開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
金5~6
講義
2.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1022102307
生化学[Biochemistry]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
柴田 勝[SHIBATA Masaru]
ー
担当教員[ローマ字表記]
柴田 勝 [SHIBATA Masaru]
特定科目区分
対象学生
対象年次
2~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
生命活動は分子によって支えられている。この授業では生体を構成する分子が生体の形態と機能を決定し、それらの分子がアミノ酸(タンパク質),DNA(遺伝子)によって制御される仕組みや、それらの諸性質についての構造や機能について学ぶ。
授業の到達目標
科学的概念、理論や専門用語に関して正しい知識・理解を基に、的確に意見や疑問点を発表できるようになる。また、生物の体内での化学反応についての理論を理解し、それに基づいた意見や疑問を表現する技能を修得できるようになる。そして、科学的な知識に基づいて、専門的な内容をわかりやすく発表できる表現力を身につけることができるようになる。
授業計画
【全体】
生命活動の化学的仕組み、それに関わる分子の構造や機能などに関する知識を習得し、DNA・タンパク質を中心とした生命観を理解するため、教科書また授業において配布する科学的デ-タに基づき、15週に渡って歴史的観点を加えながら系統的に講義する。講義は、パワーポイントおよび配布資料、板書などにより行う。一部、ビデオなどの視覚教材を用いる。受講生は、これらの教材を総合して、講義ノートを作成し、復習などに用いること。また、レポート課題などの〆切のあるものは、時間厳守のこと。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
オリエンテーション,生物の構成元素
講義の進め方の説明。細胞から見た生物個体の形成について学ぶ。
復習として、授業内容で出てきた等の構造について調べる(2時間程度)。
第2回
生物の構成要素 I
単糖から多糖までの糖類についてその構造を含めて、性質を学ぶ。
復習として、授業内容で出てきた等の構造について調べる(2時間程度)。
第3回
生物の構成要素 II
脂肪酸と脂質・細胞膜について、分子的な視点から学ぶ。
予習として、配布資料を読む(2時間程度)。復習として、テキスト内に出てくる飽和・不飽和脂肪酸を暗記する(2時間程度)。
第4回
生物の構成要素 III
アミノ酸とタンパク質,核酸について、分子的な視点から学ぶ。
予習として、配布資料を読む(2時間程度)。復習として、アミノ酸20種を暗記する(2時間程度)。
第5回
代謝とその制御 I
酵素とビタミン,補酵素について、その意義や分子反応機構について学ぶ。
予習として、配布資料を読む(2時間程度)。復習として、酵素の基本分類についてまとめる(2時間程度)。
第6回
代謝とその制御 II
代謝制御として最も理解されているTCAサイクルについて、詳細に学ぶ。
予習として、TCAサイクルについての配布資料を読む(3時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第7回
代謝とその制御 III
脂質代謝について、エネルギーの獲得や構造体の形成の視点から学ぶ。
予習として、b-酸化についての配布資料を読む(3時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第8回
代謝とその制御 IV
アミノ酸代謝,核酸代謝の制御に就いて学ぶ。
予習として、カルニチンサイクルについての配布資料を読む(3時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第9回
細菌の分子遺伝学
DNAが遺伝情報を担っている証拠を見出した実験を考察する。
予習として、該当する配布資料を読む(3時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第10回
遺伝情報の発現 I
遺伝子がどのように複製されるか基本的な仕組み、また、校正、修復機構を学ぶ。
予習として、遺伝子の複製・転写・翻訳についての配布資料を読む(3時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第11回
遺伝情報の発現 II
環境変化による遺伝子発現制御について学ぶ。
予習として、遺伝子の発現制御についての配布資料を読む(3時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第12回
遺伝子組み換え
DNAの取り扱い・組換えDNA技術
予習として、DNA組み換え技術の配布資料を読む(3時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第13回
真核生物の染色体
真核生物と原核生物との遺伝子発現機構の違いについて学ぶ。
予習として、DNA組み換え技術の配布資料を読む(3時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第14回
ゲノム生物学
最近の情報生物学を含めたゲノム生物学について学ぶ。
予習として、遺伝子編集の配布資料を読む(3時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第15回
期末試験
筆記試験
できなかった問題を調べて、復習を行う(2時間程度)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 10% D: 10%
成績評価法
*成績評価方法*:
以下を基礎として総合的に評価する。
小テスト 40%
学年末試験(筆記)60%
教科書にかかわる情報
教科書
書名
生物総合資料
ISBN
9784407339215
著者名
長野敬, 牛木辰男 [ほか] 著
出版社
実教出版
出版年
2016
備考
講義の最初で、10冊程度の推薦本を紹介します。
参考書にかかわる情報
備考
講義中にプリント資料を配布します。随時参考図書を紹介しますので、参考にしてください。
講義に用いたパワーポイントの一部を資料として配布します。非常に枚数が多いために、各個人でまとめ、整理するように心がけてください。
メッセージ
講義の一部に動画やweb教材を用います。
キーワード
代謝制御,DNA,タンパク質
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
生物学概論
履修条件
連絡先
E-mail shibata@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日:13:30-14:30
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