タイトル

開講年度 開講学部等
2025 教育学部
開講学期 曜日時限 授業形態 AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期集中 集中 講義 4.0
時間割番号 科目名[英文名] 使用言語 単位数
1022102106 地域人文地理学[Human Geography for Studying the Region] 日本語 2
担当教員(責任)[ローマ字表記] メディア授業
藏田 典子
担当教員[ローマ字表記]
藏田 典子, 楮原 京子 [KAGOHARA Kyoko]
特定科目区分   対象学生   対象年次 2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目 カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
授業の目的と概要
本授業の目的は、地域人文地理学の視点を学ぶことで、身近な「地(場所・空間・景観」の「理(ことわり・しくみ)」に対する、知的好奇心を喚起することにある。地理学の基本的な視点・方法を理解し、多様な人文現象を地理学的にとらえる発想力を養い、地域の魅力や課題、そしてグローバル化などへの関心を高めることである。
授業の到達目標
地誌学の基本的な視点・方法を理解し、身の回りの人文現象や自然環境からその地域の地理的特徴を理解し、説明することができる。
授業計画
【全体】
第1回に地域人文地理学(地誌学)の概要を説明する。第2回と第3回では山口やキャンパスの形成について取り上げる。身近な地域の成り立ちを理解する。第4回と5回では、調査法や地域の描き方を学ぶ。第6回~第9回では日本を事例に、第10回~13回は海外を事例にその地形環境から地域の特徴を理解する。第14回では自然災害を扱う。第15回でまとめを実施する。(授業時間内に、キャンパスなどでフィールドワークを実施することもある。)
担当形態:単独
項目 内容 授業時間外学習 備考
第1回 地誌学とは 概要説明と地図の読図 地誌学の概要を理解し、説明できるようにする。
(学修時間の目安:4時間以上)
第2回 山口を歩く 地誌学事始め 山口を例に地誌学への理解を深める 山口の地誌を理解し、説明できるようにする。
(学修時間の目安:4時間以上)
第3回 地図から考える過去・現在 キャンパスの周りには何があるのだろうか 地図からキャンパスの過去と現在を知り、未来を考える キャンパスの過去と現在を理解し、未来の姿を考え、自分で説明できるようにする。
(学修時間の目安:4時間以上)
第4回 調査の方法 調査の方法を理解する 調査の方法を理解し、適切な方法の選択についてまとめる。
(学修時間の目安:4時間以上)
第5回 地域の描き方 地誌へのアプローチ 地域の描き方を理解し、特定の地域を選び、自分なりの視点で地域を描く。
(学修時間の目安:4時間以上)
第6回 地域の個性 京都府宇治市/京都府北部 天橋立 京都市宇治市や京都府北部 天橋立を例に、地域の個性を学ぶ。 都市や地域の個性を理解するための見方についてまとめる。
(学修時間の目安:4時間以上)
第7回 国内の地誌① 青森県津軽平野 津軽平野の地形環境などを学ぶ。太宰治の故郷であり、雪国での暮らしに思いを馳せ 「なぜ、りんご栽培が盛んなのか」など、津軽平野の地形環境をふまえて、その地域の特徴をまとめる。
(学修時間の目安:4時間以上)
第8回 国内の地誌② 愛媛県西伊予市明浜町 西伊予市明浜町の景観要素に着目する 西伊予市名浜町の景観要素をふまえて、その地域の特徴をまとめる。
(学修時間の目安:4時間以上)
第9回 国内の地誌③ 「島」を考える 沖縄県北大東村を取り上げ、「島」について考える。 日本の島を一つ取り上げ、地形環境からその地域の特徴をまとめる。
(学修時間の目安:4時間以上)
第10回 海外の地誌① フランス フランス・ワインの生産地を取り上げ、気候環境や地形条件から地域を理解する。 フランスのワイン生産地に関して、その成立状況を自然環境から説明できるようにする。
(学修時間の目安:4時間以上)
第11回 海外の地誌① オランダ オランダの開拓の歴史を取りあげ、干拓地の土地利用を理解する。 オランダの干拓地の形成と活用に関して歴史的背景もふまえながらまとめる。
(学修時間の目安:4時間以上)
第12回 海外の地誌① シリコンバレー 産業集積の地誌としてシリコンバレーの特徴を理解する。 産業の集積過程に関して、地域の地理的特徴をふまえながらまとめる。
(学修時間の目安:4時間以上)
第13回 アジア・大都市の発展と環境問題 アジアにおける大都市の発展と経済成長、それに付随する環境問題を理解する。 アジアにおける大都市を一つ選択し、その発展とその背景で進む諸問題についてまとめる。
(学修時間の目安:4時間以上)
第14回 自然災害と地誌 人と自然の関わり、自然災害と地誌を取り上げる。 自然災害を例に、地形環境からその地域の特徴を説明できるようにする。
(学修時間の目安:4時間以上)
第15回 まとめ 授業のまとめ 授業で学んだことをレポートにまとめ、表現する。
(学修時間の目安:4時間以上)
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 40% D: --%
成績評価法
授業内のレポートとコメントペーパー、授業外の期末レポートで評価します。
授業内レポートとコメントペーパー40%、授業外の期末レポート60%
教科書にかかわる情報
備考
プリント等を配布します。
参考書にかかわる情報
備考
授業中に紹介します。
メッセージ
キーワード
地誌学
持続可能な開発目標(SDGs)

  • 安全な水とトイレをみんなに
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • Life on land
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
人文地理学,地理学演習,地理学実習,地理学巡検
履修条件
連絡先
メールアドレスはこちらです(nkurata**yp4.yamaguchi-pu.ac.jp)。
連絡する際は、**を@に変えてください。
オフィスアワー
質問等は授業前後、または電子メールで受け付けます。メールの場合は、氏名と学籍番号を記載してください。

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