開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
月3~4
演習
5.0
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1022102308
生物学演習[Seminar on Biology]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
柴田 勝[SHIBATA Masaru]
ー
担当教員[ローマ字表記]
柴田 勝 [SHIBATA Masaru], 北沢 千里 [KITAZAWA Chisato]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
生物学に関する文献を読み、内容を理解した上で発表し、それについて討論する。また、生物学分野の実験計画やデータ解析についても学習する。また、必要に応じて、実習や関連する施設の見学などを行う。
授業の到達目標
専門用語や文献の重要性を正しく理解し、それらを適切に活用可能な基礎力を身につけることができる使える基礎力を修得することができる。また、文献や実験の内容を客観的・論理的に判断し、議論に積極的に参加できる力を養うことができる。さらに、文献の内容を的確にまとめ、他者に分かりやすく伝える技術を習得することができる。
授業計画
【全体】
提示された文献を読みこなし、レジュメとしてまとめ、輪読形式で発表する。発表に基づき、受講者で討議し、理解を深め、また、課題や問題点を明確になるよう指導する。
また、生物関係のデータベースを利用したデータ解析などの基礎を学ぶことにより生物の多様な機能性について理解を深める。
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
ガイダンス
論文講読の仕方とプレゼンテーションの仕方について。(北沢担当)
予習として、これまで用いた生物学分野の教科書における進化の章全般を読む(2時間程度)。復習として、授業で配布された資料の内容をまとめる(2時間程度)。
第2回
論文紹介1
生物進化に関する論文講読およびプレゼンテーション・討議。(北沢担当)
予習として、配布資料2枚分を読む(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第3回
論文紹介2
生物進化に関する論文講読およびプレゼンテーション・討議。(北沢担当)
予習として、配布資料2枚分を読む(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第4回
論文紹介3
生物進化に関する論文講読およびプレゼンテーション・討議・パワーポイントによるプレゼンテーションの仕方について。(北沢担当)
予習として、配布資料2枚分を読む(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第5回
論文紹介4
生物進化に関する論文講読およびグループプレゼンテーション・討議。(北沢担当)
予習として、配布資料2枚分を読む(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第6回
論文紹介5
生物進化に関する論文講読およびグループプレゼンテーション・討議。(北沢担当)
予習として、配布資料2枚分を読む(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめる(2時間程度)。
第7回
論文紹介6
生物進化に関する論文講読およびグループプレゼンテーション・討議・まとめ。(北沢担当)
予習として、配布資料2枚分を読む(2時間程度)。復習として、授業内容をまとめるまた、進化に関するレポートを作成する(2時間程度)。
第8回
サイエンス情報検索
1:山口大・図書館での文献検索 2:PubMed (NCBI) (学術系web検索) 3:IPDL(日本の特許),USPTO(アメリカの特許)検索方法
(柴田担当)
予習として指定URLを読む(2時間程度)。webでの図書館の検索、pubmedによる文献検索を行う(2時間程度)。
第9回
webを用いた生化学基礎、分子生物学基礎
Society of America Plant Physiology 動画およびweb教材を用いた学習
(柴田担当)
予習として、配布資料を読み込む(2時間程度)。復習として基礎生化学の動画を視聴する(2時間程度)。
第10回
バイオインフォマティクス1
塩基配列の比較(各種Blast, 系統樹)
ホモロジー検索 (Clustal W)
モチーフ抽出・検索
(柴田担当)
予習として、配布資料を読む(2時間程度)。復習として、TogoTVや動画などを用いて、ホモロジー検索などを行う(2時間程度)。
第11回
バイオインフォマティクス2
細胞内局パスウェイ解析 (KEGG)
タンパク質構造解析(CueMol, Chimera) PDBjの利用 在予測 (SOSUI, TMHMM)
(柴田担当)
予習として、配布資料を読む(2時間程度)。復習として、KEGGなどを用いてパスウェイ解析を行う(2時間程度)。
第12回
野外調査
秋の学内植生調査
(柴田担当)
学内の樹木観察および学外の街路樹をまとめる(4時間程度)
第13回
遺伝子実験1
遺伝子の実験操作を学ぶ。ADH酵素のアイソザイムの型を調べるために、ゲノムの抽出、PCRによる増幅、電気泳動による分離、染色による検出を行う。
(柴田担当)
予習として、配布資料を読む(2時間程度)。復習として、PCRについてレポートを作成する(2時間程度)
第14回
遺伝子実験2
前回のデータを用いながら、PCR原理、その広い応用について学ぶ。
(柴田担当)
予習として、配布資料を読む(2時間程度)。復習として、PCRについてレポートを作成する(2時間程度)
第15回
生物学の教材開発
小学校・中学校で使用できる生物関係の教材開発
(柴田担当)
教材に必要な知識や手法などについて調べ、まとめる(4時間程度)。
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: 10% B: 10% C: 10% D: 20%
成績評価法
以下を基礎として総合的に評価する。
授業内でのプレゼン 70%
授業外レポート 20%
授業への参加度 10%
教科書にかかわる情報
備考
論文購読に関しては、初回の授業で紹介する。また、発表者は各自パソコンを持参すること。
第8週目以降の演習では、パソコンを用いることから、持参すること。
講義開始までにネットワークへの接続を確認すること。
資料は、講義開始前に配布予定。
参考書にかかわる情報
備考
北沢担当分:Biology Coloring Workbook (The Princeton review)
柴田担当分:必要に応じてテキスト配付、視聴が必要な動画を指定する。
メッセージ
理科分野の専門科目であり、4年次の卒業研究に向けての基礎的な思考力、表現力や専門分野の基礎技術を身につけてほしいと考えている。毎回の授業は、各自の発表もあるため、責任を持って授業に挑み、積極的に取り組んでほしい。
キーワード
持続可能な開発目標(SDGs)
(水・衛生)すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(気候変動)気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
履修条件
連絡先
E-mail:chisak@yamaguchi-u.ac.jp
shibata@yamaguchi-u.ac.jp
オフィスアワー
水曜日:13:30-14:30
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