開講年度
開講学部等
2025
教育学部
開講学期
曜日時限
授業形態
AL(アクティブ・ラーニング)ポイント
後期
水1~2
講義
1.5
時間割番号
科目名[英文名]
使用言語
単位数
1022102309
地学概論Ⅱ[General Course on Earth Science II]
日本語
2
担当教員(責任)[ローマ字表記]
メディア授業
千々和 一豊
ー
担当教員[ローマ字表記]
千々和 一豊, 北沢 千里 [KITAZAWA Chisato]
特定科目区分
対象学生
対象年次
3~
ディプロマ・ポリシーに関わる項目
カリキュラムマップ(授業科目とDPとの対応関係はこちらから閲覧できます)
メディア授業
×
メディア授業とは,メディアを利用して遠隔方式により実施する授業の授業時数が,総授業時数の半数を超える授業をいいます。
メディア授業により取得した単位は,卒業要件として修得すべき単位のうち60単位を超えないものとされています。
授業の目的と概要
地学分野のうち固体地球・地史領域の基礎的事項を講義する。
授業の到達目標
学校教育における地学分野の学習内容(特に固体地球・地史関係)を理解するとともに、当該分野における基本的概念や知識を修得し、正しい自然観を持つことができる。
固体地球および地球史に関する基礎的知識や概念を理解することができる。
地球の歴史や固体地球のダイナミックな実相から、身近な現象を理解し、説明できる。
大地のつくりと歴史について興味と関心を持つことができる。
地球に関心を持ち、自然現象を科学的に理解しようとする態度を持つことができる。
演習を通して当該分野の理解と教授力を育成し、課題の解決にあたっては適切な文章や図を使って表現できる。
授業計画
【全体】
「対面講義実施のガイドライン」に従い、原則、対面で授業を実施する。実施方法を変更する場合は、修学支援システムにより連絡します。
講義はプロジェクタを用いて行い,適宜利用可能な教材を用いた演習を取り入れる。質問用紙(出席確認兼)を毎回配付する。事前に講義資料を修学支援システムにアップする予定である。(授業形態:単独)
項目
内容
授業時間外学習
備考
第1回
地球の概要
・地球の5圏
・奇跡の惑星の条件
・地球の測地
復習・レポート作成等に約4時間
第2回
地球史の年代区分
・地史の編み方
・自然史観
・相対年代と放射年代
・放射性崩壊現象と年代測定法
復習・レポート作成等に約4時間
第3回
地球の年齢
・隕石について
・隕石の年代測定
・太陽系・地球の創成
復習・レポート作成等に約4時間
第4回
地球史
・地質時代区分
・地球史の概要
・地球生命史、人類史
復習・レポート作成等に約4時間
第5回
大陸と造山運動
・安定地塊(クラトン)と変動帯
・造山帯(変動帯)の特徴
・造山運動の諸説
・大陸移動説
復習・レポート作成等に約4時間
第6回
プレートテクトニクス
・海洋底拡大説
・プレートテクトニクス
・プレート境界と変動
・プルームテクトニクス
復習・レポート作成等に約4時間
第7回
日本列島のつくりと地史
・島弧海溝系の特徴
・付加帯の認定と付加テクトニクス
・日本列島の地帯構造区分
・日本列島の地史概要
秋吉台の成り立ち
復習・レポート作成等に約4時間
第8回
地震
・地震の発生としくみ
・地震波と発震機構
・走時曲線と地下構造
・マグニチュードと震度
復習・レポート作成等に約4時間
第9回
火山と火成活動
・マグマの発生と火山活動
・マグマの組成と火山噴火様式
・マグマの分化と火成岩の多様性
復習・レポート作成等に約4時間
第10回
鉱物
・鉱物とは
・鉱物の分類
・固溶体と多形
・結晶の特徴、結晶系
復習・レポート作成等に約4時間
第11回
造山帯と変成作用
・造山帯と広域変成作用
・変成作用と変成岩
・変成相と変成相系列
復習・レポート作成等に約4時間
第12回
物質循環と堆積作用
・風化・侵食・運搬・沈積・続成の各作用
復習・レポート作成等に約4時間
第13回
堆積物と堆積岩
・堆積粒子の起源
・堆積物の特徴(粒度・円磨度・淘汰度・成熟度)
・堆積岩の区分と特徴
復習・レポート作成等に約4時間
第14回
地層と堆積環境
・層理と堆積構造、整合と不整合
・海進と海退
・堆積環境区分
・遠洋性堆積物の特徴と分布
・堆積環境と層相モデル
復習・レポート作成等に約4時間
第15回
化石
・化石とは
・化石の産状
・化石の意義
・化石帯と対比
復習・レポート作成等に約4時間
第16回
資源と鉱床
・資源と生活
・鉱床とは
・鉱床の成因と分類
・燃料鉱床(石油・石炭)の成因
復習・レポート作成等に約4時間
※AL(アクティブ・ラーニング)欄に関する注
・授業全体で、AL(アクティブ・ラーニング)が占める時間の割合を、それぞれの項目ごとに示しています。
・A〜Dのアルファベットは、以下の学修形態を指しています。
【A:グループワーク】、【B:ディスカッション・ディベート】、【C:フィールドワーク(実験・実習、演習を含む)】、【D:プレゼンテーション】
A: --% B: --% C: 10% D: 5%
成績評価法
宿題・授業外レポート 80%
授業への参加度 20%
教科書にかかわる情報
備考
特に使用せず、毎回講義資料を配信する。
参考書にかかわる情報
参考書
書名
視覚でとらえるフォトサイエンス 地学図録
ISBN
9784410290930
著者名
出版社
数研出版
出版年
2018
備考
メッセージ
キーワード
固体地球、地史、岩石、堆積作用、地層、化石、鉱床
持続可能な開発目標(SDGs)
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
(陸上資源)陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
関連科目
地学実験、地学演習、地学概論Ⅰ
履修条件
連絡先
chijiwa@yamaguchi-u.ac.jp
研究室:教育学部A棟4階(TEL:083-933-5354)
オフィスアワー
問合せ、学習相談等がありましたら、メールでお知らせください。
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