開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
金5~6
演習
10.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1022102301
物理学演習[Seminar on Physics]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
重松 宏武[SHIGEMATSU Hirotake]
ー
担当教員[ローマ字表記]
重松 宏武 [SHIGEMATSU Hirotake]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
■目的
以下の3項目の達成を目指します。
a. 身近な自然現象、人間生活を支えている科学技術を理解し、きちんと説明できるようになる。
b. 受身の授業ではなく、演習・実習を通じて、学生自ら学びそして人への教え方の習得を行う。
c. 他の人との議論を通じて、多角的な見方や考え方を持てるようになる。
■概要
身近な自然現象や人間生活を支えている科学技術を例にとり、それらの中に物理学がどのように、活きているかを定量的、かつ具体的に学習することにより、より深い理解と応用力を養うことを目的とします。さらに、物理学発展の歴史にも触れながら、小実験・観察(動画も含む)も取り入れ、定量的でも数式に頼らない解説を行い、物理の本質を視覚的・直観的に理解できるように努めます。
授業の到達目標
身近な自然現象や人間生活を支えている科学技術を例にとり、それらの中に物理学がどのように、活きているかを定量的、かつ具体的に学習することにより、より深い理解と応用力を養うことができる。さらに、物理学発展の歴史にも触れながら、小実験・観察(動画も含む)も取り入れ、定量的でも数式に頼らない解説を行い、物理の本質を視覚的・直観的に理解できる。
授業計画
【全体】
毎回、物理学に関する1つの課題を設定し、それに関する講義、小実験、教材研究を行います。さらに、学外の科学施設・工業施設での実習を行ないます。
本授業は学習指導要領に示された「自然に親しみ、理科の見方・考え方を働かせ、見通しをもって観察、実験を行うことなどを通じて、自然の事物・現象について問題を科学的に解決するために必要な資質・能力を育成する」ために実施します。(担当形態:単独)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
物理学とは(ガイダンス)
そもそも物理学とはどのような学問であるかの説明。さらに、次回以降学習する内容を総括し、全体像の解説を行います。
事前配布の資料を軽めに読んで、半期で学習する大まかな内容理解をしてください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第2回
重心・力のトルク
力学の基礎となる重力、質量、力、モーメントに関する解説。
重心・力のトルクに関する予習と復習を行ってください(授業中に指示した学習(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第3回
振動の科学(波動・振動)
振動が回転に変わる動作メカニズムを学習。
波動・振動に関する予習と復習を行ってください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第4回
静電気・電流・電気エネルギーとは
電気はどのようにして作られるのか、そしてどのように変換されて我々の生活の中で利用されているのかを具体的に解説。
静電気・電流・電気エネルギーに関する予習と復習を行ってください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第5回
熱の発生と伝わり方
「熱伝導」、「対流」、「放射」を用いて解説。熱平衡状態、熱力学第一法則、熱力学第二法則。
熱の発生と伝わり方に関する予習と復習を行ってください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第6回
磁石の性質
磁石の性質と謎
磁石の性質に関する予習と復習を行ってください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第7回
光とは何か?
電磁波、LED、光ファイバー
光に関する予習と復習を行ってください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第8回
紫外線・赤外線
紫外線・赤外線の特性と身の回りでの活用。紫外線の健康被害
紫外線・赤外線に関する予習と復習を行ってください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第9回
波の性質からみる音のサイエンス
身の回りにひそんでいる波(音)の法則について解説。
波の性質からみる音のサイエンスに関する予習と復習を行ってください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第10回
超伝導とリニアモーターカー
超伝導。リニアモーターカーの浮上・推進の原理。
超伝導とリニアモーターカーに関する予習と復習を行ってください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第11回
半導体、ゼーベック効果とペルチェ効果
半導体の特性や身の回りの電化製品の中の半導体の役割。ゼーベック効果とペルチェ効果
半導体、ゼーベック効果とペルチェ効果に関する予習と復習を行ってください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第12回
エネルギーと地球環境
エネルギー枯渇問題や地球環境
エネルギーと地球環境に関する予習と復習を行ってください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第13回
放射線
自然放射線と人工放射線
放射線に関する予習と復習を行ってください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第14回
学外研修
外の科学施設・工業施設における実習
(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第15回
課題発表I
自ら設定した課題に関する発表
課題発表の準備を行ってください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
第16回
課題発表II
自ら設定した課題に関する発表
課題発表の準備を行ってください(授業中に指示した学習(学習時間の目安:4時間以上))。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 20% B: 30% C: 40% D: 10%
成績評価法
授業態度・発表(プレゼン)内容、レポートで評価します。まお、発表は授業を通じて感じた課題を自ら設定し、それを解決するために自己学習した内容発表を意味する。
授業態度・発表(プレゼン)内容 60%、レポート 40%
教科書にかかわる情報
備考
教科書は用いません。毎回、資料を配布します。
参考書にかかわる情報
備考
さらに深く学習するために必要な各種の文献なども授業中に紹介します。また、授業内で紹介する話題に関する本は数多く出版されています。自分で探す努力も惜しまないで欲しい。
メッセージ
高校において物理を履修していない学生にも理解できるようなカリキュラムを組んでいます。講義ノート、プリントを中心とし、常日頃から予習・復習を行うよう心掛けてください。
キーワード
物理学演習
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
関連科目
物理学概論I、物理学概論II、物理学実験
履修条件
連絡先
対話を重視したいですので、講義に関する質問は電話やメールでの連絡は原則受け付けません。直接、居室(教育学部A棟324号室)に来てください。(緊急時:shigema@yamaguchi-u.ac.jp)
オフィスアワー
月曜日14時-18時、水曜日9時-12時、その他の平日18-23時。なお、左記以外の時間においても随時受け付けますので声をかけてください
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