

開講年度 開講学部等
2026 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 金3~4 実験・実習 2.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022102014 漢文学講読[Readings in Classical Chinese Literature] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
南部 英彦[NAMBU Hidehiko]
担当教員[ローマ字表記]
南部 英彦 [NAMBU Hidehiko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
国語の漢文学領域に関わる中国・日本の文献・資料を紹介しながら、一定のテーマのもと、思想・文学・歴史に関する内容を講読形式で概説する。漢文学領域に関わる文献・資料の、論理的・批判的な読み方の実例を示すことを通して、中学校・高等学校国語科で必要となる専門的な知識・技能や思考力・判断力・表現力等を広い視野から養うことを目指す。






授業の到達目標
漢文学領域の文献・資料を解説する授業から知識・理解を得、それにもとづいて、受講者自身の思考・判断を文章として表現できる。
授業計画
【全体】
南部が単独で担当する授業で、漢文学領域(漢文古典)の思想・文学・歴史に関する一般的包括的内容を含む。

中国古代、前漢王朝の武帝期を生きた歴史家である司馬遷が編纂した『史記』を題材として授業を行う。『史記』は紀伝体という歴史書の体裁をもち、帝王の伝記を記した「本紀」と臣下の伝記を記した「列伝」を主体として成る。本授業では、主に、列伝に収められた幾人かの伝記を取り上げ、これを「知己」(人が己の値打ちを知ること)という語をキーワードとして読み解き、司馬遷が是認した人の生き方を押さえる。そのうえで、司馬遷自身の伝記である「太史公自序」をも取り上げて、司馬遷がどのような思いや考えに立って『史記』を編纂するに至ったのかを講じていく。

なお、受講者の状況に応じて、授業内レポートを課することがある。また、取り上げる漢文資料を適宜差し替えることがある。


項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 授業の概要 授業の概要を説明したのち、『列子』『呂氏春秋』をもとに「伯牙絶弦」「知音」の故事と『史記』の「知己」の意味との関わりについて解説する。 講義内容・配付資料をもとに予習・復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第2回 管鮑の交わり 『史記』管仲伝をもとに、春秋時代の士の生き方について解説する。 講義内容・配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第3回 刺客豫譲の倫理意識 『史記』豫譲伝をもとに、春秋時代の豫譲の倫理意識とその生き方について解説する。 講義内容・配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第4回 春秋・戦国時代とは 配付資料をもとに、春秋・戦国時代とはどのような時代かを解説する。 講義内容・配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第5回 荘周の生き方 『史記』荘周伝をもとに、荘周が仕官を拒否した理由を探る。 講義内容・配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第6回 韓非が述べる「遊説の難しさ」① 『史記』韓非伝により、韓非が述べる遊説が困難である理由について考察する。 講義内容・配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第7回 韓非が述べる「遊説の難しさ」② 『韓非子』和氏篇の「和氏之璧」の故事により、韓非が述べる遊説が困難である理由について考察する。 講義内容・配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第8回 悲運の忠臣・屈原の倫理意識と自己表現① 『史記』屈原伝により、忠臣屈原の倫理意識と不遇の人生との関わりを考察する。 講義内容・配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第9回 悲運の忠臣・屈原の倫理意識と自己表現② 『史記』屈原伝が収める「懐沙の賦」により、屈原の不遇の人生の原因を屈原がどう捉えているかを考察する。 講義内容・配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第10回 孔子が述べる「知己」と「知人」 『論語』を材料にして、孔子が述べる「知己」と「知人」について解説する。 講義内容・配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第11回 司馬遷が描く孔子の人生① 『史記』孔子世家の前半部分により、司馬遷が描く孔子の人生の特徴を考察する。 講義内容・配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第12回 司馬遷が描く孔子の人生② 『史記』孔子世家の後半部分により、司馬遷が描く孔子の人生の特徴を考察する。 講義内容・配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第13回 司馬遷にとっての著述の意味①
『史記』伯夷伝により、司馬遷にとっての著述の意味を考察する。 配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第14回 司馬遷にとっての著述の意味② 『史記』太史公自序により、司馬遷の不遇とその著述との関係について考察する。 講義内容・配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
第15回 授業の総括 「知己」の語を通して見た、司馬遷の『史記』著述の意味についてまとめる。 講義内容・配付資料をもとに復習を行う(学修の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 20% D: --%
成績評価法
授業内レポート40%+学期末レポート60%(学期末レポートは授業内最終レポートとして行う場合がある。)
教科書にかかわる情報
備考
授業中に資料(テキスト)を配付して授業を進める(市販のテキストは用いない)。
参考書にかかわる情報
参考書 書名 漢文の語法 ISBN 9784044006341
著者名 西田太一郎 出版社 角川ソフィア文庫 出版年 1956
参考書 書名 漢文の読法 ISBN 9784044007881
著者名 小川環樹・西田太一郎・赤塚忠 出版社 角川書店 出版年 2017
参考書 書名 史記  ISBN 4121000129
著者名 貝塚茂樹 出版社 中公新書 出版年 1971
参考書 書名 史記を語る ISBN 4003313321
著者名 宮崎市定 出版社 岩波文庫 出版年 1964
参考書 書名 古代中国 ISBN 4061594192
著者名 貝塚茂樹・伊藤道治 出版社 講談社学術文庫 出版年 2000
備考
メッセージ
漢文訓読(「返り点」「送り仮名」等)の知識があることが望ましい。
キーワード
中国の思想・文学・歴史
持続可能な開発目標(SDGs)

関連科目
漢文学概論・漢文学演習
履修条件
連絡先
hidehiko@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
金曜12:00~12:30(事前に上記アドレスまで連絡してください。)

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