タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期 集中 実験・実習 10.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022102015 書道Ⅱ[Calligraphy II] 日本語 1
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
鈴木 慶子
担当教員[ローマ字表記]
鈴木 慶子, 中野 伸彦 [NAKANO Nobuhiko], 坂東 智子 [BANDOH Tomoko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 1~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
(1)中学校国語科書写の授業を行うために必要な知識及び技能を獲得する。 主として、楷書と楷書に調和した仮名を題材とする。                                                                                   (2)中学校国語科書写の授業を行うために必要な教材研究法及び評価法を理解して、実際に行うことができる。                                                                (3)上項(1)(2)の基礎となる小学校国語科書写の知識及び技能を点検する。
授業の到達目標
伝統書(仮名)と現代書(漢字仮名交じりの書)を学び、名作の鑑賞をして書の表現力について考察することで、書の意義について「考える」書写指導の基礎的な力量を身につけることができる。
授業計画
【全体】
現行の中学校学習指導要領に準拠して編集されている中学校書写用検定教科書によって、中学校国語科書写の学習内容、並びに具現化されている教材内容を理解する。その上で、指導に必要な実技力を獲得する。さらには、多様な文字表現に関心を持つことができるように、アンテナを広げる。
授業形態:単独
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 ①オリエンテーション                                                                                 ②受講基礎調査Ⅲ            [対面・集中講義(1)] ①シラバスの説明           ②全国学力・学習状況調査に出題された書写関連の過去問を解く。 「書道Ⅰ」で使用したノートを持参し、振り返りを発表できるようにしておく。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示) 「書道Ⅰ」で使用した資材等を持参する
第2回 ③学習指導要領に記載されている指導事項を理解する            [対面・集中講義(1)]      全国学力・学習状況調査の書写関連の過去問は、中学校学習指導要領国語のどれを具現化したものなのかを探る。 中学校国語科書写教科書教材では、どのように扱っているかを考察する。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第3回 ④ 行書の特徴は何か                [対面・集中講義(1)] 楷書や草書と比較して、行書の書体としての特徴を理解する。中学校学習指導要領で位置づけられている「漢字の行書の基礎的な書き方」とは、どの範囲なのかを理解する。 行書の特徴を段階的に説明することができるようにする。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第4回 ⑤行書の特徴A及び特徴Bを理解して、書くことができる。           [対面・集中講義(1)] 同一の漢字で、楷書で書かれた場合と行書で書かれた場合を比較して、どれが特徴Aに当たるのか、どれが特徴Bにあたるのかを指摘することができる。さらに、それを書くことができる。 行書の特徴A及び特徴Bを具現化させて、他の漢字を書くことができる。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第5回 ⑥行書の特徴Caを理解して書くことができる。               [対面・集中講義(2)] 同一の漢字で、楷書で書かれた場合と行書で書かれた場合を比較して、どれが特徴Caに当たるのかを指摘することができる。さらに、それを書くことができる。 行書の特徴Caを具現化させて、他の漢字を書くことができる。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示) 集中講義
第6回 ⑦特徴Cbを理解して書くことができる                      [対面・集中講義(2)] 同一の漢字で、楷書で書かれた場合と行書で書かれた場合を比較して、どれが特徴Cbに当たるのかを指摘することができる。さらに、それを書くことができる。 行書の特徴Cbを具現化させて、他の漢字を書くことができる。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第7回 ⑧行書の特徴Dを理解して書くことができる。                [対面・集中講義(2)] 同一の漢字で、楷書で書かれた場合と行書で書かれた場合を比較して、どれが特徴Dに当たるのかを指摘することができる。さらに、それを書くことができる。 行書の特徴Dを具現化させて、他の漢字を書くことができる。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第8回 ⑨行書の特徴Eを理解して書くことができる。                   [対面・集中講義(2)] 同一の漢字で、楷書で書かれた場合と行書で書かれた場合を比較して、どれが特徴Eにあたるかを指摘することができる。さらに、それを書くことができる。 行書の特徴Eを具現化させて、他の漢字を書くことができる。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第9回 ⑩楷書に調和した仮名と行書に調和した仮名           [対面・集中講義(3)]   両者の違いは何かを理解して書くことができる。 確実に習得できるまで、自己研鑽を行う。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第10回 ⑪行書に調和した仮名を書く(1)           [対面・集中講義(3)] 仮名単体で書く 中学校書写教科書中の漢字仮名交じり教材を書いてみる。授業計画に沿って予習・復習(学修時間の
目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第11回 ⑫行書に調和した仮名を書く(2)                 [対面・集中講義(3)] 仮名連綿を書く 硬筆でも書くことができる
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第12回 ⑬古筆を鑑賞しよう               [対面・集中講義(3)] 規範的な古筆を鑑賞する 絵画と同じように鑑賞して、気に入った古筆について語ろう
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
万年筆を持参する
第13回 ⑭同じ手の古筆を捜そう                [対面・集中講義(4)] 規範的な古筆の特徴を理解して、同手する。 同定した理由を語ろう
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
第14回 ⑮好きな古筆をトレースする、臨書する                   [対面・集中講義(4)] 仮名を読み、形をトレースする。トレースした上で、臨書しよう。 カルタ用紙に、上の句、下の句を分けて書く
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
カルタ用紙は、鈴木が用意する
第15回 ⑯ ポートフォリオを作る         [対面・集中講義(4)] 「書道Ⅱ」で制作した全制作物を編集して、振り返りを行う。 完成させて、期限までに提出する。
授業計画に沿って予習・復習(学修時間の目安4時間以上)(具体的な内容については授業中に指示)
評価資料
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 20% C: 50% D: 10%
成績評価法
実技伸長度(硬筆+毛筆)、学習記録、ポートフォリオで評価します。
実技伸長度(硬筆+毛筆):30%
        学習記録:20%
        ポートフォリオ:50%
教科書にかかわる情報
教科書 書名 文部科学省検定教科書 中学校書写 一・二・三年 ISBN
著者名 宮澤正明 ほか 出版社 光村図書 出版年
教科書 書名 文字を手書きさせる教育 ー「書写」に何ができるのかー ISBN 9784798913094
著者名 鈴木 慶子 出版社 東信堂 出版年
備考
参考書にかかわる情報
参考書 書名 中学校学習指導要領(平成29年告示) 解説 国語編 ISBN 9784491034706
著者名 文部科学省 出版社 東洋館出版 出版年
備考
メッセージ
手書きは、アイディア産出、思考と親密性が高い。タイピングと手書きを適宜使い分けることができる知的発信者になろう。古典科目の基礎技能に通じる翻刻に転移していく力も獲得しよう。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 質の高い教育をみんなに
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
履修条件
小学校免許科目「初等科国語」「教科教育法国語」                                                                                                                           中学校国語免許科目「国語科教育法Ⅰ」「国語科教育法Ⅲ」「書道Ⅰ」
連絡先
keiko-s@nagasaki-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日午前中

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